パリ~ルーベ2015でデゲンコルプが初優勝!
クラシックの女王と呼ばれる第113回パリ~ルーベが、2015年4月12日に北フランスを舞台に開催され、ドイツのジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・アルペシン)がゴールのベロドロームで7選手でのスプリント勝負を制して初優勝を果たした。
ドイツ人選手がパリ~ルーベで優勝するのは、実に1896年に開催された第1回大会をユーゼフ・フィッシャーが制して以来のことだった。デゲンコルプは3月にミラノ~サンレモでも初優勝していて、これで2つ目のモニュメント制覇となった。

第113回大会は快晴に恵まれ、天候がレースを厳しくすることはなかったが、トム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)やファビアン・カンチェッラーラ(トレック)が不在の好機に、初優勝を狙う挑戦者たちが熱い闘いを繰り広げ、高速レースになった。
最後は7人が先頭グループでベロドロームに到着したのだが、ここにドイツ出身のスプリンター、ジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・アルペシン)が加わっていた。彼は昨年、独走で初優勝したニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ)の後方で追走グループのスプリントを制して2位になっていた。
優勝候補の1人だったズデネク・シュティバル(エティックス・クイックステップ)はチームメイトのイブ・ランパールト(エティックス・クイックステップ)が一緒で有利なはずだったが、トラックは彼の得意分野ではなかった。
ゴールスプリントになれば、デゲンコルプが圧倒的に有利だった。ランパールトに牽引されてスパートしたシュティバルを、デゲンコルプはあっさり交わし、両手を上げてベロドロームのフィニッシュラインを通過した。
ドイツ出身の選手がパリ~ルーベで優勝するのは、じつに1896年に開催された第1回大会を、ユーゼフ・フィッシャーが制して以来のことだった。しかもデゲンコルプは3月22日にミラノ~サンレモでも優勝していて、1カ月の間に2つのモニュメントを制覇してしまったのだ。
同じ年にミラノ~サンレモとパリ~ルーベの両方で勝つことは、あのエディ・メルクスですら成し遂げたことがない快挙。それはベルギーのシリル・バンハウワールト(1908年)と、アイルランドのショーン・ケリー(1986年)だけが成し遂げていて、デゲンコルプは史上3人目になった。

■パリ~ルーベで初優勝したデゲンコルプのコメント
「サンレモも感動的だったが、すべてに優る勝利だ。これはいつも勝ちたいと夢見ていたレース。そのためにとても努力しなければならなかった。僕のチームは状況をコントロールするために一日中働いてくれた。とてもハードなレースになり、大きな集団でゴールするだろうとわかっていた。去年のような展開は避けたかった。自分に有利な状況で、失敗は恐れていなかった。それが勝機となった」
■第113回パリ~ルーベ結果
[2015年4月12日/UCIワールドツアー/フランス/253.5km]
1 ジョン・デゲンコルプ(ジャイアント・アルペシン/ドイツ)5時間49分51秒
2 ズデネク・シュティバル(エティックス・クイックステップ/チェコ)
3 グレッグ・バンアーベルマート(BMC/ベルギー)
4 ラルス・ボーム(アスタナ/オランダ)
5 マルティン・エルミーゲル(IAM/スイス)
6 イェンス・ククレール(オリカ・グリーンエッジ/ベルギー)
7 イブ・ランパールト(エティックス・クイックステップ/ベルギー)+7秒
8 ルーク・ロウ(チームスカイ/英国)+28秒
9 イェンス・デブースル(ロット・ソウダル/ベルギー)+29秒
10 アレクサンダー・クリストフ(カチューシャ/ノルウェー)+31秒
11 セプ・バンマルク(ロトNL・ユンボ/ベルギー)+31秒
15 ニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ/オランダ)+31秒
18 ブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ/英国)+31秒
23 ペーテル・サガン(ティンコフ・サクソ/スロバキア)+31秒












