ジロ・デ・イタリア2020はシチリア島で開幕

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で延期し、10月3日から25日の日程で開催される第103回ジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)は、シチリア島で開幕することが正式に発表された。初日はシチリア島西部のモンレアーレからパレルモまでの16kmで個人タイムトライアルが競われる。

ジロ・デ・イタリア2020

今年2月のイベントでバラ色にライトアップされたアグリジェントのヘラクレス神殿

今年のジロ・デ・イタリアは当初、ハンガリーが開幕地になる予定だったが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大で延期になった。その代替地に選ばれたのがシチリア島だった。元々今年の日程では、ハンガリーで3ステージを行った後、イタリア国内のコースはシチリア島で始まる予定だった。

シチリア島がジロの開幕地に選ばれたのは9回目だ。10月3日(土)に個人タイムトライアルを競った後、4日(日)は西部のアルカモからアグリジェントまでの150kmで第2ステージが行われ、その翌日にはエトナ山頂上ゴールの第3ステージが設定された。元々の日程では、今年最初の頂上ゴールは第5ステージになる予定だったが、新日程では2日早まった事になる。

10月6日はシチリア島で最後のステージとなる第4ステージが、カターニアからビッラフランカ・ティッレーナまでの138kmで競われ、スプリンターの区間になる。シチリア島からイタリア本土へと移動した第5ステージ以降の行程は今回発表されなかった。

ジロ・デ・イタリア2020

(MAP : RCS Sport)

第103回ジロ・デ・イタリア 開幕ステージ
10月3日(土) 第1ステージ モンレアーレ〜パレルモ 16km(個人TT)
10月4日(日) 第2ステージ アルカモ〜アグリジェント 150km
10月5日(月) 第3ステージ エンナ~エトナ 150km(頂上ゴール)
10月6日(火) 第4ステージ カターニア~ビッラフランカ 138km

ジロ・デ・イタリア公式サイト