2020のキーワードはE-スポーツバイク(e-bike)・グラベル・MTBだ!

2020のキーワードはE-スポーツバイク(e-bike)・グラベル・MTBだ!

スポーツバイクの本場・欧州では、そのトレンドの中心がE-スポーツバイク(e-bike)・グラベル・MTBだ。その波は日本にも到来! 2020年にはこの3つがキーワードだ。2019年11月2日(土)〜4日(月・休)開催のサイクルモードインターナショナル2019会場で、ぜひ体験しておきたい。

Chapter1 さらなる広がりを見せるE-スポーツバイク

電動アシスト付きスポーツバイクである「E-スポーツバイク」が、国内でますます浸透している。人力のペダリングをモーターの力でアシストすることで、体力に自信のない人やスポーツバイク初心者など、より多くの人が気軽に本格的なスポーツライドを楽しむことができるようになった。このE-スポーツバイクは、既に世界的な規模で人気が拡大している。

通常のスポーツバイクと大きく異なるのは、モーター とそれを制御するコンピュータを内蔵したドライブユニ ットや、長時間電力を供給するバッテリーがスポーツ走行に適した設計のフレームに取り付けられているという点だ。

この国内市場に大きな口火を切ったのは、自転車コンポーネンツメーカー・SHIMANOの「SHIMANO STEPS(ステップス)」シリーズ。2017年より最上位グレード「E8080」シリーズが発表され、今年は2つの新しい「E6180」シリーズ、「E5080」シリーズが登場!

現在、既にさまざまな種類のE-スポーツバイクが各社から出されているが、この3つのグレードがそろったことで、今後はオンロード・オフロードを問わずあらゆるフィールドに対応した、より多種多様なバイクが展開されていくことだろう。2020年は、まさにそうした夢のようなE-スポーツバイクの”豊作の年”となるだろう。

シマノ・サイクルモード2019
絶景を楽しむ山岳トレイルライドから、ふだんの通勤通学まで、あらゆるサイクリング体験のハードルを下げてくれるのがE-スポーツバイクだ。欧州市場では、スポーツバイクのメインはE-スポーツバイクに移行してきている

【POINT】E-スポーツバイクコンポーネンツ「SHIMANO STEPS」搭載モデルは何と11ブランド・26モデルに! 今後も続々登場!!

E-スポーツバイク用コンポーネンツの中でも、SHIMANO STEPSは採用ブランド・モデル数においてトップクラスだ。現状で既に11ブランド・全26モデルにも及ぶ。下に掲載するのがそのブランドで、それぞれ代表的なバイクの写真をピックアップした。

シマノ・サイクルモード2019

これを見ただけでも、フルサス採用の本格的なMTBから、大型サドルバッグをつけてバイクパッキングができるようなツーリングモデルまで、 実に多様なバイクに採用されていることが分かる。

今後も続々と搭載バイクが出てくる予定だ。サイクルモード会場では試乗車を出しているブースもあるので、ぜひ一度その性能を試してみたい。SHIMANO STEPSを試せば、E-スポーツバイクの核心に触れられるはずだ。
SHIMANO STEPSオリジナルサイトもチェックしよう!

【POINT】2つの新ドライブユニット登場でE-スポーツバイクがより身近に

2019年、日本国内において新たに発表されたSHIMANO STEPSのE-スポーツバイクコンポーネンツが、先に紹介した「E6180」シリーズと「E5080」シリーズだ。ハイエンドシリーズとなる「E8080」はハイパワーなE-MTBにも対応するのに対し、これらには別の性格が与えられる。

まず、アシストの出力を示す最大トルク数を60Nmと抑えることでユニットのサイズを小型化 し、それによってすっきりとした見た目とともにオンロードもオフロードもオールラウンドに楽しめるようにしているのが「E6180」シリーズである。こちらはオンロードツーリング向けモデルなどに多く搭載される。もう1つの「E5080」シリーズは、モーターのドライブシャフト部にスクエアテーパーを採用し、搭載されるバイクがよりお求めやすくなっている。

これら2シリーズの登場で、E-スポーツバイクがより身近に&よりさまざまな用途に対応できるようになり、より多くのユーザーが手に入れやすいものへ進化していくだろう。2020年は、 ユーザーの要求や体力レベル、予算感に合わせてE-スポーツバイクを選べる年となる!

