アジア選手権2023で新城幸也3位!オリンピック出場枠を獲得

2023年6月13日、タイ・ラヨーン県で開催された2023アジア選手権ロードレースに新城幸也が出場した。

舞台となるのは首都バンコクの国際空港から車で2時間30分~3時間、南東部にあるビーチリゾート地としても人気のラヨーン県の内陸からスタートし、23kmほどの周回を回り、ラインレースに入ると短い上りが1カ所設けられているが、平坦基調の156kmのレース。

このカテゴリーのスタートとしては異例ともいえる早い時間帯の8時にレースがスタート。雨雲が立ち込め天気が心配されたが、強風が雨雲を山沿いに運び雨は回避できた。しかし、湿度の高い重たい空気と、吹き付ける強い風が選手たちの敵となる。

アジア選手権2023 新城幸也

常に集団前方でレースを動かしていた新城 Photo:Miwa IIJIMA

 

レースは序盤から激しいアタック合戦の応酬で新城を含む3人の逃げが決まりかけたが長続きせず、また新たな逃げができては吸収されるという展開のまま山場に入っていく。ここで新城は不運な落車で左シフトレバーが折れてしまうというアクシデントに見舞われるが、怪我はなくマシンを応急処置して走り出す。

そこで人数が絞られた集団に復帰した新城とバーレーン・ヴィクトリアスのチームメイトでもある、アフメッド・マダン(バーレーン)がうまく同調し残り50kmを切ったところから2人で逃げが始まる。しかし、新城を警戒している有力国の追走により、残り15kmで少人数の集団に吸収されたところで、カザフスタンがカウンターアタック。

ここまで逃げてきて、もはやここまでかと思われたが、新城だけがこのカザフスタンのアタックに反応し、カザフスタンの選手2人と新城の3人での逃げが形成される。

2対1と不利な展開になってしまった新城は、ここまで脚を使ってきたこともあり、残り5kmでのグレブ・ブレセンカキーのアタックには反応できず、そのまま逃げ切り優勝を許すこととなった。

そして、チームメイトの攻撃により新城の後ろで足を貯めていたもう一人のカザフスタン選手、現カザフスタンチャンピオンのエフゲニー・ギディッチが残り1kmを切ったところで新城を突き放しにかかり2位。力を尽くした新城は3位でレースを終えた。

しかし、最大の目標としていたオリンピックの国の出場枠は上位2カ国に与えられるため、1位、2位が同国だったため3位の日本にも与えられ、1枠確保することに成功した。

アジア選手権2023 新城幸也

フィニッシュラインではさすがにこの表情 Photo:Miwa IIJIMA

アジア選手権2023 新城幸也

3位の表彰台での新城 Photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:
「今日は3位で精一杯だった。アジア選手権らしく、序盤からアタック合戦が激しかった。日本チームは後手に回ることなく、常に先頭に送りこんでレースをうまく進めた。

消耗戦になり、残り50kmでチームメイトのマダン(バーレーン)と抜け出したのをきっかけに、集団に戻ることなく先頭を走り続けたが、カザフスタンの意気込みは全てのチームを蹴散らすワールドチームの走りだった。残り15kmでカザフスタンの選手と2対1なった時は、その前から脚を使っていたので太刀打ち出来なかった。

勝てなかったのは、とても残念だし悔しい。しかし、目標としていたオリンピック枠を1席確保できたのは良かった。そのためにタイまで来たのだから。 久しくアジア選手権を日本チームとして勝ててないので、またリベンジしなくてはならないね!」

 

【レースの模様はこちら】

 

2023アジア選手権ロードレース 男子エリート結果
1位 BRUSSENSKIY, Gleb(カザフスタン)3:23:13
2位 GIDICH, Yevgeniy(カザフスタン)+00:07
3位 新城幸也(日本)+00:13
4位 小石祐馬(日本)+01:11
14位 山本大喜(日本)+01:19
24位 岡 篤志(日本)+01:53
29位 留目夕陽(日本)+02:06

 

アジア自転車競技選手権大会 ロード(エリート・ジュニア)
開催日:2023/06/07 〜 2023/06/13
開催地:タイ王国・ラヨーン
日本自転車競技連盟(JCF)第42回アジア選手権ロードレース派遣選手団