サイクリスト天国 ブリスベンからゴールドコーストへ! B2GC参加記

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B2GCブリスベンゴールドコースト

普段は欧州などで、メーカーの試乗会に参加している中島だが、今回はオーストラリアのサイクリングイベント「ブリスベンtoゴールドコースト サイクル チャレンジ(B2GC)」に参加取材! 初めてのオーストラリア、久しぶりのサイクリングイベントということでしっかり楽しんできたぞ!(笑)

 

ブリスベンtoゴールドコーストのスタートは夜明けと共に

 

まだ中秋の名月(オーストラリアは南半球だから春だけど)が西の空に輝く、朝5:15から、申込時に自己申請した走行スピードにあわせて時速30m以上、時速30㎞~25㎞、時速25㎞以下の3ウェーブに分かれてスタートしていく。ブリスベン to ゴールドコースト、通称B2GCは、オーストラリアの東部に位置するクイーンズランド州の州都ブリスベンから、ゴールドコーストまで100kmを走るロングライドイベントだ。地元クイーンズランド州では、初心者からベテランまで参加し、楽しめるイベントとして親しまれている。

スタート地点はブリスベン中心部から4㎞ほど、ブリスベン大学近くのエレナー・ショナル橋。この橋の上に参加者がずらりと並ぶ。コースになる道路は、普段バス専用レーンとして使われているところを、このイベントのために封鎖している。地元ブリスベンのサイクリストにとっても普段は走ることのできない道路を走行してスタートなのだ。舗装もきれいで、高速道路を走っているみたい!

B2GCブリスベンゴールドコースト

エレナー・ショナル橋で出発を待つ参加者たち。気温は10℃ちょっとと、肌寒い

10㎞ほどバスレーンを走った後は一般道に出る。ここも道路の片側を交通封鎖しているのでいたって走りやすい。舗装は日本の道路とさほど変わらないレベルだ。大きな穴が開いているなどということもないので、安心。なにより日本と同じ、左側通行の国なので戸惑いは少ないだろう。

B2GCブリスベンゴールドコースト

全面封鎖したバス専用道のトンネルをゆく

のべ3770人の参加者は、クイーンズランド州のサイクリストのスタイルをよく表している。どういうことかというと、スピードを求めて走っている人も、フィットネスとして走っている人も、そのレベルが高いのだ。ブリスベンでも初心者に人気のこのイベント。ウエアは上下サイクルジャージの人もいれば、フィットネスウエアというか、ヨガウエアのようなもので走っている人もいる。ふらついている人はいないし、ハンドサインなども丁寧でわかりやすい。

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バス専用道を離れて、一般道へ。どこまでも参加者が連なっているので、コースオフの心配もない

エイドステーションは至ってシンプル!

序盤は、サイクリストが途切れることなく連なって走っているが、1つめのエイドステーションを過ぎたあたりから徐々にサイクリストの密度が薄まってくる。

最初のエイドステーションは42㎞地点。エイドステーションの数が日本のイベントよりも少ないのは注意点だ。並んでいる補給食も地元のグルメという風情のものではなく、バナナとエナジーバーと至極実用重視。

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エナジーバーはアップルベリー味

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みんな大好き、ロングライドの鉄板補給食バナナ

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スタートから着ていたウインドブレーカー。そろそろ脱いでおこう

トイレと補給を済ませたら、再び走り出す。このあたりからは郊外ののどかなエリアをゆく。馬や牛が放牧されていたり、サトウキビ畑が現れるが、そのスケールの大きさに驚く。広大な視界は日本ではなかなか味わえないものだ。特に放牧地はとんでもなく広く、遠くにいるオージービーフは豆粒くらいの大きさに見える。そんな景色が広がることからもお察しの通り、コースはフラット。長い上りやつづら折りの下り坂もない。細かいアップダウンが続くエリアがいくつかあるだけなので、この上なく走りやすい。

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サトウキビ畑をつらぬく幅広の一本道

第2エイドステーションにつく頃には、汗ばむほど気温も上昇

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カメラを向けると満面の笑みで応えてくれたエイドステーションのご婦人