Chapter2 日本でも浸透するグラベルバイクの遊び方

シマノ・サイクルモード2019

英語で「未舗装路」の直訳が「グラベルロード」。 従来ならロードバイクかMTBをそれぞれ用意する必要があったようなオン・オフを含むコースを、一台で 駆け抜けるために設計されたバイクが「グラベル(ロード)バイク」である。欧米ではこの人気が爆発的に上昇しており、日本でも急速に浸透してきている。

バイクの特徴としてはディスクブレーキが前提で、 ロードバイクをベースにしたジオメトリを取りつつ太いタイヤが履ける設計となっている。これにより高い安定性と反応の良さを両立し、大型バッグをバイク各部に取り付ける「バイクパッキング」スタイルも可能とする拡張性も実現。オンオフを問わない道へのツーリングや自転車×キャンプのスタイルなど、これまで 以上に楽しみ方がクロスオーバーすることとなる。毎日の通勤やふだん使いにも乗りやすく、このカテゴリーは国内においてもさらなる拡大が期待できるだろう。

【POINT】グラベルアドベンチャーコンポーネンツ GRXシリーズを体験してみよう!

グラベルバイク用にSHIMANOが開発したコンポーネンツが「SHIMANO GRX」シリーズだ。ロードコンポよりチェーンラインを拡大し、チェーンスタビライザー機能を備えたリヤディレーラーを用意するなど、グラベルバイクに合わせ最適化される。DI2 or 機械式の変速方式、シングル or ダブルのフロント変速、11速 or 10速のリヤ変速、そして700C or 650Bのホイールを用意。ライダーの目的や走り方によって組み合わせることで、あらゆるグラベルの楽しみ方をワンランク上げてくれるコンポーネンツに仕上がっている。

CHAPTER3 ロードバイクとは違う刺激が楽しい!! MTBを始めるなら今!

ここ数年、これまでロードバイクしか乗ったことがなかった人がMTBの走りにも興味を持ち、バイクをレンタルして走れるガイドツアーや、MTBイベントのオフロードツーリング種目などに参加する動きが着実に広がっている。不整地を走るMTB では、荷重バランス感覚を養えたりライディングスキルが磨かれ、結果それがロードバイクの走りにもいい影響を及ぼすこともメリットだ。無論、純粋にロードバイクとはまったく違うその走りの楽しさそのものに、ロード乗りは魅了されつつある。

そんななか、12速化を果たしたSHIMANOの新MTBコンポーネンツは、これから MTBを始めたい、購入したいと考えるライダーにとって、選択肢を増やす朗報である。

【POINT】12速化を果たし、さらに進化したSHIMANO DEORE XT & SLX

SHIMANO MTBコンポーネンツのトップグ レード「XTR」が2018年にモデルチェンジし12 速化を果たしたのに続き、セカンドグレード「DEORE XT」、サードグレード「SLX」も2019年に12速化してモデルチェンジした! 幅広いシフター位置の調整を可能にする「I-SPEC EV」機構、より高い剛性とコントロール性を実現するブレーキレバー・キャリパーなど、トップグレードの性能を継承しつつ、コストパフォーマンスを高めている。これらが採用されたバイクが 展開される2020モデルイヤーは、豊作だらけの非常に狙い目のタイミングと言えるだろう。

【Check】 SHIMANOブースでサイクルライフをより充実させる最新のアイテムを発見しよう!

サイクルモードインターナショナル2019会場内のSHIMANOブースでは、コンポーネンツだけでなくシューズ、 ウェア、ヘルメットなどの最新ギアを展示する。「これだ!」と思うものをぜひここで発見しよう。

オフロード試乗コースもあり

サイクルモードインターナショナル2019では、新たに「オフロード試乗コース」が設けられている。SHIMANOのコンポーネンツ搭載バイクを試すチャンスでもある!

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