ブエルタ・ア・エスパーニャ2023 頂上ゴールの第9ステージはケムナが逃げ切り優勝

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スペインで開催中の第78回ブエルタ・ア・エスパーニャ(UCIワールドツアー)は、9月3日にカルタヘナからカテゴリー2のカラバカ・デ・ラ・クルス頂上までの184.5kmで中級山岳区間の第9ステージを競い、ドイツのレナート・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)が独走で逃げ切り、区間初優勝を上げた。
 

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■ケムナが独走で逃げ切って区間優勝し、グランツール全てで区間優勝した選手の仲間入りを果たした (photo : UNIPUBLIC/SPRINT CYCLING AGENCY)

 
26歳のケムナは2020年にツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)2022年にジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)でも区間優勝していて、これでグランツール全てで区間優勝した選手の仲間入りを果たした。

総合リーダージャージのラ・ロハは米国のセップ・クース(ユンボ・ヴィスマ)が守り、最初の休養日後の9月5日に行われる25.8kmの個人タイムトライアルを迎える事になった。
 

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■スタートからユンボ・ヴィスマがスピードを上げて集団を分断させた (photo : UNIPUBLIC/SPRINT CYCLING AGENCY)

 
風が強かった第9ステージは、スタートからユンボ・ヴィスマがスピードを上げ、集団は4つに分断した。一時先頭集団はユンボ・ヴィスマの7人と、レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)を含めた6選手だけになった。しかし、後続集団はモビスターチームとUAEチーム・エミレーツが引き続け、最初のカテゴリー1の峠で先頭集団に追いつく事ができた。

そこからケムナを含めた8人が逃げ出した。彼らは残り8kmで最後の坂が始まった時、集団に5分差を付けていた。ケムナはゴールまで残り5kmでアタックを決め、そのまま逃げ切って区間優勝した。この日はゴール地点の天候の影響で、総合成績のタイムは残り2kmのバナーの手前で計測された。

■区間優勝したケムナのコメント
「(グランツール全てで区間優勝して)とても嬉しい。ここ数カ月は本当に一生懸命働いていた。ジロの後は必ずしも簡単ではなかったし、多くの挫折も味わった。だからこの勝利を得て表彰台に戻れてとても嬉しい。序盤はエシュロン(集団分断)があった。あまりエネルギーを消耗せずに、可能な限りスムーズに走ろうと努力した。だから50km後の上りで追いついた時、まだ逃げるパワーがあった。

最後は本当にトリッキーで、坂はずっとアップダウンしていた。他の選手たちを蹴落とす隙を見つけるのは難しかった。コーナーの手前でちょっと差を付けたのが見えたから、そこでエンジン全開で行こうと思った。自分の限界を2分間超えてしまったが、その後は最後まで戦うだけだった」
 

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■クースが総合リーダーのラ・ロハを守り、個人タイムトライアルを迎える事になった (photo : UNIPUBLIC/SPRINT CYCLING AGENCY)


■第9ステージ結果

[9月3日/カルタヘナ~カラバカ・デ・ラ・クルス/184.5km]
1. LENNARD KÄMNA (BORA – HANSGROHE / GER) 04h 28′ 59”
2. MATTEO SOBRERO (TEAM JAYCO ALULA / ITA) + 00′ 13”
3. CHRISTOPHER HAMILTON 8TEAM DSM-FIRMENICH / AUS) + 01′ 12”
4. AMANUEL GEHBREIGZABHIER (LIDL-TREK / ERI) + 01′ 00”
5. JON BARRENETXEA GOLZARRI (CAJA RURAL-SEGUROSRGA / ESP) + 01′ 37”
6. RUBEN FERNANDEZ (COFIDIS / ESP) + 01′ 37”
7. JONATHAN CAICEDO (EF EDUCATION – EASYPOST / ECU) + 02′ 11”
8. DANIEL NAVARRO GARCIA (BURGOS-BH / ESP) + 02′ 41”
9. ENRIC MAS (MOVISTAR TEAM / ESP) + 03′ 18”
10. ALEKSANDR VLASOV (BORA – HANSGROHE / RUS) + 03′ 11”

12. MARC SOLER (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 03′ 25”
14. LENNY MARTINEZ (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 03′ 27”
15. SEPP KUSS (JUMBO-VISMA / USA) + 03′ 25”
16. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO-VISMA / SLO) + 03′ 16”
19. JONAS VINGEGAARD (JUMBO-VISMA / DEN) + 03′ 18”
20. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 03′ 18”

■第9ステージ後の総合成績(ラ・ロハ)
1. SEPP KUSS (JUMBO-VISMA / USA) 35h 23′ 30”
2. MARC SOLER (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 00′ 43”
3. LENNY MARTINEZ (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 01′ 02”
4. REMCO EVENEPOEL (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) + 02′ 24”
5. MIKEL LANDA (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) + 02′ 29”
6. PRIMOŽ ROGLIČ (JUMBO-VISMA / SLO) + 02′ 29”
7. JONAS VINGEGAARD (JUMBO-VISMA / DEN) + 02′ 35”
8. ENRIC MAS (MOVISTAR TEAM / ESP) + 02′ 35”
9. JUAN AYUSO (UAE TEAM EMIRATES / ESP) + 02′ 45”
10. JOAO ALMEIDA (UAE TEAM EMIRATES / POR) + 02′ 55”

[各賞]
■ポイント賞 : KADEN GROVES (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS)
■山岳賞 : EDUARDO SEPULVEDA (LOTTO DSTNY / ARG)
■新人賞:LENNY MARTINEZ (GROUPAMA – FDJ / FRA)
■チーム成績:JUMBO-VISMA (NED)

 

ブエルタ・ア・エスパーニャ公式サイト

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