クロスバイクの選び方とおすすめ5選【2025最新版】
目次
- 1. クロスバイクを買うときの基礎知識
- 2. 編集部おすすめクロスバイク〜GIOS ARIES / ジオス・アリエス→万能オールテレーン車
- 3. 編集部おすすめクロスバイク〜GIANT Escape R Disc / ジャイアント・エスケープ R ディスク→現代的クロスバイクの王道パッケージ
- 4. 編集部おすすめクロスバイク FORCE Moravia 100D LTD / フォース・モラヴィア 100D LTD→この仕様で驚きの6万円強!
- 5. 編集部おすすめクロスバイク YAMAHA PAS CRAIG PLUS / ヤマハ・パス クレイグ プラス→電動アシストでらくらく♪
- 6. 編集部おすすめクロスバイク RITEWAY SHEPHERD DISC / ライトウェイ・シェファード ディスク→デザインと機能を高バランス
- 7. Brand Info〜RITEWAY(ライトウェイ)について
通勤、通学、街乗りで活躍する人気スポーツ自転車の「クロスバイク」。これから最初の一台を手に入れたいと思っている人に向けて、選び方などの基本ノウハウを特集するとともに、編集部おすすめのモデルを紹介しよう。中学生・高校生のお子さん用に購入したい保護者にとっても必見だ!
クロスバイクを買うときの基礎知識
今回はスポーツ自転車の識者として、ワイズロード越谷の野呂智幸(のろ ともゆき)さんに話を聞いた。ワイズロードは全国に31店舗を構える大手スポーツ自転車専門店で、スポーツ自転車通販分野でも大手の一つだ。

ワイズロード越谷スタッフの野呂智幸さん。スポーツ自転車販売のプロで、自身もさまざまな車種のスポーツ自転車を楽しんでいる。お客さんとのライドイベントも担当している

ワイズロード越谷。越谷レイクタウン内にあり、ファミリー層が多く訪れるスポーツ自転車専門店。クロスバイクはもちろん、趣味性の高い本格的なロードバイクから折りたたみ自転車まで、幅広いジャンルを扱っている
クロスバイクって何?
さて、街でよく見かけ、何となく欲しいなと思っている人が多いであろうクロスバイクだが、そもそもどんな自転車なんだろうか。

「舗装路で長距離を速く走るために作られたロードバイクと、オフロードを走るために作られたマウンテンバイクのちょうど中間にあり、カジュアルに乗れるスポーツ自転車、と言えます。
スポーツ自転車に不慣れな人でも扱いやすく、値段もこなれていて手に入れやすいのが特徴です。街乗り、通勤、通学に向いています」と野呂さん。
「市街地で片道10km以内の距離を走るのに適していて、その気になれば30km以上の長い距離でも走れてしまいます。
よくロードバイクが欲しいというお客様がいらっしゃるのですが、よくよく用途を聞いてみると街中の移動が中心で、しかも駐輪する機会が多いというケースが多く、その場合はクロスバイクの方が圧倒的に有利なので、最終的にクロスバイクをおすすめして、そちらを購入される場合が多々あります。
中学生・高校生のお子さんへ保護者が付き添って購入しに来られるパターンも多く、その場合もそのような流れになることが多いです」。
価格帯はどのくらいがおすすめ?
「お客様のほとんどは、予算は6万円〜8万円です。そして、クロスバイクの相場的にもその価格帯が中心で、最初の一台としてはまさにその価格帯のものを買うことをおすすめします。
ぜひ満たしていると良い条件としては……」
①油圧式ディスクブレーキ仕様


「ディスクブレーキ仕様は天候にかかわらず安定したブレーキ性能を発揮するので、自転車通勤で雨の日でも乗ることがある人にはぜひおすすめしたいです。しかも油圧式の場合はブレーキレバーの引きが軽くて楽で、雨でブレーキのワイヤが錆びるということがないので、毎日頻繁に使う人にとっては有利です。ただ、少し価格は上がります。
ワイヤ式(機械式)のディスクブレーキでももちろんOKです。少し引きは重くなりますが安定したブレーキ性能を発揮しますし、油圧式よりも価格が安くなるというメリットもあります」。
②スタンドが標準装備

