カンパニョーロから軽量ロードホイール「ハイペロンウルトラ」登場

カンパニョーロのロードバイク用軽量ホイール「ハイペロンウルトラ」が、ディスクブレーキ用となってラインナップに戻ってきた。リムハイトは37mmと、かつてのハイペロンよりもやや高め。しかし、軽さという魅力は堅持、前後ペアの重量は2ウェイフィットモデルで1240gだ(チューブラーモデルは1160g)。軽さ、ハンドリング、反応性といった全ての要素でバランスを取り、“the magic ratio of performance(性能の魔法の比率)”を作り上げたという。

ハイペロンウルトラ

ハイペロンウルトラは、カンパニョーロ独自の技術であるハンドメイドウルトラライトカーボン(H.U.L.C)プロセスを用いて作られている。これは、剛性とコントロール性を高めるために、カーボンファイバーの量と独自の樹脂とのバランスを最適化させるものだ。
また、カンパニョーロのエンジニアは、俊敏性の高いホイールとして最適なリム高を37mmと特定。坂を早く上ったり、素早く操作する際の迅速で反応性の高い変化に耐えることができる。リム内幅は21mmで、高い剛性と軽量化を実現する。

ベアリングにはセラミックのCULTを使用し、高い効率と耐久性や、スムーズさを提供。

カンパニョーロ・ハイペロンウルトラ2023

ハブには、スポークの非弾性的な破断を防ぎ、最適なパワーを路面に伝達するために作られたヘッド2ベイトータルテンションマネジメントシステムが搭載されている。

ハイペロンウルトラ

フリーボディのタイプはN3W。カンパニョーロの9速から13速まで対応する。ほかにもシマノ、スラム(XDR)に対応する。

カンパニョーロ・ハイペロンウルトラ2023

グラフィックは、カンパニョーロ最高級のCラックスコーティングで仕上げられている。塗装がなくとも、上質な見た目に仕上がっている。それはすなわち軽量化にもつながる。

ハイペロンウルトラ

スポークホールの作り方は、リム成型時にすでに行われている。これは、カーボンリムを一度成型してからドリルで穴を開けるよりも強度がでる。ドリリングでカーボン繊維を切断することがないからである。

 

 

 

HYPERON ULTRA
2ウェイフィット、チューブラー
スポーク本数:F21本、R24本
リム高:37mm
リム内幅:21mm
リム外幅:27mm
フリーボディ:N3Wライト(カンパニョーロ)、XDR(スラム)、HG11(シマノ)
重量:1240g(2ウェイフィット)、1160g(チューブラー) ※2ウェイフィットはチューブレスレディ、クリンチャーに対応

価格
2ウェイフィットリム、N3Wライトフリーボディー価格:59万1800円
2ウェイフィットリム、HG11/XDRフリーボディー価格:59万2900円
チューブラーリム、N3Wライトフリーボディー価格:62万4800円
チューブラーリム、HG11/XDRフリーボディー:62万5900円