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コーヒーのケータリングサービスが来ていた

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第2エイドでもらった電解質パウダー。ラストスパートに向けた足つり対策にうれしい

そのうち、75㎞地点の第2エイドに到着。第1エイドと違い、パンや電解質パウダーなどを配っている。またコーヒーのケータリングバンが来ていたので、コーヒーを買うこともできた。オーストラリア特有のスタイル「フラットホワイト」も。

 

第2エイドを出発するといよいよゴールドコーストが近づいているのがわかる。世界でも有数のリゾート地であるゴールドコースト道を走る車の雰囲気も変わる。なんか浮かれた感じに。

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ゴールドコースト手前の沿道で参加者にエールを送っていたご家族。つい嬉しくなっちゃいますよね

否応でもテンションが上がるゴールドコースト

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とにかく海がキレイ! 海辺には桟橋を備えるお屋敷が立ち並ぶ

別荘街が現れ、川にはヨットや大きなクルーザーが停泊している。遠くにゴールドコーストの象徴的な建物Q1ビルなどがある、サーファーズパラダイスの高層ビル群が見えてくれば、もうフィニッシュはすぐそこだ。やや増えた交通量のなかを進み、無事ブロードウォーター・パークランドに到着。

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ゴールドコーストの高層ビル群が見えてきたら、フィニッシュはもうすぐそこ

みんながゆったり過ごしている。ゴールドコーストに到着

午後の日差しを受ける芝生の広場は、もうたまらなく気持ちがいい! 広場中央には記念撮影用のゲートが用意されているので、みんなそこで撮影を楽しんでいた。他にもフードブースが出展していたり、屋外ステージでは弾き語りライブが行われ、自由な時間が流れる。フィニッシュ後、すぐに帰っていく人もいれば、芝生の上で余韻を楽しんでいる人も。我々は13時頃に到着したので軽食を楽しんでからブリスベンへの帰路に着いた。

B2GCブリスベンゴールドコースト

フィニッシュのブロードウォーター・パークランドで記念撮影。現地をアテンドしてくれた足立喜誠さんと、田中彩佳さん

片道ロングライドイベントの帰りはどうする?

片道イベントということで、じゃあ帰りはどうするの? となるが、フィニッシュ後には、ブリスベンまで自転車を積んでくれるシャトルバスが運行されているので心配ない。またフィニッシュ地点から10㎞ほどの駅からブリスベンに行く電車が走っている。輪行する必要はなく、自転車をそのまま車内に持ち込める。追加料金もかからず、通常の運賃だけで利用できる。これも日本ではなかなか味わえない体験だ。

参加者の中には、100㎞では物足りないということで、スタート地点のブリスベンまで自走で帰る人もいる。健脚の人は挑戦してみては?

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フィニッシュ地点で腹ごしらえに買ったホットドッグ。オーストラリアでは、食パンに炒めた玉ねぎとソーセージを挟むこのスタイルがポピュラーなんだとか

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名物スムージー屋さん。自分でペダルを漕いでミキサーを回して作る。自力でミックスするからおいしさ倍増!?

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バス利用者のバイクは大型トレーラーに積み込まれる

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ブリスベンまでのシャトルバス。フィニッシュ地点でチケットを購入できる

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自転車をばらさずに電車に積み込めるので、気軽に利用できる

ブリスベンには、サイクリング+αの楽しみがある

B2GCに最短スケジュールで参加するなら金曜日の夜日本発→土曜日朝ブリスベン着、受付→日曜日イベント当日→月曜日の朝ブリスベン発、夕方帰国となる。でもせっかくブリスベンまで行くなら、帰国を1日遅らせて、自転車のブリスベン散策を提案したい。市内には中心部を蛇行しながら流れるブリスベン川を軸にして、方々にサイクリングロードが張り巡らされている。これを利用すれば、安全にブリスベンを回ることができるのだ。

このあたりは、また別の記事にまとめたいと思う。

 

 

■開催日:2019年9月15日(日)
■開催地:オーストラリアクイーンズランド州ブリスベン
■ブリスベンtoゴールドコースト