「スタンドが付いていないタイプを買って、後からスタンドを追加で買われるお客様が大多数です。やはり駐輪する機会の多いジャンルの自転車なので、スタンドは付いていたほうが便利ということですね。よって、最初から装着されているモデルを買うのがおすすめです。また、そうしたモデルはスタンドの装着を前提として設計されていて、強度面でも安心です。
なお、スタンドは自転車との相性があって、追加で購入する場合は注意が必要です。その場合はお店のスタッフによく相談してほしいと思います」。
リムブレーキ(Vブレーキ)にも良さがある

「車輪を直接挟み込んでブレーキをかけるリムブレーキ(Vブレーキ)仕様もあります。ブレーキング性能はディスクブレーキ仕様には劣りますが、それでも十分よく効いてくれます。
リムブレーキ仕様だと価格が安くなる傾向があるし、構造がシンプルでお店で速くメンテナンスをしてもらえるという利点もあるので、こちらを選ぶのも全然アリです。予算を抑えて最初の一台目を買いたいという人にはおすすめですね」。
クロスバイクを買ったら合わせてそろえたいもの
ヘルメット【必須】

「安全のためには必須装備です。最近は見た目にかっこいいヘルメットがたくさん登場してきているので、ファッションとして身につけるという考えを持ってもらえると良いと思います」。
ヘッドライド【必須】

「クロスバイクは初期でライトが付属してこないモデルが多いです。安全上必須なので、スポーツ自転車に適したものを必ず別で購入して装着してください」。
テールランプ【できれば】

「交通ルール上は赤い反射板を装着していれば良いのですが、それと合わせてテールランプもぜひ購入して装着してほしいです。後続車に自分の存在をアピールして、安全性を高められます」。

「ヘッドライトとテールランプがセットになった製品も販売されているので、そちらを購入するのも良い選択です」。
サイクルロック(カギ)【必須】

「駐輪する機会が多いクロスバイクですが、一般自転車のようにサイクルロックは装着されていないものがほとんどです。よって、防犯のためにもサイクルロックは必須です。おすすめは持ち運びできるチェーンタイプです。これなら切られにくいです」。
フロアポンプ【できれば】

「クロスバイクは半月から一か月ほどで適性空気圧を下回ることが多く、空気を入れる頻度は高いです。その都度購入したスポーツ自転車専門店に行くのは面倒でしょうから、ぜひ購入して、自宅でこまめに空気を入れられた方が良いと思います」。
スソバンド【あると良い】

「スーツ系の服装で自転車通勤する方と制服のある学生さんは、パンツのスソを前側のギヤに巻き込まないように付けることをおすすめします。巻き込むと破れたり汚れてしまいます。チェーンガードが装着されているクロスバイクでも意外と巻き込んでしまうことがあるので、注意です」。
クロスバイクで人生が変わる!?
クロスバイクを買うと、生活にどんな良い影響があるのかは気になるところ。野呂さんに今まであったお客さんの反応について聞いてみた。

「運動も兼ねて平日の自転車通勤用に買う、という方が多いですね。その場合は、結果的にものすごく良い運動になって、めちゃくちゃやせたよ! と言ってくださる方がわりといらっしゃいます」。

