乗鞍ヒルクライム2021が開催中止

長野県・乗鞍エコーラインで8月29日(日)に開催を予定していた人気ヒルクライムイベント「乗鞍ヒルクライム2021」の中止が発表された。予想をはるかに超えた新型コロナウイルス感染症の拡大がその理由だ。これで乗鞍ヒルクライムは2年連続の開催中止となった。

2021年大会参加者への対応は以下のとおりとなる。

  1. 乗鞍ヒルクライム2021参加記念品を発送。
  2. 参加費の50%を返金。
  3. 松本ヒルクライムシリーズ(ツール・ド・美ヶ原、乗鞍ヒルクライム)にエントリーした人には、同シリーズ参加記念品を発送。

※松本ヒルクライム特別抽選会は予定通り実施し、結果は大会ホームページで公開し賞品を発送。
※返金手続きの詳細は、後日スポーツエントリーより申込代表者のアドレスにメールで案内。準備が整い次第、返金手続きが進められる。

 

乗鞍ヒルクライム実行委員会実行委員長の宮下了一氏のコメント

乗鞍ヒルクライム大会実行委員会は、大会開催を望む全国の皆様のご期待にこたえるべく、参加者・スタッフ・沿道の応援者など大会に関わる全ての皆様が安全に実施するための対策を検討しながら準備を進めてまいりました。

しかし、新型コロナウイルス感染症の国内状況は我々の予想をはるかに超え悪化傾向にあります。感染力が強いインド由来のデルタ株の影響でこれまでにない急激なスピードで感染が進んでいるとされ、7月末より国内新規感染者数が連日1万人を超えるなど新型コロナウイルスの流行「第5波」が鮮明になっています。政府は、東京都、沖縄県の緊急事態宣言実施期間を8月31日まで延長し、埼玉県、神奈川県、千葉県、大阪府に同期間の緊急事態宣言を発令。北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県に同期間のまん延防止等重点措置を適用しました。また、政府は8月2日、新型コロナウイルス感染症の患者のうち、中等症の人の一部を自宅療養とすることを決定。緊急事態宣言対象地域のうち東京、埼玉、千葉、神奈川、沖縄の5都県の病床使用率(8月1日時点)がステージ4(爆発的感染拡大、50%以上)の水準となり医療が逼迫した状況です。この状況を受け、8月1日開催の全国知事会は、お盆の帰省も含め夏休み中の都道府県をまたぐ旅行や移動の原則中止か延期を強く呼びかけることなどを国に求める緊急提言をまとめました。

こうした状況を踏まえ、8月29日(日)に開催を予定していました乗鞍ヒルクライム2021の開催は断念せざるを得ないという結論に達しました。昨年に続いての中止となり、本大会を心待ちにしていた参加者の皆様および関係の皆様には大変残念な決定ですが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。また、大会まで一カ月を切っての決定となり、皆様にご心配をおかけしお詫び申し上げます。

新型コロナウイルスの感染症が収束し、2022年は乗鞍ヒルクライムが盛大に開催でき、全国から集まる「NORI CLIMER」の皆様が笑顔でヒルクライムを楽しんでいただけることを心より祈念いたします。

「乗鞍ヒルクライム」は2年連続中止となってしまいましたが、事態が収束しましたら、また乗鞍で皆様とお会いできることを楽しみにしています。大会実行委員会では、今まで以上に皆様に愛される大会を目指し努力してまいります。乗鞍の大自然と「空に一番近いバイシクルロード」が皆様をお迎えいたします。今後とも乗鞍ヒルクライムをよろしくお願い申し上げます。

 

乗鞍ヒルクライム公式サイト