ブルターニュ・クラシック・ウエストフランス2021はコスヌフロワが初優勝

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UCIワールドツアーのブルターニュ・クラシック・ウエストフランス2021が、8月29日にフランス北西部ブルターニュ地方のプルエで開催され、地元フランスのブノワ・コスヌフロワ(AG2R・シトロエンチーム)が、世界チャンピオンのジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ/フランス)を一騎打ちのゴールスプリントで打ち負かし、初優勝した。
 

ブルターニュ・クラシック・ウエストフランス2021

コスヌフロワが世界チャンピオンのアラフィリップをスプリントで打ち負かした(©Bettiniphoto)

25歳のコスヌフロワがUCIワールドツアーのレースで勝ったのは初めてだった。3位にはアラフィリップをゴールまでアシストし続けた、デンマークのミゲル・ホノレ(ドゥクーニンク・クイックステップ)が入った。

第85回大会は24チームの163選手が出走した。70km地点でアレッサンドロ・デマルキ(イスラエル・スタートアップネーション)、アレクシー・グジャール(AG2R・シトロエンチーム)、セバスティアン・グリニャール(ロット・スーダル)がアタックし、この日の逃げになった。4人はゴールまで残り100kmで6分差を付けたが、集団はドゥクーニンク・クイックステップがコントロールしていた。

ゴールまで残り60kmで、集団から世界チャンピオンのアラフィリップがアタックし、ホノレ、コスヌフロワ、タデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ)が付いて行った。ポガチャルは優勝候補の1人だったが、48km地点で遅れてしまい、追走は3人になった。

アラフィリップ、ホノレ、コスヌフロワは残り33kmで最後まで逃げていたデマルキに追いつき、先頭に立った。残り23kmでコスヌフロワがアタックし、デマルキは遅れてしまった。残り13.9kmで最終周回に入った時、集団は1分近く遅れていた。

アラフィリップとコスヌフロワはアタックをかけ続けたが、どちらも相手を出し抜く事はできなかった。最後はゴールスプリント勝負になり、コスヌフロワの力強いスパートに敵わないと悟ったアラフィリップが諦めてしまった。
 

ブルターニュ・クラシック・ウエストフランス2021

左から2位のアラフィリップ、優勝したコスヌフロワ、3位のホノレ(©Bettiniphoto)


第85回ブルターニュ・クラシック・ウエストフランス 結果

[8月29日/UCIワールドツアー/フランス/251km]
1. COSNEFROY Benoit (AG2R CITROEN TEAM / FRA) 05:59:56
2. ALAPHILIPPE Julian (DECEUNINCK – QUICK-STEP / FRA)
3. HONORÉ Mikkel (DECEUNINCK – QUICK-STEP / DEN) +0:03
4. HAYTER Ethan (INEOS GRENADIERS / GBR) +00:13
5. SWIFT Connor (TEAM ARKEA – SAMSIC / GBR) +00:13
6. BONNAMOUR Franck (B&B HOTELS P/B KTM / FRA) +00:13
7. STUYVEN Jasper (TREK – SEGAFREDO / BEL) +00:13
8. MADOUAS Valentin (GROUPAMA – FDJ / FRA) +00:13
9. PACHER Quentin (B&B HOTELS P/B KTM / FRA) +00:16
10. NIZZOLO Giacomo (TEAM QHUBEKA NEXTHASH / ITA) +00:17
DNF. NAKANE Hideto (EF EDUCATION – NIPPO / JPN)

ブルターニュ・クラシック・ウエストフランス公式サイト