新城幸也はブルターニュ・クラシック30位でUCIポイント獲得

新城幸也(バーレーン・マクラーレン)は、2020年8月25日にフランス・ブルターニュ地方のプルエーで行われた『Bretagne Classic – Ouest-France (ブルターニュ・クラシック1.UWT)』に出場した。

今大会はグランプリ・ウエストフランス・プルエーとして84年の歴史あるフランス伝統の1dayレースだが、今年はコースレイアウトが大きく変更となり、何度か出場経験のある新城にとっても未知のレースとなった。急こう配の丘が連続する起伏に富んだ247km、総獲得標高は3500mに及ぶハードなコースに加え、激しい雨と予想外の低い気温で選手たちにとっては消耗戦となった。

チームはイバン・ガルシア・コルティナ(スペイン)が10位に入り、最後までメイン集団の中で粘りを見せた新城はトップから5秒遅れの30位で無事にレースを終えた。

新城はUCIポイントを16点獲得し、東京オリンピック代表選考ポイントは、係数6のワールドツアーということで96ポイント加算した。

 

新城幸也

先頭6人でのゴールスプリント、この後続メイン集団の中に新城が含まれている Photo:Cor Vos

新城幸也

マスク着用でチームプレゼンテーションに登場するバーレーン・マクラーレン Photo:Cor Vos

 

新城幸也のコメント:
『天気予報は晴れで、雨は降らない予報だったが、ブルターニュ地方らしい変わりやすい天気で、スタート15分ほど前に急に雨が振りだした。これは通り雨だろうと、タイヤの空気圧も晴れ仕様でスタートラインに並んだのが、間違いだった。

スタートし100km近く走ったのに一向に雨が止まず、その時にはもう何度タイヤが滑っていて、転ばなかったことが信じられないくらいだった。晴れ仕様の空気圧で雨のブルターニュの路面は無理があったかと。下りのコーナーでいちいち、ポジションを下げてしまって、無駄に脚を使ってしまっていた。

脚の調子は最高ではないものの悪いなりには最終局面まで残る事ができたが、それは集団に残れるだけの脚であって、勝負に絡める勝てる脚ではなかった。一緒に最後までメイン集団に残ったコルティナは10位だった。自分もそれぐらいの調子にならないとね! 明日からポアトゥー頑張ってきます。』

 

新城は8月27日~30日までフランスの自宅からほど近い、トレーニングコースでもあるポワトゥー・シャラント地域で開催される4日間のステージレース『Tour Poitou-Charentes(UCI2-1)ツアー・ポワトゥー・シャラント』に出場する。

レース公式サイトhttps://www.tour-poitou-charentes.com/