シュワルベの決戦用グラベルタイヤ「G-ONE RS」国内販売開始

ドイツのブランド SCHWALBE(シュワルベ)はスピードとグリップ力を両立した決戦用グラベルタイヤ「G-ONE RS(ジーワン RS)」の国内販売を開始した。
 
シュワルベ・ジーワン RS
 
シュワルベ・ジーワン RS

舗装路、ライトなグラベル路面で転がり性能、グリップ力を発揮する

 
 
2015年、グラベルというカテゴリーがまだ多くのサイクリストになじみがなかった頃、シュワルベは初めてのグラベル用タイヤG-ONE ALLROUNDを発表した。
 
それから7年、様々なレースや熱心なサイクリストによって数々の製品が生まれ、グラベルカテゴリーは浸透。レースシーンはシュワルベにとっていつも重要な要素で、そのためにタイヤ技術は進化をし続け、モチベーション高く開発に望んできた。
 
中でも2019年にAmity Rockwell(アミティ ロックウェル)が「Unbound Gravel 2019」でG-ONE ALLROUNDを使用して優勝、2021年にはG-ONE Rで2位になり、スピードが重要なことがわかった。
 
そしてシュワルベは、「Unbound Gravel 2022」のタイミングでG-ONE RSを発表。このタイヤを使用したlvar Slik(イヴァール スリック)が男子200マイルで優勝を飾り、今年開催された「Unbound Gravel 2023」では、Carolin Schiff(キャロリン シッフ)が女子200マイルで優勝した。
 
【動画】Unbound Gravel 2023 女子200マイル優勝者・キャロリン シッフ選手
 
 
 
 
「G-ONE RS」はシュワルベが頑なにレースでの勝利に拘った、限界を打ち破るグラベルタイヤ。
 
センタートレッドは、ジグザグなヘリンーボーン柄によりスピードを重視。後ろに向かってわずかに高くなっているトレッドは、回転方向よってブレーキングトラクションを発揮したり、逆方向にするとグリップを感じやすくなっており、これが早さの秘密だ。
 
この特性を最大限に生かすために、フロントとリヤタイヤでそれぞれローテーション方向が異なるのも特長で、転がり抵抗は昨年登場したG-ONE Rに比べて20%削減、G-ONEシリーズ中で最も低い転がり抵抗となる。
 
ショルダーはレースシーンでの激しいコーナリングにも耐えられるよう高めのブロックを配置し、このブロックが上りでのトラクションも発揮する。
 
タイヤ構造は、ロードタイヤのPRO ONEと同じ「スープレス構造」を採用。軽さとしなかやさを持ち合わせたタイヤで、厳しいレース条件下での高い耐パンク性を実現している。
 
シュワルベ・ジーワン RS

トレッドパターンの特長を最大限生かすためにフロント・リヤ装着でローテーション方向が異なる

シュワルベ・ジーワン RS

シュワルベ・ジーワン RS

 
G-ONE RS(ジーワン RS)
 
■カラー(全1色):トランスペアレント
 
■サイズ/重量
700×35C/410g
700×40C/445g
700×45C/505g
 
■コンパウンド/ケーシング/仕様:
ADDIX Race/ Super Race / V-Guard , TLE(チューブレスイージー)
 
■価格:1万3200円
 
■特徴:
・グラベルレースシーンにオススメのセミスリックグラベルタイヤ
 
・G-ONE Rに比べて転がり抵抗が20%削減
 
・「スープレス構造」カーカスとADDIX RACEコンパウンドとの組み合わせで柔軟性・スピート性能・コントロール性能を最高レベルで備える
 
・耐パンクベルトにVガードを採用
 
・35Cで410gと軽量で、700×35C、 700×40C、700×45Cから選択可能。