新城は落車に巻き込まれたエースをアシスト ジロ・デ・イタリア2020第4ステージ

第103回ジロ・デ・イタリア第4ステージは、中盤に3級山岳のみの140kmのショートコースだが、中盤の山岳には霧が立ち込め、路面が滑り落車が起きるナーバスなレースとなった。バーレーン・マクラーレンの新城幸也はトップと同タイムの集団の中、71位でフィニッシュしている。

新城ジロ第4ステージ

笑顔のピースサインでスタートしていく新城

新城ジロ第4ステージ

ふぅー、と安堵の表情で集団ゴールする新城

新城幸也のコメント:
「イタリア本土とシチリア島は4kmしか離れてないないんですね! レース後にフェリーでバスごと渡ってきました。

朝、ホテル出発の際にはバスが壊れてしまい、急遽(きゅうきょ)、ホテルから車を借りてスタート地点に行けたんだけど、ゴールには修理して間に合って、チームバスで生活ができる喜びを改めて感じた(笑)。

シチリア島での最後のステージは、集団スプリントになったけど、疲労感は昨日のエトナ火山クライムステージと同じぐらい。序盤こそゆっくりだったが、上りの手前でエースのペリョ・ビルバオが落車に巻き込まれてしまい、お尻を強打してしまった。今日のステージは無事に走り終えたが、明日からのパフォーマンスに影響がないと良いのだけど……。

レースは穏やかなスプリントステージと思いきや、ボーラ・ハンスグローエがサガンのためにツール・ド・フランスと同じような戦法でスプリンターを上りでふるいにかけた。自分は遅れはしなかったが、下りで濡れた路面で中切れにあい、後ろから来た集団復帰を目指す特急便で残り25kmだったかな? でメイン集団に復帰した。

それからはペリョのためにゴールに向けて、危険回避の位置取りをして無事にゴールした。残り3kmで集団の前に犬が出てきたときは、かなり焦ったけど(苦笑)。

明日からはイタリア本土決戦! で、いきなり4000m獲得標高に225kmのロングステージ。ジロは容赦ないねっ……。引き続き、頑張ります」。

 

第5ステージは、今年のジロ最初のイタリア本島でのステージ。2回の3級山岳ののち、フィニッシュは1級山岳という過酷な225kmのコースだ。

 

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ジロ・デ・イタリア公式サイト