ミランを無事山頂フィニッシュまで運んだ新城 ジロ・デ・イタリア2023 第16ステージ

ジロ・デ・イタリア2023 第16ステージは、最終週の始まりを告げる難易度5星のステージ。ガルダ湖のほとりに沿って約60kmの平坦平坦区間を走り、いきなりの1級山岳から続けざまに3級、2級、2級そして最後は1級山岳モンテ・ボンドーネ峠の山頂フィニッシュという203km。

スタートから晴れて気温も上がり、久しぶりにレインウエアを着用しなくてよい一日になるかと思いきや、フィニッシュ地点の山頂は雷雨に見舞われ、雨のフィニッシュとなった。

そんななか新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)は3週目の山場にして、体がグランツール仕様になって上がり調子で、最後の2級山岳までメイングループでこなしていく。最後は体力を温存するため、スプリントジャージのジョナタン・ミラン(イタリア)をサポートしつつ、102位でフィニッシュしている。

ジロ・デ・イタリア2023 第16ステージ 新城幸也

マリア・チクラミーノのミランを無事山頂フィニッシュまで運んだ新城 Photo:Miwa IIJIMA

ジロ・デ・イタリア2023 第16ステージ 新城幸也

2つ目の2級山岳を上る新城 Photo:Sprint Cycling

 

176人の選手がスタートしたジロ・デ・イタリアだが、現時点で出走するのは128人となり、グランツール史上最難易度といわれいてたコースに加え、連日の悪天候や新型コロナウイルスの影響など、予想を上回る過酷なツアーとなってしまった。

バーレーン・ヴィクトリアスはチーム総合1位を守り、エースのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)は今日の山岳ステージで総合4位にジャンプアップし、表彰台まであと一歩に近づき、ジョナタン・ミランはマリア・チクラミーノを守っている。

 

新城幸也のコメント:
「6時間38分。今日走った時間。獲得標高5000m超えの5500m… 予告どおりのきついステージだったね。しかも良い天気でスタートしたのに、フィニッシュではまたしても雨に降られた(苦笑)もう、今回のジロは晴れは諦めましょうねぇ〜と言われているみたいだ。

総合勢にとっては、今日からジロが始まったと言ってもおかしくないよね。
自分は休息日でしっかりと休めたおかげで、調子良く走る事ができ、疲労も最低限におさえられたと思う。

明日はスプリントステージ!僕にとっては、山岳ステージよりもハードかもしれない(笑)」

 

ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)

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