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今ガジェット好きなショップが注目しているのは「Xplova(エクスプローバ)」

ガジェットが好き、新しいデバイスの登場に敏感なショップが熱視線を送っているアイテムがある。「Xplova(エクスプローバ)」がそれだ。PCメーカーのacer(エイサー)が、その技術で作ったサイクルコンピュータ。世界標準規格でつくったデバイスの実機をチェック。
 
text:中島丈博
presented by NCD

GPSメーター+カメラ

エクスプローバ・X5エボ サイズは110×62×23mm、重量は120g
エクスプローバ・X5エボ サイズは110×62×23mm、重量は120g

かつてはGPSセンサーを搭載したサイクルコンピュータは、ガーミンの1強という状態だったが、ここ数年でレザイン、ワフー、ジャイアントなど各社から競合商品が登場。市場は盛り上がっている。

そこにPCメーカーの「acer(エイサー)」から登場したのがこのエクスプローバ・X5エボ(4万9800円・税抜)。GPSセンサー、ANT+、ブルートゥース、Wi-Fi。そして、本体前面にはカメラを搭載している。

これだけのセンサーを搭載していれば、ライドの距離、スピード、走行ルートといった基本的なデータはもちろん、連携させるANT+センサー次第でパワー、ケイデンス、心拍といったトレーニングで活用できるデータも記録することができる。

だか、ここまでの機能は他社のメーターでも標準装備されているものである。エクスプローバの大きな特徴は、スマートフォンやアイフォンにダウンロードしたアプリと連携させることで高い拡張性を誇り、サイクルコンピュータ単体では操作性が劣る作業もスマートフォンから行なうことでそれを解決している点だ。

エクスプローバを手に入れたら、バイクにセットしすぐにでも走り出したい気持ちを抑えつつ、まずはエクスプローバのサイトから、自分のアカウントを作成。そしてスマートフォンに「Xplova Connect」というアプリをダウンロード(iPhone用アンドロイド用)する。さらに、エクスプローバ本体と自分のスマートフォンをWi-Fiでペアリングすれば、準備完了だ。

これによって、上記の利便性を獲得できるのだ。アプリとアカウントを同期させたら、エクスプローバで記録したライドログの管理閲覧はもちろん、ルートの作成や検索、トレーニングメニューの利用ができる。

ライドログの記録スタート、ストップや地図の拡大縮小、表示するデータ項目数の変更などが、本体にあるハードキーで操作できるので、タッチパネルが反応しなくてイライラ、ということがない。また、タッチパネルそのものの動作も他のGPS搭載サイクルコンピュータよりも軽快であるといえる。

それはacerが培ってきた、pc開発の技術が生かされているからとのこと。

エクスプローバのサイトには、ルート以外にもトレーニングプランが用意されている。「ペダリングスキル+持久力」、「耐乳酸トレーニング」、「FTP8分テスト」などのメニューが用意され、所要時間も明記されている。パワーメーターは持っているけれど、イマイチ活かしきれていない……。と思っている人は、このメニューは手始めに使ってみたい。

 
サイトからアカウントを開設する
サイトからアカウントを開設する
本体前面には動画用のカメラを備える
本体前面には動画用のカメラを備える
スマホにアプリをダウンロードしたら、X5エボ本体とペアリングしよう
スマホにアプリをダウンロードしたら、X5エボ本体とペアリングしよう
スマホ用のアプリ「Xplova Connect」
スマホ用のアプリ「Xplova Connect」

出先でルート機能を利用したい時、本体で目的地情報を入力して検索するのではなく、スマートフォンのアプリ上で検索、ルートを作成。それをエクスプローバ本体にテザリングかWifi経由でアップロードして利用することになる。

検索操作は、サイクルコンピュータの小さい画面でやるよりもスマートフォンの大きな画面で行う方が便利であるとの考えからだ。

また、エクスプローバのサイトから「ルート」を選んだり、PCでもルートの作成が可能。エクスプローバのサイトで作成したルートには道の勾配に応じて登り始めと登り終わりを教えてくれるガイダンス機能「スマートサイン」が自動で追加される。このスマートサインは任意の場所にも設置が可能で、休憩ポイントや絶景ポイントなどをコメントと共にルート上にわかりやすく表示する事ができ、写真の掲載も可能。ライドプランをメンバーに事前共有する最もわかりやすい手段になるだろう。

