いま選ぶべきグラベル&アドベンチャーバイク ベスト20 パート2

目次

ウエア協力:ウエイブワン、ダイアテック

いま選ぶべきグラベル

あっという間にスポーツ自転車の一大ジャンルと認められるようになったグラベルバイク。その用途からアドベンチャーバイクと称するメーカーが多いのも御存じのとおり。ほとんどのスポーツ車ブランドが同ジャンルに向けたモデルをラインナップし、戦国時代とも呼べる激しい競争が繰り広げられている。ここでは編集部の独断でベスト20を厳選し、実走を踏まえたうえで徹底的に取り上げる。

田村浩さんが実走・解説

いま選ぶべきグラベル

輪行を駆使して全国を駆け巡り、林道の峠越えとキャンプで過ごす時間を生きがいとする実践派サイクリスト。「サイクルスポーツ」本誌でツーリング系モデルや用品の解説を担当しつつ、「自転車キャンプがよくわかる本」「折りたたみ自転車で旅に出たくなる本」など各種ムックの編集長を務める。

フジ・ジャリ1.3 あらゆる旅を可能にする硬派かつ多用途なアルミモデル

グラベル扉

ハードブレーキングするとたわむほどしなやかなカーボンフォークと独特な曲げ加工が施されたシートステーによって「全体として硬いのに疲れにくい」という絶妙な乗り味を実現している。
→記事はこちら

GT・グレードカーボンエキスパート 革新と伝統が共存するグラベルバイクのパイオニア

グラベル扉

延長されたシートステーによって構成される「トリプルトライアングル」と呼ばれるフレームデザインで、一世を風靡したアメリカンブランドがGT。MTBやBMXでの実績は圧倒的であり、そうしたオフロードに強いDNAを濃厚に引き継いだグラベルバイクが「グレード」だ。デビューは2015年までさかのぼることができ、このカテゴリーの先駆けであることは間違いない。
→記事はこちら

ジェイミス・レネゲードC2 真の万能性を備えたアドベンチャーバイクの理想形

グラベル扉

ジェイミスもMTBをルーツに持つアメリカンブランドであり、2015年という早い段階でアドベンチャーロード「レネゲード」を世に出した。多くの人がグラベルの魅力に気づかなかった時代にも熟成を続けてきたレネゲードは、このカテゴリーの牽引役だ。
→記事はこちら

マジィ・CXGRスプレモ 伝統と革新が共存するスチールモデル

グラベル扉

ロードレーサー譲りのオーソドックスなスチールフレームを採用しているが、上下異径のインテグラルヘッドとカーボンフォーク、スルーアクスルの採用など各部の仕様はどこまでも現代的。特に三角断面でボリュームあるフォークが特徴的だ。
→記事はこちら

メリダ・サイレックス+8000-E 650Bホイール装備でMTBに匹敵するほどの走破性を獲得

グラベル扉

2018年にメリダが投入したツーリングバイクが「サイレックス」。超アップライトなポジションと幅45mmのタイヤに対応するクリアランスを備え、その異形ともいえるスタイルが、ロードバイクに見慣れた多くの人を驚かせた。そして2年経ち、コンポやホイール、バッグなどの選択肢も増えた。時代がようやくサイレックスに追いついた感がある。
→記事はこちら

ピナレロ・グレヴィルプラス 速さと快適さのバランスが異次元にある究極のグラベルレーサー

グラベル扉

フレームジオメトリーはグラベル向けに新設計されているが、複雑にカーブしたフォークや各部のエアロ形状、左右非対称のチェーンステーなどに、ロード最上位モデルであるドグマFシリーズで培ってきた技術が惜しみなく投入されている。
→記事はこちら

スペシャライズド・ターボクレオSLエキスパートエボ 圧倒的なパワーと驚くべき軽さを両立したグラベル仕様のEバイク

グラベル扉

スペシャライズドのグラベルバイクは「ディヴァージュ」が定番だが、ここでは新たな選択肢としてグラベル仕様のeバイク「ターボクレオSLエボ」を紹介する。eバイクのプラットフォームをグラベル仕様とした本モデルなら、上りを多く含むロングコースを自走して、お目当ての林道に入ってグラベルを楽しむ、という従来は脚力を要したプランニングが気軽に実践できる。
→記事はこちら

トレック・チェックポイントSL 5 オン・オフ問わずに快走を約束。着実に進化したグラベルバイクの優等生

グラベル扉

ドマーネなどのエンデュランスロードから受け継いだスムーズな乗り味はそのままに、よりワイドなギヤと太いタイヤを身につけたチェックポイントは、オンオフいずれも過不足なく楽しめる万能車と言えるだろう。
→記事はこちら

ビゴーレ・山と旅の自転車プラス 京の老舗が創り出した万能ツーリング車

グラベル扉

短いヘッドチューブや低いトップチューブは、多くの日本人にとって取りまわしがよいだろう。工房・ショップの近くに北山と呼ばれる峠とトレイルの宝庫があり、そこで実走を重ねてきたサイクリストたちの声が反映された結果でもある。日本人による日本人のための万能ツーリング車だ。
→記事はこちら

ヴェローシ・ジミー 台湾発のハンドメイドスチールバイク

グラベル扉

厳しい使用条件にも対応する、万能タイプのダブルバテッドだ。エンドなどの各種フレーム部材はオリジナルが多く、既視感がない斬新なフレーム作りが特徴だ。実際にジミーを目の前にすると、明らかに日本のビルダーとはアプローチが異なる。よく言えば斬新、悪く言えば無骨。
→記事はこちら

グラベル

最新20モデルの紹介とその魅力に迫り、走りを左右するタイヤや旅のスタイルを決めるバッグなども満載したムック本はこちらへ