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Jプロツアー2018 第13戦・石川サイクルロードレースで鈴木龍が今季初優勝

レース
鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)が入部正太朗(シマノレーシング)を下して今季初優勝
鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)が入部正太朗(シマノレーシング)を下して今季初優勝


Jプロツアー第13戦は、今年で17回目の開催となる石川サイクルロードレース。毎年7月中旬に開催されるが、コースのハードさもさることながら、暑さとの闘いにもなるレースだ。昨年のレースランクはAAA(トリプル・エー)だったが、今年はAAAA(クアトロ・エー)に格上げされたことからも、難易度の高いレースであることが理解できよう。

学法石川高校前をスタートし、石川町内をパレードした集団は周回コースに入ってリアルスタート。一周13.6kmを7周する102.2kmのレースは、2周目に8人の集団が先行する。メンバーには、昨年総合優勝のホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)や、那須ロードレースで初優勝した木村圭佑(シマノレーシング)、U23のアジア選手権ロードチャンピオンの山本大喜(KINAN Cycling Team)らが含まれる。その後1人が遅れて7人になった先頭集団は、メイン集団に1分10秒差をつけて逃げ続ける。

メイン集団は、先行する集団にメンバーを送り込まなかった宇都宮ブリッツェンが牽引してタイム差をコントロールする。一方先頭集団では4周目あたりから人数が減り始め、6周目には4人まで減る。メイン集団との差は一気に縮まり、先行していた4人は全て吸収される。

6周目終盤、昨年の石川サイクルロードレース優勝の雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)がアタック。鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗(シマノレーシング)、横山航太(シマノレーシング)らが追走して最終周回の7周目に入っていく。

先頭の雨澤に鈴木が追いつき、さらに岡が追いついて宇都宮ブリッツェンの3人が先頭集団を形成。その20秒後方からシマノレーシングの入部と横山が追走する。残り9km付近で入部がブリッツェンの3人に追いつき、先頭集団は4人となる。残り4kmからゴールに至る登りに入ると、雨澤と岡が交互にアタックして入部を揺さぶる。しかし入部を完全に振り切れないまま、最後のスプリント勝負へ。

残り100m、鈴木と入部が競り合うも入部は前に出られず、鈴木が先頭でゴール。今期初優勝を挙げた。

 
P1クラスタ 表彰式
P1クラスタ 表彰式
パレード走行から周回コースに入ってリアルスタートを待つ集団
パレード走行から周回コースに入ってリアルスタートを待つ集団


Jプロツアー第13戦
第17回JBCF石川サイクルロードレース
第7回JBCFジュニアユースロードチャンピオンシップ
日付:2018年7月15日
開催地・コース:福島県石川町・浅川町周回コース(13.6km/1周)
距離:102.2km(P1)、40.8km(F/ジュニア女子)、75km(E1)、54.4km(E2)、40.8km(E3)、61.4km(Y/ジュニア男子)

結果 P1クラスタ 102.2km
1位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) 2時間42分34秒
2位 入部正太朗(シマノレーシング) +0秒
3位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +6秒
4位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +28秒
5位 才田直人(LEOMO Bellmare Racing Team) +59秒
6位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +1分1秒

Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)


写真・文:一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟

 
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは小山貴大(シマノレーシング)が奪回
ルビーレッドジャージは窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )、ピュアホワイトジャージは小山貴大(シマノレーシング)が奪回