スマートフォン経由でエクスプローバ本体にルートをダウンロードすれば、スマートサインを画面上でガイダンスとして表示できるので、サイクリングの心強い味方になるだろう。

また、他のユーザーたちが作成した全国各地のルートから、希望のルートを「お気に入り」に追加し、スマートフォン経由でエクスプローバ本体にダウンロードする事もできる。

本体側面のハードキーで地図の拡大縮小がすぐに行えるので、自分の位置とまわりのランドマークや目的地との位置関係を把握するのも容易。スマートフォンで地図を見ているのに近い感覚だ。

エクスプローバのサイトとスマートフォンで利用している地図データはグーグルのものなので、スマートフォンユーザーには慣れたものだろう。
本体での地図表示は「グローバルOSM」という、Facebookなどで使われているオープンソースの地図データが利用される。本体をWifiに繋げれば、全世界の最新の地図データを無料で自由にダウンロードできる事が特徴で、海外でのサイクリングにもとても心強い存在になるだろう。

本体側面のハードキーで地図の拡大縮小がすぐに行えるので、自分の位置とまわりのランドマークや目的地との位置関係を把握するのも容易。スマートフォンで地図を見ているのに近い感覚だ。

 
ルート機能を使っている画面。指定したルートは太い青線で表示される
ルート機能を使っている画面。指定したルートは太い青線で表示される
ライド途中のランチタイムに次のルートを設定するのもスマホからさくさく操作できる
ライド途中のランチタイムに次のルートを設定するのもスマホからさくさく操作できる
スマホでルートを作成中の画面はこんなイメージ
スマホでルートを作成中の画面はこんなイメージ
立ち寄りたいスポットなどを、追加することも可能
立ち寄りたいスポットなどを、追加することも可能

動画撮影機能も!

本体側面にあるハードキーで地図の縮尺変更やメニューの選択が可能
本体側面にあるハードキーで地図の縮尺変更やメニューの選択が可能
動画撮影中は、画面上部にプレビューが表示される
動画撮影中は、画面上部にプレビューが表示される

さらにもっとも個性的な機能が動画撮影機能だ。本体には「REC」ボタンがあり、これを押すと撮影が始まり、もう一度押せばストップする。操作は単純明快である。

手動で撮影のスタートストップを行う手動モードのほか、「スピードが時速〇〇km以上になったとき」、「パワーが何w以上になったとき」など撮影をスタートする条件を決めれば、自動で撮影を開始する機能もある。

これによって、イベント中や、レース中におもしろい局面だけの動画撮影が可能だ。

反面、長時間録画には向いていない。「短時間の録画をおこない、ライドのハイライトをまとめて楽しめることの利便性に重きを置いた仕様にしている」とは開発者のコメントだ。

編集も専用スマートフォンアプリ「Xplova Video」で行う。Xplova Videoでは短時間の動画を簡単に編集できるだけではなく、速度やケイデンス、心拍数等の走行データを重ねて表示させたり、SNSへのシェアが簡単に行える。サイクリングの思い出を映像として最も素早く簡単に共有できる手段と言えるだろう。



問:日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD) / エクスプローバ

 
輪行でツーリングに出かけた帰りなど、車中で動画を編集してSNSにアップロード! なんてことも可能
輪行でツーリングに出かけた帰りなど、車中で動画を編集してSNSにアップロード! なんてことも可能

マウントを追加してバッテリーも装備

マウントを変更することで自分仕様にカスタム
マウントを変更することで自分仕様にカスタム
国内販売代理店の担当者は、サードパーティー製のマウントでエクスプローバと追加バッテリーを一緒に取り付けることで可動時間を延ばして使っていた
国内販売代理店の担当者は、サードパーティー製のマウントでエクスプローバと追加バッテリーを一緒に取り付けることで可動時間を延ばして使っていた

