マヴィック・コスミックアルチメイト45ディスク登場 1255gのロードホイール

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マヴィックから、新型ホイール「コスミックアルチメイト45ディスク」が登場した。“ULTIMATE PERFECTION”をうたいマヴィックの持つ技術を全て注ぎ込んだ、軽さ、剛性、空力性能のバランスが良くマルチに使えるハイエンドホイールだ。シューズ、ヘルメットの新製品と共に紹介しよう。

 

ホイール「コスミックアルチメイト45ディスク」

コスミックアルチメイト45ディスク

 

コスミックアルチメイトは、フランス・アヌシーにあるマヴィック本社のラボで、10人のカーボンの専門家からなる専任チームによって作られる。その特徴は軽量でありつつ剛性が高いこと。重量は、45mmハイトのディープリムながら1255g(リムテープなしの状態)だ。一方で、スポークの1本1本から手作業で作られており、スポークは2本でクルマ1台分を持ち上げられるほどの強度があるという。ハブの剛性も、A2014T6という強度の高い素材をカーボンラミネートすることによって高めている。また、スポークは150Nmのテンションで、R2R(リムトゥーリム)テクノロジーで組まれている。リムからハブを介して反対側のリムまでが1本のスポークで繋がっており切れ目やヒンジがないので、これによっても剛性が高まる。

 

コスミックアルチメイト45ディスクのスポーク

コスミックアルチメイト45ディスクを作った人のサイン

ホイール1本1本を各セクションごとに担当者がチェックし、サインを入れる

 

NACAプロファイルのリム、プリシェイプ楕円型のスポークは空力性能が高まるように設計されたものだ。ハブフランジも薄くハイフランジにしたことで、ハブまわりの整流効果を高めている。

 

コスミックアルチメイト45ディスクのリム コスミックアルチメイト45ディスクのハブ

 

耐久性も考慮されている。ラボではさまざまな耐衝撃テストが行われており、例えば、ハンマーでホイールの前面や側面を叩くテストでは、UCIの規定の150%を超える強度だったという。ブレーキングに対する耐久テストも行われている。

 

他社の軽量ホイール、40〜45mmハイトのホイールとの比較

 

COSMIC ULTIMATE 45 DISC
価格:52万8000円
リムサイズ:高さ45mm、内幅19mm、外幅28mm
UST対応
フロント=クイックリリースと12mm×100mm、リヤ=クイックリリース、12mm×142mm及び12×135mmに対応
重量:1255g

 

シューズ

これからのマヴィックの製品はメイドインヨーロッパとなる。ヨーロッパ内で作ることによって、迅速な開発・生産、安定した供給ができるような体制に切り替えているという。シューズのインソールも、アーネプラントというヨーロッパのインソールブランドが作った専用品が使用される。新作は以下の4モデルだ。

 

コスミックエリートSL

ロードシューズの「コスミックエリートSL」の特徴はオーバーラッピングタンだ。タンの部分がソールの内側から外側まで巻いた形状になっているので、足の保持、固定力が強く、シューズの中心の位置に足を導く。また、Boaダイヤルの位置をより左右にずらすことで、甲の部分に余分な負荷が掛からないような構造になっている。さらに、全てのシューズに共通しているのが丸みを帯びたトーボックスで、爪先の空間が広くなり余裕をもって履くことができる。アウトソールはカーボンコンポジットで、マヴィックの剛性数値では70(カーボンは100、グラスファイバーは50)。多少の柔軟性のあるアウトソールに、アッパー素材はハイエンドモデルと同じものが用いられたシューズだ。

 

コスミックエリートSL

COSMIC ELITE SL
価格:2万5300円
カラー:ブラック、ホワイト、グレー
サイズ:22〜31.5cm

 

コスミックボア

アッパーの素材が変わり、トーボックスも広くなったロードシューズのエントリーモデル。アウトソールはグラスファイバーで剛性は50。マヴィックの2022年までのシューズとは異なり、アッパーの素材が違うハイエンドモデルとミドル、エントリーグレードのモデルとを比べても全て同じサイズ感になったという。

 

コスミックボア

COSMIC BOA
価格:1万9800円
カラー:ブラック、ホワイト、イエロー
サイズ:22〜31.5cm

 

コスミックボアSPD

コスミックボアをラバーソールにしたオンロード、グラベル向けシューズ。

 

コスミックボアSPD

COSMIC BOA SPD
価格:2万2000円
カラー:ブラック、コーヒーリカー
サイズ:24〜31.5cm

 

クロスマックスボア

こちらもアッパーの素材を変更、トーボックスを広くしている。MTBモデルなので爪先の部分にはガードが付いている。

 

クロスマックスボア

CROSSMAX BOA
価格:2万3595円
カラー:ブラック、ブラック×オレンジ、ブラックグラフィック、ミリタリーグリーン
サイズ:22〜31.5cm

 

ヘルメット「スピードシティ」

「スピードシティ」は、コミュータータイプのeバイクで使われることを特に念頭に置いて開発されたアーバンヘルメットだ。1888年にフランスで設立された、ヘルメット、アイウェアを扱うジュルボとのコラボレーションで作られている。アイウェアブランドらしいしっかりとしたシールドが付く。また、アーバンモデルということで、一年中使うことを考えて、冬用のインナーカバーも付属する。

 

スピードシティ

SPEEDCITY
価格:1万9800円
カラー:ブラック、ホワイト、クリーム×ブルー、セーブル×ブラウン、グレー×グレー
サイズ:S、M、L
重量:370g(Mサイズ)

 

スピードシティの冬用インナーパッド

問い合わせ先

マヴィックジャパン
https://mavic.jp/