「また、そこから発展して休日にサイクリング用に使い始めた、という方も多いと感じています。
さらには、それがきっかけでスポーツ自転車の世界にはまって、ロードバイクを買って本格的なサイクリングを趣味で始めちゃった! という流れになる場合もあります。
クロスバイクには、そうした単なる自転車での移動を超えた、生活を一変させるような楽しさがあるのだと思いますね」。
クロスバイクはどこで買う?
「決して安い買い物ではないし、専門性の高い自転車なので、ぜひスポーツ自転車専門店で店員に相談して購入するようにしてほしいと思います。
現物をしっかりと見てかっこいいと思えるかどうか(これも結構重要!)確認したり、店員にアドバイスをもらって実際にまたがったりして、ご自身に合ったサイズかどうか、ご自身の用途に合ったモデルなのかどうかチェックすることが重要です。
また、初めての一台を買う場合はスポーツ自転車の知識がない人がほとんどでしょうから、サドルの高さの合わせ方から空気の入れ方、基本的な操縦の仕方まで、何をどうしたら良いやら自分だけではわからないはずです。
専門店へ足を運んで店員に相談して購入すれば、ご自身に合ったモデルを選んでもらえますし、しっかりと整備してもらえてセッティングも出してもらいつつ、基本的な事がらも教えてもらえます。
避けてほしいのは“納品してあとは終わり”という販売形式をしているネット通販で購入することです。その場合、全然サイズが合わないものを買ってしまって後悔したり、全然整備されていない状態で送られてきたなんてことになりかねません。ちなみに、これ実際によく聞く話なんですよ。
ネット通販の中でもスポーツ自転車専門店が母体になっていて、しっかりと整備をしたうえで納車したり、購入後にリアル店舗でメンテナンスや相談ができる店舗もありますので、そうしたところなら通販でもおすすめできますね。ちなみに、当社の通販サイト『ワイズロードオンライン』は実店舗と連携しており、購入前から購入後まで安心してお任せいただけます」。
これを参考に、あなたも“最高の相棒”を見つけてみてほしい。
※これ以降の記事で編集部おすすめのクロスバイクとしてヤマハ・PASを紹介しておりますが、ワイズロードではヤマハ・PASの取り扱いはありません。
編集部おすすめクロスバイク〜GIOS ARIES / ジオス・アリエス→万能オールテレーン車
ここからは、編集部イチオシのクロスバイクを5台紹介していこう。また、そのブランドの他に推したいモデルもピックアップする。まずはイタリアのジオスから一台。

ジオス・アリエス ●価格:8万3600円 ●カラー:2種類(写真のカラー/オパールホワイト) ●サイズ:450mm、500mm ●参考重量:12.2kg ●変速段数:1×8段

こちらのカラーはミッドナイトブラック
シンプルで飽きのこないデザインがかっこいい、舗装路も未舗装路もいけるオールテレーン型の新作クロスバイク。700×38Cという太めでオフロードも行けるタイプのタイヤを装着しており、市街地走行の安心感も抜群だ。
また、信頼性の高いシマノ社の新型コンポーネント「エッサ」を搭載し、天候にかかわらず安定した制動力を発揮する油圧式ディスクブレーキ、軽くて坂道も楽々なギヤ、シンプルで操作性の良い変速パーツなど、装着される部品も申し分なし。
この春からのあなたの良き相棒となってくれること間違いなしの一台だ。

オプションパーツも充実。①キックスタンド(3300円)、②ドロヨケ(3520円)、③交換用ディスクブレーキパッド(770円)を用意している。なお、①と②は下で紹介する2モデルでも、③はディスクブレーキ仕様なら共通して装着可能だ
こちらもおすすめ① GIOS MISTRAL DISC / ジオス・ミストラル ディスク→王道クロスバイクがリニューアル

ジオス・ミストラル ディスク ●価格:8万3600円 ●カラー:2種類(写真のカラー/ジオスブルー) ●サイズ:450mm、500mm ●変速段数:3×8段

こちらのカラーはグレー
クロスバイクの定番的モデルの一つ「ミストラル ディスク」がリニューアル。 フレームと呼ばれる本体に当たる部分が丸いパイプからハイドロフォーミング加工された、高強度なものにチェンジ! ルックスがかっこよくなっただけでなく、剛性が上がって安定感が増し、よりスムーズなハンドリングが可能に。最新王道クロスバイクが欲しいなら、この一台で決まりだ。
こちらもおすすめ③ GIOS LECRO / ジオス・レクロ→シンプルで入門用に最適な新作

