ベルギーのエヴェネプールが来季ドイツのレッドブル・ボーラ・ハンスグローエへ移籍
ドイツのレッドブル・ボーラ・ハンスグローエ（ＵＣＩワールドチーム）が8月5日に、ベルギーのレムコ・エヴェネプール（スーダル・クイックステップ）が2026年から同チームで走ると発表した。
ドイツチームへの移籍が決まったエヴェネプール。７月のツール・ド・フランスは総合3位で新人賞のマイヨ・ブランを着ていたが、中盤のピレネーで不調になってリタイアしていた (©SprintCycling)
スーダル・クイックステップとの契約は1年早く終了
ベルギーのスーダル・クイックステップ（ＵＣＩワールドチーム）が、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエと同時に行った発表によれば、エヴェネプールは2026年末までスーダル・クイックステップとの契約が残っているが、彼の代理人が、彼は現在の契約延長について協議する意思がない事を通知してきたという。スーダル・クイックステップは、スポンサーやパートナーとの協議を重ね、エヴェネプールが2025年シーズン終了後に移籍する事に合意するのが全員の利益になると決定した。
現在25歳のエヴェネプールは、2019年にスーダル・クイックステップの前身であるドゥクーニンク・クイックステップでプロデビューして以来、母国最大のチームに７年間所属し、2022年にはブエルタ・ア・エスパーニャ（ＵＣＩワールドツアー）で総合初優勝し、ロードの世界チャンピオンにもなった。
今年７月に参加したツール・ド・フランス（ＵＣＩワールドツアー）では、２年連続で前半の個人タイムトライアル区間を制したが、2週目のピレネーで不調に陥り、レースを棄権していた。