サイクルフリーダム 岩佐店長

表示項目数、カスタム性、ともに文句なし。

従来のメーターに比べてタッチ操作が極めて軽く、ページのスクロールに一部ハードキーを用いているのも良い。

そして液晶が綺麗。ダウンヒルなどでコーナーの切れ込み具合を確認するために地図表示にすることがあるから、地図が綺麗なのは非常に有意だ。

水滴感知ロック機能が"無い"のも評価する。雨だけでなく汗や水浴びによっても画面操作が機能しなくなってしまうのは大きなデメリットだからだ。




サイクルフリーダム
住所:千葉県稲毛区長沼町336-6
TEL:043-239-6511

 

サイクルコミュニティー プロジェクト-K 栗田店長

ルート機能のメリットを挙げるなら「 1:スマートフォンでもルートが作成できる」、「2:PCで簡単にルートが作成できる」、「3:ルートラボのデータも取り込め、汎用性が高い」、「 4:コース上のアップダウンや登坂のピーク位置などを自動で判別してくれる」です。

特に「1」スマホ用のアプリでもルートが作れます。 これは、出先で新しいルートを作りたい時に便利です。そしてそのルートの勾配が自動で表示されるのも嬉しいですね。

このアプリを使用すると、あと何kmで上りが終わるかなど画面上に自動で表示されるんですよ。これは嬉しいです。これまでのルートラボ等のデータも活用できるので、このアプリだけでも使ってみる価値は有ります!


・サイクルコミュニティー Project-K
住所:千葉県市原市西五所34-16
TEL:0436-23-5706
 

バイクショップスネル 諏訪店長

ビデオ機能について、 自分は仕事柄この手の新しいものには興味があり、シマノや、ガーミンなどのスポーツカメラを使って来ました。それに比べると、あまりマニュアルを読まなくても、 簡単に使えるところが良いと思います。

録画ボタンもすぐ手前にあるので操作しやすい。録画中は、メーターに映像が流れるので、「撮影できてるかな?」という不安もないです。

クスプローバ・X5エボはカメラとメーターが一体になっているので、カメラ単体を取り付けるのとちがってハンドル周りがすっきりします。あと、危険な運転の車が前を走っている時にすぐに録画が開始できるので、 何かあったときの証拠映像が撮れて良いと思いました。



・バイクショップスネル
住所:東京都大田区西六郷1-32-6-1F
TEL:03-6906-7024

 


サイクルコンピュータとしての質の高さ、スマートフォンとPCで切り分けられたルート機能の充実さ、本体に搭載されたHDビデオカメラとスマートフォンアプリの手軽さ、この全ての機能を兼ね備えた全く新しいサイクルコンピュータだと言えるだろう。


 

スペック

価格:4万9800円(税抜)

ディスプレイ:3 インチ、半透過型、240x400 ピクセル

防水レベル:IPX7(水深 1 メートルで最長 30 分)

ビデオカメラ仕様:120度広画角+ HD高画質720p@30fps

インターネット接続:Wi-Fi、BLE

GPS:高感度 GPS/GLONASS デュアルシステム

メモリ:512MRAM/8G Flash

録画モード:データリンク自動録画、タイムラプス録画、循環録画(ドライブレコーダー)および手動録画に対応

マップ:グローバル OSM マップに対応。Xplova のウェブサイトではルートプランニングとダウンロードサービスを提供しています

サイズと重量:110 x 62 x 23 mm、120 g

バッテリー:充電式リチウム電池/1500 mAh/約 12 時間(Wi-Fi/バックライトオフ、GPS 3D-Fixed)

入力:5V Micro-USB

言語:英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、オランダ語、デンマーク語、タイ語、日本語、繁体中国語、簡体中国語

内蔵センサー:温度計、気圧高度計、アンビエントライトセンサー(環境光センサー)、ANT+ 対応 ハートレートモニター チェストベルト、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、コンボ(スピード&ケイデンス)センサー、パワーメーター

Xplova Connect/Videoアプリ:Andorid 5.0 以上、iOS 10 以上、BLE 実装の BT4.0

同梱品:Xplova X5 Evo、自転車用取り付けキット、ストラップ、Micro-USB ケーブル、クイックスタートガイド、保証書

 
販売パッケージは本体のほかに、ハンドルマウント、USBケーブルなどが付属する
販売パッケージは本体のほかに、ハンドルマウント、USBケーブルなどが付属する

問い合わせ先

日本コンピュータ・ダイナミクス(NCD) / エクスプローバ
http://www.bs-supply.jp/xplova/