女性ビギナーがレースに挑戦! Zwift Academy ROAD体験レポート(後編)

目次

世界中のサイクリストからの支持を受けている、サイクリスト向けの世界的なオンライントレーニングのプラットフォームである「Zwift(ズイフト)」。前編では、その充実したトレーニングメニューうち、初心者ライダーのまるさんに「Zwift Academy ROAD 2020」のワークアウトを体験してもらいました。その後、3週間の間に全8項目に及ぶトレーニングメニュー、3つのグループライドに参加したまるさんの挑戦・後編〜「Zwift Academy ROAD 2020」レース初参戦〜をお送りします。

初めてのレース参加ですが、前回から約一か月を経てトレーニングに臨んだ彼女のレース結果は? そしてFTP値は向上したのでしょうか?

初めてのワークアウトに挑戦した前編の記事はこちら(https://www.cyclesports.jp/topics/32573/)から。

「Zwift Academy ROAD 2020」を体験してもらう、まるさん

両親の影響で幼少期より水泳・サーフィン・テニスなどに親しむ。大学生のころに「トライアスロンに出たい」とマラソン・OWSにソロで出場するも、未経験であったロードバイクへの精神的ハードルが高く、諦めていた。春に知り合った友人たちがきっかけで8月にロードバイクを購入、10年越しの悲願を叶える。


 

あと少しで卒業!

Zwift Academy ROAD 2020卒業まであとひとつ

こんにちは、まるです!

前回、初めての「Zwift Academy ROAD 2020」におけるワークアウトに参加してから早一か月。この間に、残りのワークアウト計7つと3つのグループライドを実行しました。

「Zwift Academy ROAD 2020」卒業の条件となるのは、8つのワークアウト(短いもので51分間、長いもので69分)に加え、グループライドもしくはレースへ4つ参加すること。ワークアウトは“しんどいけど、これを乗り越えれば強くなる”という実感を与えてくれるメニューばかりでした。

まず、トレーニングを開始するにあたって

・一か月以内にズイフト内のレースに出場する

・FTP値の向上・分析することを習慣化する

という目標を立てました。しんどいトレーニングを続けるには目標を立てることが大事です。

決められた課題に黙々と向き合えるタイプではありますが、辛そうなメニューだと見て分かる場合は、前後のダメージを加味してトレーニングの実行時間を調整し、心と体の準備を整えてから挑みました。 

ワークアウト7は強度高めのメニューでした

トレーニングの内容はToday’s Plan(https://whats.todaysplan.com.au/)と連動させ、日記感覚でメモを残すようにしていました。「1分を5.42倍で踏めた!」、「お腹がすいて中だるみした」、「TSBが回復した」などなど、なかには「今日は吐かなかった」という日もありました。

日々のなかで感じた変化として、下半身の筋肉の増加や上半身が安定してきたことにより、今まで感じていた肩周りの筋肉の強張りがなくなってきたことなどが挙げられます。ズイフトなら1時間くらいのスキマ時間に乗れるので、乗る頻度が増えたことが大きかったですね。

トレーニングを継続して行ううえで、気を付けていたのは身体的な疲労を抜いてあげること。練習後はフォームローラーで筋肉をほぐし、インナーマッスルにアプローチできるヨガやピラティスには、腸腰筋を意識した動きを取り入れていました。疲労が溜まっている状態でトレーニングをしても、指定パワーが出せなくて、トレーニング効果が低くなってしまいますからね。

BCAAの摂取に加え、ときにはサウナをご褒美にするなど、自分なりに自転車に乗る時間を増やすためのコンディション作りに励み、気づけば残すところレースひとつのみに・・・。

はじめてのズイフトレース

レースに備えてアップをする

【コース】フランス:LA RAINE(ヒルクライム)、距離: 22.8 km 、獲得標高: 1181 m

そしていよいよ! この一か月間向き合ってきたトレーニングの成果を発揮するための、初めてのレースの日が来ました。

事前にコースを確認すると、まさかのヒルクライム! 8kmまでが平坦(気味)なので、まずは周囲を見ながら強度は上げずにアップ程度に。ひたすらマイペースを保ち、我慢に我慢を重ねることが必要であろうと想定されるコースです。

レース前に10分ほどアップのために脚を回します。レース前日は、当日の備えてレスト日としていたので、脚は大変フレッシュな状態です。食事は炭水化物を中心に4時間前に済ませました。

レースに備えて、ドリンクはボトル2本分を用意。1時間以上乗る際には1本では足りず、2本用意するようにしています。圧倒的ヒルクライムコースのため、長丁場が予想されることからゼリー系の補給食を準備しました。

ドキドキしながらレースに参戦します。RIDE ON!

