町屋に生まれた、自転車乗りが“つどる”場所。けんたさんのコミュニティ拠点「つどる」オープン
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けんたさんチームがつくった新たなサイクリストの拠点
東京・町屋に、自転車をきっかけに人と物が集まる新たなコミュニティ拠点「つどる」が誕生した。

手がけたのは、自転車Youtuberのけんたさん。サイクルスポーツ2025年5月号〜7月号で実施した「編集長リレー」の第一走者として“特別編集長”を務めていただいた存在だ。とくに「自由な自転車旅」大特集では、つっちーさんとのユニット「Discover Ride」による台湾旅の模様をレポートしてもらうなど、サイスポ誌面でも強いつながりを築いてきたチームである。その彼らが立ち上げた拠点と聞けば、多くのサイクリストにとっても気になる存在だろう。
「つどる」のコンセプトは「人とモノが集まる、新しいコミュニティ拠点」。自転車をきっかけに人が出会い、モノが行き交い、走る時間だけでなく人と関わる時間そのものが楽しくなるような場所をつくりたい——その想いがかたちになった空間だ。
店名の「つどる」は、「集う」イメージから生まれた言葉だという。固定された集まりではなく、流動的で動きのある、自転車ならではのコミュニティを想起させるネーミングになった。
荒川から5分。走りの延長線上にある空間

つどるオープニングパーティの様子
場所は東京と荒川区の町屋。サイクリストに人気の荒川河川敷からのアクセスが非常に良い。西新井橋の右岸(南側)の交差点から入れば約5分ほどの立地で、実際に走ってみるとその近さに驚かされる。荒川ライドの途中に「ちょっと寄ってみよう」が現実的にできる距離感だ。
「つどる」は自転車店「リンボサイクリング」2号店スペースの一部を活用した空間で、自転車店とカフェが融合したような形態をとる。コーヒーやドリンクを楽しめ、地元のベーカリーのパンも提供予定。整備やカスタムの待ち時間を、単なる待ち時間ではなく“滞在時間”に変えてくれる場所である。
在籍するメカニックは世界のプロチームでの経験を積んだ人物。本格的なロードバイクのセッティングはもちろん、ライフスタイルに寄り添ったスポーツバイクのカスタムまで相談できる環境が整う。競技志向のライダーにも、日常に溶け込む一台を求める人にも頼れる存在だ。


自転車屋台の壁紙アート
店内の壁一面に描かれたウォールアートも象徴的だ。テーマは「自転車屋台」。ロード、マウンテンバイク、バイクパッキングのツーリング車、シティサイクルにブロンプトンなど、さまざまなスタイルの自転車乗りが同じ空間に描かれている。同じ自転車乗りでありながらジャンルごとに分断されがちなカルチャーを、ゆるやかにつなぎ直そうという意思が感じられる。
ヒト・モノ・コトが集う場所へ
「つどる」の魅力は、自転車本体だけにとどまらない。店内には全国のハンドメイド作家によるアイテムが並ぶスペースがあり、さらにけんたさん達が自転車旅で出合った“本当に良かった物”を集めた物産コーナーも設けられている。補給食としても使える食品やローカル色あふれるプロダクトが揃い、自転車好きが思わず手に取りたくなる品々が並ぶ。ヒト・モノ・コトが自然と交差する空間になりつつある。
今後はここを発着点としたライドイベントも計画中だ。浅草や町屋周辺の街歩きから、電車で地方へ向かい一泊して走るツアーまで構想は広がっている。Discover Rideの二人も常駐ではないが集っており、誌面で見ていた旅人たちに、リアルな場で出会える可能性があるのも、この場所ならではの楽しみだろう。
町屋に生まれた「つどる」は、自転車が好きな人たちが自然に集い、またそれぞれの道へと走り出していく拠点になっていくはずだ。

つどる主要メンバーのみなさん

つどる TSUDORU
〒116-0001 東京都荒川区町屋8-3-9 フレンドリッチハウス町屋1F
営業日:土曜、日曜
※月曜、木曜、金曜は変則的な営業となります。
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜、水曜(年末年始)













