スチュアート4位、新城は逃げをつぶすことに尽力 ツアー・オブ・ジャパン2025 第3ステージ
ツアー・オブ・ジャパン2025 第3ステージの舞台は、2018年に新城が顔面から落車しながらもチームメイトをステージ優勝に導いた思い出のステージ、いなべ。いなべ市梅林公園を基点とする1周14.8kmをおおよそ8周する126km。このコース名物は「イナベルク」と呼ばれる最大勾配17%の上りや、ハイスピードなダウンヒルなどアップダウンを繰り返す難コース。
チームは前日の第2ステージの落車で絶対的エース(ラヨヴィッチ)を欠く状況でありながらも、他の選手でのステージ優勝を目指し、諦めずに挑んだ。
レースの主導権を握るのはやはりチーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニ。新城は主要な逃げをつぶすことに全力を尽くし、後半をチームメイトに託した。チームはツール・ド・熊野で総合優勝を果たしたマーク・スチュアート(イギリス)が意地のステージ4位に入り、新城は11分40秒遅れの74位でフィニッシュしている。

右手奥、父の応援を受ける新城 Photo:Hitoshi OMAE

フィニッシュした新城 Photo:Miwa ARASHIRO
新城幸也のコメント:
「今日はコントロールするチームが無かったので、逃げがなかなか決まらずにいつもの“いなべステージ”とは違うレース展開になった。
3周目に脚のある6人が山岳賞の上りで集団から抜けだし、チームからは誰も入る事ができず、このまま1日追いかけっこしても我々だけが消耗することになるので、僕が集団牽引して半周の内に可能な限り先頭とのタイム差を縮めて、あとはチームメイトが追走するなり、引いて前を捕まえるなり託すことになった。
4周目(レースは8周回)残り半分の距離もレースは残っているが、脚のあるメンバーの先行を許してしまったので、直ぐに捕まえるべきだと判断した。上りの麓まで力の限り引いてあとはチームメイトに任せた。今日は調子は悪く無かったが、こういう展開になってしまったのでしょうがない。
レースの半分をグルペットで過ごして、これからのステージのために脚を温存した。チームは先頭に追い付き、レースを振り出しに戻した。フィニッシュでは3人にタイム差を取られてしまったが、マーク(スチュワート)がステージ4位に入った事で最低限のダメージで今日を終える事ができた。
明日は平坦ステージなので、あまり荒れた展開になるとは思えない。チームは総合タイムを失わない走りになるだろう。」
UCI公認国際自転車ロードレース『Tour of Japan 2025』(アジアツアー・クラス2.2)
開催日程:2025年5月18日(日)~5月25日(日)
開催地:大阪府堺市、京都府京田辺市、三重県いなべ市、岐阜県美濃市、長野県飯田市、静岡県駿東郡小山町、神奈川県相模原市、東京都大田区
5月18日(日)13:35〜 1st 堺ステージ
5月19日(月)9:45〜 2nd JPF 京都ステージ
5月20日(火)9:30〜 3rd いなべステージ
5月21日(水)9:15〜 4th 美濃ステージ
5月22日(木)10:00〜 5th 綿半 信州飯田ステージ
5月23日(金)10:30〜 6th 富士山ステージ
5月24日(土)8:50〜 7th AMANO 相模原ステージ
5月26日(日)11:00〜 8th SPEEDチャンネル 東京ステージ
ツアー・オブ・ジャパン公式サイト
https://toj.co.jp/2025/
ツアー・オブ・ジャパン公式YouTubeチャンネル「BPAJ ch」
https://www.youtube.com/@BPAJch
美濃ステージのライブ配信
Tour of Japan 2025 Stage 4 MINO
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニの出場メンバー
新城幸也(日本)
ダヴィデ・バルダッチーニ(イタリア)
ヴァレリオ・コンティ(イタリア)
ジョルジェ・ジュリッチ(セルビア)
ドゥシャン・ラヨヴィッチ(セルビア)DNF
マーク・スチュワート(イギリス)
新城幸也 公式X
https://x.com/YukiyaArashiro
サイスポ・ニュース
チーム ソリューションテック・ヴィーニファンティーニのツアー・オブ・ジャパン2025【いなべステージ】











