メリダがバーレーン・マクラーレンへの機材供給を決定

UCIワールドチーム「バーレーン・メリダ・プロサイクリングチーム」は2020シーズンよりチーム名称を 「バーレーン・マクラーレン」に変更することが発表され、メリダはバイクサプライヤーとしてチームへバイク供給すると発表した。

バーレーン・メリダ2019

2019ツール・ド・フランス 第6ステージを制したディラン・トゥーンス(バーレーン・メリダ)

 

2017年の初めに発⾜したバーレーン・メリダ・プロサイクリングチームに、メリダは単なる機材スポンサーとしてではなく、主要なパートナーとして参加。4年間のサブタイトルスポンサーとしてランプレ・メリダで活躍し、その後3年間のバーレーン・メリダでの驚異的な活躍を経て、メリダが選んだのは、バーレーンが新たに発⾜させるUCIワールドチーム「バーレーン・マクラーレン」に主要スポンサーとして最⾼の機材を供給するサプライヤー及びテクニカルパートナーとなる事だった。

2017年、チームが発⾜した最初の年から、ヴィンツェンツォ・ニバリをキャプテンとして数多くの成功を収めてきた。2017年には2つのグランツールでの表彰台とイル・ロンバルディアでの勝利。ヴィンツェンツォは2018年のミラノ〜サンレモで勝利し、2019年のジロ・ディ・イタリアでも総合2位に⼊った。バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームは、チーム発⾜の年にグランツールで2度表彰台に上った史上初のチームとなった。

また、それぞれの選⼿がチームの象徴であるブルーとレッド、そしてゴールドの存在を世界中のあらゆるレースで、様々な形で魅せてきた。

そのなかでも印象的なのはソンニ・コルブレッリのブラバンツ・ペイルでの勝利、ツール・ド・スイスとパリ〜ニースでのステージ優勝を含む11の勝利。2018年のドイツ・ツアーとビンク・バンク・ツアーでのマテイ・モホリッチの勝利も同様。そしてディラン・トゥーンスの2019年のツール・ド・フランスでのステージ優勝や、ブエルタ・ア・エスパーニャとクリテリウム・ドゥ・ドーフィ ネでのリーダージャージの着⽤もある。

 

バーレーン・メリダ2018

2018ツール・ド・スイス 第3ステージで優勝したソンニ・コルブレッリ(バーレーン・メリダ)

 

3年間のチームの活動での表彰台は199回に上り、勝利の数は53回となった。

メリダ・スポーツマーケティングディレクター、アンドレアス・ロッター氏のコメント:
「私達は過去3年間に成し遂げたことに表現しようのない誇りを感じています。チームが作られるごく始めから関わり、その最初の年にグランツールで2度表彰台に⽴つことは最⾼のチームを予感させるものでした。バーレーンのワールドツアーチームとの関わりを持ち続けたいと思うことは当然です。このプロトンの中で最も成功したチームの⼀つであるこのチームに責任を持ち続けられることは光栄以外の何者でもありません。」

バーレーン・メリダ・プロサイクリングチームの発⾜からチームを⽀えてきたヨーガン・ファルケ率いるメリダのR&Dチーム。ロードレースの最先端を⾏くテクノロジーと素材を使⽤した機材をライダーに供給してきました。オールラウンドロードバイクのメリダ・スクルトゥーラ、エアロロードバイクのメリダ・リアクト、そしてTTバイクのメリダ・タイムワープTTがチームの機材として⽤いられた。

これらのバイクは、最先端のテクノロジーと技術⾰新を⽤いてチームを⽀えるだけではなく、そのデザインでもチームを彩った。

メリダ R&Dチーム、ヨーガン・ファルケ氏のコメント: 「ランプレ・メリダでの活動を通じて私達は多くの知⾒を蓄え、それはバーレーン・メリダ・プロサイクリングチームへの仕事に多⼤な貢献をしました。多くの根本的な⾰新や、積み重ねによる向上で、チームが最⾼のレベルで戦えることを⽀えてきました。2020年、新たな、そしてエキサイティングな次章の始まりです。マクラーレンと共同でチームを最⾼の体制でサポートしていける事は楽しみ以外の何物でもありません。⾃転⾞のデザインと開発において新しいスタンダードを共に創り出す事ができると信じてチームと共に動いています。」

マクラーレン プロサイクリング マネージング・ディレクター、ジョン・アラート氏のコメント:
「メリダとパートナーシップを組める事を⼤変光栄に思い、チームにとって重要なパートをメリダが担ってくれる事を楽しみにしています。メリダのテクノロジーを⽤いて開発する私達の主⼒機材は、3年間のチームのパートナーシップ活動で成し遂げた勝利がそのアプローチの正しさを証明しています。私達が輝かしい未来を共に築いていける事を確信しています。」

メリダは、バーレーンの新たなワールドツアーチーム「バーレーン・マクラーレン」を、エキサイティングな2020シーズンのプロトンで最も成功するチームとするべく全⼒の体制でサポートしていく。