スペシャライズドから新型XC MTB「Sワークス エピック ワールドカップ」登場

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スペシャライズド・Sワークス エピック ワールドカップ

アメリカのスポーツ自転車ブランドSPECIALIZED(スペシャライズド)から、新型となるフルサスペンションXC(クロスカントリー)用MTB(マウンテンバイク)の「S-WORKS EPIC WORLD CUP(エスワークス エピック ワールドカップ)」が登場した。効率性・操作性・軽さの3つをテーマに、レースで勝つためだけのマシンに仕上がっている。

スペシャライズド・Sワークス エピック ワールドカップ

 

S-WORKS EPIC WORLD CUP/エスワークス エピック ワールドカップの特徴

エスワークス エピック ワールドカップは、前後29インチホイール、フロントサスペンショントラベル量が110mm、リヤサスペンショントラベル量が75mmのクロスカントリー用フルサスペンションMTBだ。タイヤは前後とも最大2.35インチ幅までのものを装着できる(完成車は初期で2.35サイズを搭載)。パーツの集合体ではなく、バイク全体を一つに統合して考えるデザインアプローチを採用し、開発された。フレーム重量(塗装やサスペンション部分も含む)は1765gと、同ジャンルのMTBの中では最軽量級となっている。

ロックショックスと共同開発したリヤサスペンションを搭載

ロックショックスと共同開発したリヤサスペンションを搭載

 

最大の特徴は、ハードテールの持つ効率的な走りとキレのあるレスポンス、フルサスペンションの持つ操作性や走破性の両方を、シンプルなセットアップで実現していることだ。これを可能にするのは、ロックショックスと共同開発した「SIDデラックスWCID (World Cup Integrated Design) ショック」と名付けられたリヤショックだ。エアスプリングのポジティブ側とネガティブ側を独立して調節できるユニークな機構を採用し、固めにセットすればハードテールならではの「キレ」のある走りを、アクティブにセットすれば多少のバンプも気にせず突き進める「走破性」を得られる。なお、ファーム(ノーガルプ)、ミディアム(ハーフガルプ)、アクティブ(フルガルプ)の3段階でセッティングが可能だ。

ハンドル、ステム、ホイールには、ロヴァール・コントロールSLコンポーネントのフルセットを搭載。ホイールセットは1240g、シートポストは180g(新製品)、一体型コックピット(ステム長70mm、ハンドルバー幅780mm、新製品)は250gと高い軽量性、剛性、操作性を持つ。

スラムXX1イーグル完成車とフレームセットの2種類をラインナップする。

 

S-WORKS EPIC WORLD CUP/エスワークス エピック ワールドカップのスペック

 

S-WORKS EPIC WORLD CUP

●価格:165万円

●カラー:2種類

●サイズ:S、M、L、XL

●フレーム:カーボン、75mmトラベル

●フォーク:ロックショックス・SID SLアルティメットブレイン、110mmトラベル

●リヤショック:ロックショックス-スペシャライズド・SIDデラックスWCIDショック

●メインコンポーネント:スラムXX1イーグル

●ホイール:ロヴァール・コントロールSL

●タイヤ:フロント/スペシャライズド・Sワークス ファーストトラック29×2.35、リヤ/同・レネゲード29×2.35

●ハンドル&ステム:ロヴァール・コントロールSLインテグレーテッドコックピット

●シートポスト:ロヴァール・コントロールSLカーボンシートポスト

●サドル:スペシャライズド・ボディジオメトリ Sワークス パワー

 

S-WORKS EPIC WORLD CUP FRAMESET

●価格:77万円

●カラー:3種類

●サイズ:XS、S、M、L、XL

●フレーム:カーボン、75mmトラベル

●フォーク:ロックショックス・SID SLアルティメットブレイン、110mmトラベル

●シートポスト:ロヴァール・コントロールSLカーボンシートポスト