ズイフトが2025年秋冬シーズンのアップデートを発表 AIによるおすすめワークアウトなど

目次

オンラインフィットネスプラットフォームのZwift(ズイフト)が、2025年秋冬シーズンに予定している大規模なアップデートと新コンテンツを発表した。AIを活用したパーソナライズ機能や週間目標の自動調整、新しい進捗レポート画面など、フィットネスレベル向上を支援する機能が充実。さらに、ニューヨークマップの大規模拡張や「ズイフトアンロック」ツアー、レーススコア制度の改善、アンチチート機能の強化など、ライドからレースまでのあらゆる要素を進化させている。

※以下のズイフトの画像はすべて開発中のものであり、予告なく変更されることがある。

ズイフトの2025秋冬アップデート

ズイフトクリックが新型に

2024年に始まった「ズイフトレディ」プログラムは、ズイフトをより簡単で手軽に楽しめるようにする取り組みだ。2025年からはさらに拡充され、ワフー、エリート、タックスなどのスマートトレーナーメーカー各社とのパートナーシップを通じて製品を展開。ズイフトレディトレーナーにはズイフトコグが標準装備され、ほとんどすべてのスポーツバイクに対応する。さらにズイフトクリックも付属しているが、これがバージョンアップ。2個に増え、ズイフトライドのコントローラーと同様の機能となる。

なお、ズイフトライドはワフーの公式ウェブサイトでしか日本では販売されていなかったが、ワフーの国内代理店であるインターテックでも取扱いが始まる。全国の自転車店でも試乗や購入が可能になる。

ズイフトクリック ズイフトクリック ズイフトクリック

フィットネスのレベルアップを支援

外部アプリとのデータ連携

ワフー、ガーミン、ハンマーヘッドのサイクルコンピュータと簡単に接続可能になり、屋外ライドのデータをズイフトに取り込み、追加のXP獲得やズイフトコンパニオンのフィットネストレンドへの反映が可能に。

外部アプリとのデータ連携

週間目標の自動調整

直近数週間のトレーニングデータをもとに翌週以降の目標を自動調整。屋外ライドのデータも反映されるため、屋内外を通じた総合的なトレーニング目標が設定できる。

最も多く使れている週間目標は距離であり、その平均は140kmだという。しかし、この目標を一度でも達成できないとなると乗らなくなる場合もある。そのときに例えば、140kmの目標を80km、60kmなど自分に合ったものに変えてくれることで、フィットネスを続けられなくなる点を解消するのが自動調整機能だ。

AIを活用したパーソナライズ機能

11月からAIによるレコメンド機能が導入され、ズイフトのホーム画面とズイフトコンパニオンにパーソナライズされたおすすめが表示されるようになる。過去のトレーニング負荷やアクティビティのタイプに基づき、目標達成に役立つライドを提案。ワークアウト、ルート、イベント、ロボペーサーライドなど、多彩なコンテンツを個人の目標やライド履歴に合わせて選択可能。所要時間も調整でき、忙しい日でも自分のスケジュールに合わせたライドが楽しめる。約5000個のワークアウトがある中で、どれをやったらいいのか分からなかった、機能はあるが使いこなせていなかった人にも役に立つ。

AIを活用したパーソナライズ機能 AIを活用したパーソナライズ機能

進捗レポート画面

アクティビティ終了時には、新しい進捗レポート画面でフィットネススコアの推移、トレーニングステータス、目標達成度、連続記録、バイクアップグレードやレベルアップの進捗、レーススコアの向上などを一目で確認可能。詳細はズイフトコンパニオンアプリでも確認できる。これまで外部のアプリに頼っていた場合にその必要がなくなる。

進捗レポート画面

ズイフトアンロックとニューヨーク拡張

ズイフトアンロック(10月6日〜11月16日)

ツアーオブワトピアに代わる新しいツアーで、獲得XPが2倍になる。複数のズイフトワールドから10の新ルートを楽しめる。各ステージにはロングルートとショートルートがあり、グループライドやレースとして参加できる。

ズイフトアンロック

ニューヨーク拡張

最後の2ステージは拡張されたニューヨークマップで開催される。ニューヨークは、厳しいだけのコースであるなどの理由からズイフトで最も人気がなかったという。そこに、31kmの新しい道路と20の新ルート(バイク16、ラン4)が追加され、セントラルパーク、市街地、地下鉄網を通ってプロスペクトパークへ向かうルートを体験できる。地下鉄内にある新しいパワーセグメントでは平均W数を計測し、リーダーボードで世界中のライダーと競える。

ニューヨーク ニューヨーク

ズイフトレース

今シーズン開催予定の主要なイベント

9月16日開幕のズイフトレーシングリーグ、Zレーシング、ズイフトゲームス、数千に及ぶコミュニティ主催のレースイベント、バーチャルブロンプトンワールドチャンピオンシップ(11月開催)などの多彩なイベントが開催予定。

バーチャルブロンプトンワールドチャンピオンシップ

レースカテゴリ制度の統一

ズイフトレーススコアによるカテゴリ分けが標準化され、現在の最大11カテゴリにより、実力が拮抗したエキサイティングなレース体験を提供する。

レーススコアの改善

過去30日間にレース参加のないライダーのスコア減衰、最新の自己ベスト(レース、レース外)に基づくシードスコア更新、イベント主催者が過去30日間のベストスコアを基準にカテゴリー分けできる新オプションを導入。現在のピークフィットネスを正確に反映し、優れたパフォーマンスを即座に評価。マッチメイキングをダイナミックに保つことで、スタートラインに立つすべてのライダーに公平で充実したレース体験を提供。

アンチチート機能

新しいアンチボット検出機能により、不審なアクティビティをリアルタイムで検出。フラグが立ったアカウントは適切に対応され、リーダーボードの信頼性を維持し、不正なXPファーミングを防止する。非現実的なパフォーマンスを検出、排除する次世代技術も順次導入予定だ。

ズイフトキャンプ:ベースライン

世界中で日本人の参加率が一番高いという「ズイフトアカデミー」が名前を変え、「ズイフトキャンプ」として展開される。2025年は冬期トレーニングに沿った内容に拡張。「Baseline(ベースライン)」「Build(ビルド)」「Breakthrough(ブレークスルー)」という3部構成で提供される。9月15日開始のベースラインでは、全4回のワークアウトを通じてフィットネスレベルを確認し、シーズンに向けた準備ができる。11月から1月のビルドはより高い力を出せるようにするもの、2、3月のブレークスルーは、レースシーズンが本格的に始まる前に今までの自分を超えるための内容となる。

ズイフトキャンプベースライン ズイフトキャンプベースライン

ドロップショップの新アイテム

9月25日より、マイキャニオンの新しいカラーバリエーションが購入可能に。オーパス、ファブリオ、マノコレクションから4種類のグラフィックが登場する。そのほか、今シーズンもドロップショップには新アイテムが追加される予定だ。

 

Zwift (ズイフト)
利用料:2400円/年額2万4000円
対応OS:ウィンドウズ、マックOS、iOS、アップルTV、アンドロイド
ダウンロード:http://zwift.com/ja またはiチューンズストア、グーグルプレイから

ズイフト公式ストラバ
ズイフト公式X
ズイフト公式フェイスブック