ワフーのサイコンに新機能 事前のルート設定なしで上り坂を自動検知

ワフーが、GPSサイクルコンピューター「ELEMNT(エレメント)」 シリーズの機能「SUMMIT(サミット)」を大幅に強化した新しい「SUMMIT Freeride(サミット・フリーライド)」機能を発表した。この機能は、計画したルートで走らなくても、先にある上り坂を自動的に検知し、その詳細を教えてくれるものだ。自転車用ナビとして、心強い機能だ。

 

サミット・フリーライド

 

サミット機能は、「ELEMNT ROAM(エレメントローム)」と一緒に開発された。新しいサミット・フリーライドは、サミットセグメントの機能を全て備えているが、事前に登録したルートを使用する必要はなく、自動的に上り坂を検出し、今後現れる、進行している、完了した上り坂に関する詳細な情報を表示する。ライダーは、難易度別に先の上り坂をフィルタリングすることもでき、最も労力を必要とする上り坂のために体力を温存するのに役立つ。

 

サミット・フリーライド

 

サミット・フリーライドは、プリインストールされている地図と標高データを利用してサイクリストのいる道をスキャンし、前方の標高プロファイルを計算し、今後の上り坂を検出する。検出されると、スタート地点に近づいたときにアラートが表示され、今後の上り坂リストに表示される。上り坂でライダーが新しい道に入りさらに上り続けると、エレメントが再計算して上り坂を延長。ライダーの前方の標高をプレビューし、スタートからゴールまでより良いペース配分を可能にする情報も提供してくれる。検出された上り坂が完了すると、それは完了リストに追加される。

 

サミット・フリーライド

 

サミット・フリーライドは、2023年5月2日(火)より、最新のエレメントロームおよびエレメントボルトで使用できるようになる。