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アモーレ&ヴィータの菱沼由季典が 来季も同チームと契約を更新

レース


サイクルスポーツで今年より「世界武者修行」を連載中の菱沼由季典(アモーレ&ヴィータ)が来季も同チームで走る契約にサインした。UCIレースに関しては、アモーレ&ヴィータでの活動がメインになるが、日本国内滞在時には実業団レースも走る予定。国内での活動チームは後日発表とのこと。
以下、菱沼選手自身のコメントから。
 
 
ヨーロッパの厳しい契約氷河期のなか、11月末に2015年のチームとの契約更新にサインしました。
今シーズンを振り返ってみると、コンチネンタルチーム1年目ということもあり、上半期は緊張と焦りから春先に大きな落車をしたことでリズムを崩してしまい、思いどおりの走りができませんでした。しかし、その後トレーニングをしっかり行なったことで、下半期は何とか走りを取り戻せました。チームの勝利のために、アシストの務めを果たすことができたのも契約更新に繋がったと思っています。
シーズン途中でもクビになる選手もいるなかで、チームメイト、監督やスタッフを始め、現地で知り合ったさまざまな方々の助けもあり、ヨーロッパプロ1年目を無事に終えることができました。来季も同じチームで挑戦できることをうれしく思い、今季よりも落ち着いてシーズンを迎えられそうです。
 
11月のツール・ド・フゾウ
 
チームは今年同様、イタリア、ヨーロッパ周辺国のUCIレースに挑戦し、アジア・アメリカ大陸のレースでは結果を出していくことが目標になります。
そして個人としては、”ヒシヌマ”という名前が現地でもっと覚えられるような走りをすること。そして、2016年のオリンピック候補選手に近づけられるように、来季はアシストに徹しながら、チャンスをもらったときに結果を残せる選手を目指していきます。
チームに機材サポートをしているアジアメーカーにも、一人若くして日本人が他国籍チームで奮闘していることもあり、激励とともに来季のアジアツアーでサポートしているレースに呼んでもらえる話などをいただきました。
今年は、参加できなかったツアー・オブ・ジャパン(TOJ )やツール・ド・熊野を含む日本のUCIレースにもぜひ出場できたらと思っています。
 
2月のチッポリー二との練習

■クリスチャン・ファニー二GMの言葉
私は、ユキがチームに所属していることに誇りを持っている、そして2015年はチームとして日本のレース(前回は2010年にTOJ ・熊野、2013年はジャパンカップにて来日)に戻ってこれることを楽しみにしている。
さまざまな国籍の選手がいる私たちのチームは、2016年ブラジルオリンピックに向けて、各選手が代表として選ばれるように活動していく。
チームアモーレ&ヴィータ http://team-amoreevita.com
 
いま彼は、6年後の東京オリンピックを目標に、来季は欧州レースで活躍することを目指している。2015年の菱沼選手にもぜひ注目してもらいたい。