キャニオンバイクにお揃いのZAジャージが可愛くて癒されます。ZAを卒業すると貰えちゃうんですよ

実際にコースを走ってみると、事前に確認して理解していたと思っていたはずのコースの斜度に翻弄されました。斜度15%を経験したあとに斜度6%の世界に行くと「踏める! 嬉しい!」と喜んでいたことを考えると、わたくし完全にバグです。
レースはスタート地点からの2人で逃げ、そのまま平坦の8kmを終え、一進一退のヒルクライムに入る。ヒルクライムは我慢大会で、中盤でオーストラリアの選手が脱落して一人旅になりました。各選手とのタイムギャップが分かるので、後ろから来ている選手とのタイム差を常に意識して、差が縮まり過ぎないように走りました。想定通りのレース運びができたことが何よりも嬉しい!

斜度が8 %を越えると、ケイデンスが50を下回ることが多くなりました。ケイデンスに至っては、あれだけ回す練習をしたのに回転数を上げることができず、重たい一発一発をダンシングで踏み込みます。後半戦はほとんど、アバターとともにわたしも、ダンシングで漕ぎ続けました。

結果、後続の選手とのリードを守りきり、無事にレースを1位で終了することができました! Dカテゴリとはいえ、初レースで1番・・・嬉しい(ぱたっ

不慣れながらダンシングをしました

ゴールに向けて最後の力を振り絞る

レース結果は1位!

頑張りが見えるライドレポート

今回挑戦したレースを振り返ると、①Zwift Academy ROAD 2020を通して「乗り慣れ」ができてきたこと ②途中で力尽きない様にペース配分がうまくいったことの2つが勝利要素だったと感じています。数値で見てみると、FTPは126→129にUP。結果的にSST〜FTPのパワーで踏めたことや、そもそも完走出来たこと(走行距離も過去最長を達成!)などで自信をつけることができました。最初は“順位を競う”ということを考えていたものの、レースの途中からは、自分との戦い。孤独な虚無へと入り込みました。

Zwift Academy ROAD 2020を卒業して

レースでFTPを更新!

初心者でもZwift Academy ROAD 2020を卒業できました

Today’s Planで自分の成長などを見ることができます

「プロ契約が目的ではない初心者のわたしが、トレーニングに参加しても良いのでしょうか?」

Zwift Academy ROAD 2020のトレーニングへの挑戦を決めた当初、感じていたことです。内容の強度が高く、辛くて心折れるのではないか・FTP値が全く上がらなかったらどうしようetc…。しかし、この心配は杞憂! ちょっとしたスランプ気味の時には、トレーニング前後にリフレッシュタイムを設けたり、行う時間をずらしてみたりする(朝練、おすすめです!)ことで意外と続けることができます。ズイフトは予定を気にせずいつでも好きな時間にできるので、それが完遂に繋がったと言っても過言ではありません。

大事なことをお伝え漏れするところだったのですが、孤独な虚無の世界へは音楽とともにどうぞ。お気に入りの上がる音楽がないと、わたしは気が狂ってたかもしれません(笑)。

気楽にグループライドをしたり、外を走ったり。わたしが、本当の“自転車の楽しみ方”を知る季節はこれからやってきます。来たるべきその日に備えて、当面の間はズイフトで強度を落とした基礎トレーニングを行って厚い土台を作ろうと心に誓っています。

何度も口の中に飲み込まれていった「しんどい」が、成長として返ってくるトレーニング。なんだかクセになりそうです。

 

また、現在トライアスリート向けの「Zwift Academy Tri」(https://zwift.com/zatri )が開催中です。期間は12月末までとなっており、10のワークアウトトレーニングプランと2つのレース(サイクリングとランニング)で自身のフィットネスを向上させよう。

 

機材協力:キャニオンジャパン
衣装協力:クランノート
撮影場所:ルブリカント アラカワベース