マヴィックの飛び道具「コスミックアルティメイト」が復活! ディスク、リムともにラインナップ

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マヴィック究極のロードホイール

大幅なラインナップの刷新を発表し続けているマヴィックから、またも新作が登場した。究極のロードホイール「コスミックアルティメイト」の復活である。リム、スポーク、ハブまですべてカーボンで作られ、超軽量でいて高い剛性を持つ。そして空力性能にも磨きをかけた。ディスクブレーキモデルと、リムブレーキモデルの両方がラインナップされ、どちらもチューブラー専用で1200g台と超軽量だ。

 

R2R=リムtoリムスポークパターンを前後とも採用

コスミックアルティメイトTディスク

モデル名のTはチューブラーを意味する

フルカーボンスポークはハブからリムではなく、リムから反対側のリムまで1本のカーボンスポークがつながっている。これによってモノコックのような構造を実現し、ペダリングパワーを無駄なく推進力に変換する。ディスクブレーキモデル「コスミックアルティメイトTディスク」の前後セット重量は1225g。

コスミックアルティメイトのフロントハブ、ボディまでフルカーボン

コスミックアルティメイトのリヤハブ。前作ではドライブ側にはニップルがあったが、新作ではドライブ側もR2Rパターンを採用している

超軽量ホイールというと思い浮かぶのはライトウェイトの存在だ。ライバルとなるディスクブレーキチューブラーホイールの「マイレンシュタインチューブラーディスク24D」の前後セット重量は、1245g。リムハイトはコスミックアルティメイトTディスクが40mmなのに対してマイレンシュタインチューブラーディスク24Dは48mm。スポーク本数はともに20本だ。重量はコスミックアルティメイトTディスクの方が20g軽い。

 

 

フリーボディはID360

マヴィックのハイエンドクラスに採用されているフリーボディID360。もちろんコスミックアルティメイトにも採用されている。フリーボディ内部に2つあるギヤが9度ごとに嵌合する(上写真はコスミックSLRのハブ)。ベアリングは予圧が適正にかかり、高い軸精度を保つ設計だ。

 

リムブレーキモデルもある

 

ホイールメーカー各社がハイエンドモデルから軒並みリムブレーキモデルを外している昨今だが、コスミックアルティメイトにはリムブレーキモデルも用意されている。

 

マヴィック・コスミックアルティメイトスペック

コスミックアルティメイトTディスク

重量:1225g
リムハイト:前後とも40mm
ブレーキローター固定方法:センターロック
スポーク本数:前後とも20本
スルーアクスル:12×100mm(フロント)、12×142mm(リヤ)
価格:48万円(税抜)

 

コスミックアルティメイトT(リムブレーキモデル)

重量:1200g
リムハイト:前後とも40mm
クイックリリース対応
価格:48万円(税抜)

 

 

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