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アドリアティカ・イオニカレース第4ステージ、単独でゴールスプリントに加わった新城幸也はトップと同タイムの18位!

レース
イタリア北部、アドリア海沿いの都市を中心としたのヴェネト州から、トレンティーノ=アルト・アディジェ州北部の山岳地帯を舞台に開催中のUCIヨーロッパツアー『Adriatica Ionica Race/Following the Serenissima Routes アドリアティカ・イオニカレース(2.1)』。

第4ステージは標高1000mのサン・ヴィート・ディ・カドーレからスタートし、途中カテゴリー2級山岳を超え、残り約半分の平坦区間には、未舗装路区間が含まれ標高0mのグラドへのゴールとなる今大会最長距離230kmのステージ。新城幸也(バーレーン・メリダ)は単独でゴールスプリント争いに加わり、トップと同タイムの18位でレースを終えた。

 
集団の中で順調にレースを進める新城 Photo:Bettiniphoto /Cor Vos
集団の中で順調にレースを進める新城 Photo:Bettiniphoto /Cor Vos

新城幸也のコメント
「今日はチームの指示で最後のスプリントを任されたので、逃げずに集団待機。(もし、逃げて山岳ポイント取れば山岳ジャージを手に入れる事もできたが、それはチームの指示でなかったため、しなかった)

幸いに今日は終始追い風気味だったので、集団にいても余り力を使うことなく終盤まで進める事ができた。230kmと距離も長いが、残り20kmから2箇所ダート(未舗装路)区間が設定されていたので、それがレース終盤を面白くさせる要素になったが、走っている方からすれば、ギリギリ走れるというレベルのダートだった。砂だけではなく、小石が敷き詰められた区間があり、普段の細いタイヤではなかなかスリリングで、あちらこちらでドリフトしながら走ってた(笑) だから最初のダート区間の入り順番が大事。2箇所とも良いポジションで入る事ができた。

ダート区間はキツイとかじゃなくて、ただただ転ばない様に走ることに集中してた。そうしたらダートが終わり残り10kmになった時には集団は40人程まで絞られていた。これは僕にもチャンスが来たと思ったが、残り500mのロータリーで前の選手が滑って落車…..自分もこれに突っ込みそうになり、ブレーキして回避。危なかったが、とても惜しいことした。これがなければ優勝までは行かなくても、10位以内には入れた可能性があった。

日に日にイタリアのこのカテゴリーの走りに慣れて、調子も良くなってきたところで、明日は最終日。距離こそ短いが7周回し、そこには上りも含まれていて、サバイバルな予感がするが結果を残したい。」


6月20日~24日 イタリア
Adriatica Ionica Race/Following the Serenissima Routes (2.1)

【text:Miwa IIJIMA、photo:Bettiniphoto /Cor Vos】

 
2級山岳からの下りでの新城 Photo:Bettiniphoto /Cor Vos
2級山岳からの下りでの新城 Photo:Bettiniphoto /Cor Vos