季節の変わり目は何を着よう?秋〜冬ウェアの選び方

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自転車協会 サイクルウエア

晩秋は寒暖差の激しい季節です。サイクリングでは着用するウェアが悩ましいところ。重ね着なのか、厚手のウェアを着るべきなのか…。また梅雨に次いで雨が多い季節なので、濡れた路面の走り方をおさらい。ビギナーにとって難しいこのシーズンをウェアで乗り切る術や選び方をチェックしましょう。

 

気温を想定してウェアを選ぼう

11月が目前となり、首都圏など都市部でも最低気温が10℃程度という日が多くなってきました。昼間は暖かい日があるものの、そろそろサイクリングウェアも衣替えの季節です。自転車協会が運営するスペシャルサイト「ENJOY SPORTS BICYCLE」のビギナーサイクリストの疑問にズバリ答えるコラム『サイクリングの極意』では、サイクリングウェアの季節による使い分けについても解説しています。

ぜひ読んでおきたいのは、「サイクリングのウェア選び、季節の変わり目で注意したいことは?」の記事。どれも割と同じように見えるサイクリングウェアですが、その機能やスペックは細分化されており、気温や天候によって使い分けるようになっています。ウェアの選択を間違えると、暑すぎて汗だくになったり、寒すぎて凍えたりしてしまうのです。

季節の変わり目では、走る時間帯や場所、天候の気温を想定して、いくつかのアイテムを併用しながら重ね着、脱ぎをしつつ調節するのがセオリーとなります。気温が下がる朝夕の時間帯に掛かるのであれば、ある程度の寒さ対策をして臨んだほうが良いでしょう。また気を付けたいのがヒルクライムからの下りや、長くなりがちな休憩時間。こちらも思った以上に体温が奪われてしまう可能性があります。

自転車協会 サイクルウエア

複数アイテムを組み合わせて、寒暖差を乗り切ろう

 

来る冬場のウェア選びについては「冬でもサイクリングを楽しめる防寒アイテム選びと寒さ対策のコツ」が参考になります。ここでもポイントは体温調節です。保温力が高い冬用ウェアでありがちなミスとして、長い上り坂で汗をかきすぎて、下りでその汗が冷えてしまい必要以上に冷えてしまうというもの。運動量が高くなる上りでは、しっかり外気を入れて熱がこもらないように調節できる服装にしましょう。

 

雨天時のライドで気を付けることは?

趣味のロードバイクは、あまり雨の日には進んで乗らないのが一般的かもしれません。秋から冬にかけては雨が降る日も多くなりますね。しかしライド中の突然の雨や、レースやイベントであれば、やむを得ず雨の中を走るケースも出てきます。「雨天時に自転車で走るときの注意点」の記事では、そんな雨天走行時に気を付けるべきことをまとめています。

まず気を付けるべきことは、「ブレーキの利きが悪くなる」ことではないでしょうか。近年普及してきたディスクブレーキであれば制動力の低下はそれほどではありませんが、従来型のリムブレーキでは通常時の2倍以上の制動距離が必要になるイメージです。

また「マンホールやグレーチングなどの金属の蓋系がものすごく滑りやすくなる」ことも注意が必要です。加速・減速時・コーナーリング時にはなるべく踏まないように避けて、もし通らざるを得ない場合はブレーキやペダリングは止めて、かつ真っ直ぐ通過するのがコツです。

自転車協会 サイクルウエア

濡れると路面の各所が極端に滑りやすくなるので要注意

 

このほかにも視界が悪くなる(自分も周囲も)という点や、気持ちが焦りがちになる(これも自他ともに)という点にも注意したいところです。基本的に雨の中のライドはリスクが増大します。そもそも雨に遭遇しないコツというものもあるので、うまく雨を避けつつライドするのがいちばんかもしれません。

「ENJOY SPORTS BICYCLE」ウェブサイト