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ツアー・ダウンアンダー第4ステージ 暑さに強い新城幸也「調子はバツグン!」

レース
2018年1月16日より21日まで、真夏の南半球、オーストラリア・アデレードを舞台に開催される6日間のステージレース、サントス・ツアー・ダウンアンダー(2.UWT) 。

第4ステージは距離は128kmと短いものの、終盤に総合争いが動き出す山岳が設定されている重要なステージ。第3ステージのような距離の短縮はなかったものの、最高気温40℃オーバーの予報が出ていたため、主催者の決定によりスタート時間が1時間早められた。

連日の猛暑で、暑さに慣れていないヨーロッパの選手たちは消耗を隠し切れない様子が目立ったが、暑さに強い新城幸也(バーレーン・メリダ)はチームメートのためにボトル運びを積極的に行っていた。

「調子はバツグン!!」と、ひときわ元気に総合上位を狙うエース3選手をタイム差なしの同タイムの先頭集団に送り込む仕事をこなし、ドメニコ・ポッツォヴィーボ(イタリア)が7位、ヨン、ゴルカ・イサギレ兄弟(スペイン)もタイム差なしの同集団でレースを終えることができた。新城はトップから3分56秒遅れの46位でレースを終えている。
 
チームカーからチームメートの分もボトルを受けとる新城幸也。猛暑の中ボトル運びは重要な仕事。photo:Cor Vos / Miwa IIJIMA
チームカーからチームメートの分もボトルを受けとる新城幸也。猛暑の中ボトル運びは重要な仕事。photo:Cor Vos / Miwa IIJIMA


第4ステージ終了後の新城幸也のコメント:
「今日は最後の勝負どころとなる上りで、エースの3選手が安全に良いポジションで上り始められるように守ることがオーダー(自分の役割)だった。」

「猛暑のため、ボトルの水もすぐにお湯になってしまい、飲むのも、かぶるのも無理な状態、お茶葉入れて走ったら、美味しいお茶ができるのでは?と思うほど(笑)なので、10~15kmごとにチームカーからボトルを受け取りみんなに運び、130km弱のレースなのに相当な量のボトルの水を消費した。」

「オーダー通りにエースの3選手を上りの麓で前方に引き連れ、自分の仕事は終わり。その後は集団から遅れたが、フィニッシュまで10km以上あったので、山岳賞頂上まで練習のつもりで走りました。明日がいよいよ総合が決まるステージ。チームリーダーの3人も調子良さそうだし、イサギレは今日のステージでも最後、アタックして抜け出す場面もあったたり、モチベーション高いので、働きがいがあります!!」

【text:Miwa IIJIMA、photo:Cor Vos/Miwa IIJIMA】

サントス・ツアー・ダウンアンダー大会公式サイト

 
スタート前、かわいらしいファンのサインに応える新城幸也。photo:Cor Vos / Miwa IIJIMA
スタート前、かわいらしいファンのサインに応える新城幸也。photo:Cor Vos / Miwa IIJIMA