イタリアチームのメカニックから転身、洗車専門店を営む福井響さんに素朴な疑問をぶつけてみた

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  • photo 産経デジタル

自転車協会 ラバッジョ

自転車協会が運営するサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」では、スポーツ用自転車や自転車スポーツに携わるさまざまな“スゴイ人”に、インタビューやQ&Aを通じてお話を聞いています。

今回は自転車の洗車専門店を営む福井響さんに、洗車にまつわる素朴な疑問をぶつけてみました。

 

洗車で使う洗剤は何が良い?

福井響さんはイタリアの自転車ロードレースチームで専属メカニックとして経験を積み、その後国内では例の無かった自転車の洗車専門店「ラバッジョ」を開業しました。まずはインタビューで起業の経緯等を伺いましたが、さらにさまざまな質問に回答していただきました。

「自転車×洗車の文化を広めたい!」イタリアチームのメカニックから転身を果たし、洗車専門店を営む福井響さん

まず聞いたのが、「お客さんの自転車の洗車をしていて出くわす、トラブルの箇所トップ3を教えて!」という質問です。洗車はメカニックの卵が最初に叩き込まれる重要な技術ですが、これは観客から見られる自転車をキレイに保つだけでなく、車輪を外して全体を洗うことで、自転車に不調がないかチェックできるのです。洗車の現場で見つかったというメカトラブルは、普段のセルフチェックの参考になるのではないでしょうか。

自転車協会 ラバッジョ

また、「自転車を洗う時はどんな洗剤を使えばよいのでしょうか」という記事では、自分で洗車をする際に気になるポイントを聞きました。サイクリストが皆自分で洗車をしてしまうとお店に来なくなってしまうのでは?と若干心配になる質問でしたが、「自転車×洗車の文化を広めたい!」という福井さんは、気前よく洗車機材の秘密(?)を教えてくれました。

 

洗車“専門店”は初心者でもOK?

福井さんが営む「ラバッジョ」は、オシャレな店構えで、総額100万円を超える高級ロードバイクも来店していますが、そうなると、安価な自転車や倉庫から出てきたような古い自転車を持ち込んで大丈夫か?と心配になるかもしれません。そういった疑問をズバリ、「学生時代から乗り込んだ古い自転車も洗車してもらえるのでしょうか」で答えていただきました。どうやら心配無用。洗車から始まるサービスの提案もしていただきました。

とはいえ、やはり“専門店”という響きには敷居の高さを感じてしまうかもしれません。そこで「自転車初心者が、洗車専門店に自転車を持ち込んでよいのでしょうか」という質問に答えていただきました。意外なお客さんも利用されているそうですよ。

自転車協会 ラバッジョ

ところで「ラバッジョ」では、お店の車として中古の消防車を購入して所有しているそうです。なぜ消防車なのか、「お店の車として消防車をお持ちだそうですが、なぜ消防車を購入したのですか?」で教えていただきました。単に洗車の仕事・商売にとどまらない考えから、消防車というカタチにたどりついたようです。

 

「ENJOY SPORT BICYCLE」では、過去のインタビュー記事もアーカイブしています。さまざまな“スゴイ人”の自転車話は、新たなサイクリングライフのヒントになるかもしれません。

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