野中秀樹が前回のリベンジ達成! シクロクロス最速店長インタビュー

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第2回アミノバイタルⓇシクロクロス最速店長&社長選手権において、独走での優勝を飾ったコーダーブルームショップ稲城の野中秀樹店長。前回大会では2位。”今回こそは”の想いをもって臨み、そして勝利を挙げた。このレースを勝ち取るまでを、新たな最速店長に訊いた。

前回は1秒差の2位になって、かなり悔しい思いをしました。あの大会が盛り上がったためか、それ以来「次のレースでは勝ってよ」と多くの方々からお声がけをいただき、それは今日に至るまでずっと続きました。だから本当に勝ちたいという思いで会場に入ったんです。

プレッシャーもありましたが、やっぱり稲城クロスの会場が和気あいあいとしていて楽しい雰囲気なので、ナーバスになることはなかったですね。会場に来れば楽しい気持ちでスタートできると思っていました。そこはもう稲城クロスの雰囲気に助けられましたね。

2022年の7月にコーダーブルーム稲城店がオープンして、この地に転勤してきました。ここは言わずと知れた尾根幹や多摩サイの交差点という、サイクリストにとって重要なエリアです。ショップの常連さんや、新しくお店に来てくれたお客様も今日応援に来てくれました。

うちの店でシクロクロスを始められた方もいますし、今日もレースを走られた方もいます。稲城店に来てからというもの、最速店長選手権にますます負けられなくなりましたね(笑) この半年間、負けたくないという思いで練習を続けてきましたが、まさか稲城が職場になるとは想いませんでしたから。

ロードの最速店長選手権(4月に開催)ではスプリントをしたらまさかの2位に入れてしまったという感情が大きかったのですが、一方で「また2位!」という気持ちになったのも事実です。とはいえロードは元々狙っていなかったんだからと気を取り直しました。今はむしろ、次回のロードでも勝ちたいという気持ちが湧いてきています。

シクロクロスの最速店長選手権もどんどん強い店長が出場するようになってきました。特に今日は、丸山さん(ROND BICYCLE店長、写真左)が出場したことは、私としても特別なことです。シクロクロスシーンのレジェンドであり、すごく強い現役選手ですから。丸山さんを筆頭に、YOUCANの高野店長も序盤から先行する走りをされてヒヤリとする場面がありました。日曜日にお店を休んで参戦するのは都合をつけづらいとは思いますが、もっともっと多くの店長に出場いただいて、和気あいあいとしながらも真剣なレースができるといいですね。そこでタイトルを防衛できれば本物になれると思うので、来年も頑張りたいと思います。

一昨年はMTBも積極的に走りましたが、今年はロードとシクロクロスに専念しています。今シーズンの目標はこの最速店長選手権とシクロクロス東京。実はお台場は自分の実家の近くで、シクロクロスを始めた頃から出場している思い出のレースなんです。東京2日目のレースは国内でもトップ選手しか出られないと聞いているので、その出場を目指しています。「もうひとつの地元レース」という感じですね(笑)

今日はネスト(NESTO)のクラウスプロ(CLAUS PRO)というバイクで走りました。ネストブランドのシクロクロスモデルの中のカーボンバイクになります。フレームセットのみでの販売ですが、おそらく国内で展開のあるカーボン製シクロクロスバイクでは一番お求めやすい、コストパフォーマンスに優れるバイクです。本気でシクロクロスに挑戦するには2台体制が必要になりますが、そういう部分でもお勧めできるバイクです。

シクロクロス最速店長の店「コーダーブルームショップ稲城店」

住所:東京都稲城市矢野口387-1 矢野口ステーションサイドビル1F
TEL:042-401-5172
営業時間:平日 12:00〜19:00、土日祝 11:00〜18:00
水曜休(年末年始、特定日休)
http://cycleshophodaka.hatenablog.jp/

「南多摩尾根幹線道路、通称『尾根幹』と多摩川サイクリングロードの交差する、サイクリストにとってアクセスのよい場所にショップはあります。コーダーブルームショップと銘打っていますが、マヴィックのような他ブランドの製品も幅広く扱っていますので、コーダーブルーム(KhodaaBloom)やネストのバイクに乗っていない方にも足を運んでいただければと思います。あと実は、キレイな更衣室やトイレを用意しております。近隣のコンビニなどで着替えられる方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひサイクリングの前後、あるいは中継地点としてコーダーブルームショップ稲城店もご利用ください。」(野中店長)