ジオス・レクロ ●価格:5万7200円 ●カラー:4種類(写真のカラー/スカーレット) ●サイズ:450mm ●変速段数:1×7段

他に①ライトブルー、②バイオレット、③ジオスブルーのカラーを用意
上のアリエスと並びこの春新たにジオスのラインナップに加わったニューモデル。軽くて細身、シンプルなデザインのクロスバイクで、カラーバリエーションが豊富なうえに税込で5万円台と手に入りやすい価格なのが魅力。ブレーキはリムブレーキ仕様(Vブレーキ)で、しかもキックスタンドが初期付属と、スポーツ自転車に不慣れな人でも扱いやすいだろう。初めての一台にぴったりだ。
現金10万円が当たるかも!? キャンペーン実施中

この春から、自転車の車体にペイントされる“GIOS”のロゴマークについて、クロスバイクシリーズについてはより現代的で親しみやすい、「LIFESTYLEロゴ」に生まれ変わった。それを記念した豪華キャンペーン「LIFESTYLE応援キャンペーン」が実施される。要チェックだ。
【キャンペーン内容】
アリエス、ミストラル シマノ、ミストラル アレックス、ミストラル ディスク、レクロのいずれかの車種を購入し、そのシリアルナンバーをもとに応募することで、抽選で3人に現金10万円が当たる。指定期間内であれば最大3回の応募チャンスがある。
【応募期間】
2025年4月1日〜2025年6月30日
【応募方法の詳細】
以下のリンクより、キャンペーン詳細ページをチェックしよう。
https://www.job-cycles.com/gios/topics/detail.php?LIFESTYLE-27
Brand Info〜GIOS(ジオス)について
イタリアのスポーツ自転車ブランド。「ジオスブルー」と呼ばれる深い独特の青色がトレードカラーで、日本国内でも人気が高い(もちろんそれ以外のカラーも良い)。特に街中で見かけるクロスバイクは、けっこう“ジオス率”が多いはず。あなたも絶対一度は見たことある。
編集部おすすめクロスバイク〜GIANT Escape R Disc / ジャイアント・エスケープ R ディスク→現代的クロスバイクの王道パッケージ

ジャイアント・エスケープ R ディスク ●価格:7万7000円 ●カラー:3種類(写真のカラー/マットシルバー) ●サイズ:XXS、XS、S、M ●参考重量:12.0kg(Sサイズ) ●変速段数:3×8段
ジャイアントのエスケープシリーズは、クロスバイクを世に広めた“元祖”と言える存在で、定番中の定番として高い人気を誇っている。その中でもこの「エスケープ R ディスク」は、油圧ディスクブレーキを搭載した現代の王道的なパッケージで、“クロスバイクのベストバイ”と言うべき存在だ。
2024モデルでデザインが一新され、シンプルで細身なフォルムに変身。この最新のモデルではブラックパーツが多く採用され、より引き締まったスマートな外観を手に入れた。デザイン・性能ともに申し分なしで「クロスバイクが欲しいんですか? じゃあこれです!」と自信をもっておすすめできる一台だ。

他にブルー(左上)とコールドアイアン(右下)のカラーを用意

タイヤ幅はやや太めで快適性の高い700×32Cを採用。快適さと転がりの軽さを両立している

天候にかかわらず安定した制動力を発揮する油圧式ディスクブレーキを搭載。例えば通勤で雨でも乗る人にとっては強い味方となる
こちらもおすすめ① GIANT Escape R3 / ジャイアント・エスケープ R3→Vブレーキ×豊富なカラーラインナップ

ジャイアント・エスケープ R3 ●価格:6万9300円 ●カラー:5種類(写真のカラー/マットメタリックブルー) ●サイズ:XXS、XS、S、M ●参考重量:11.1kg(Sサイズ) ●変速段数:3×8段

他にマットブラック(左上)、パールホワイト(左下)、ルビーマゼンタ(右上)、メタリックセージグリーン(右下)のカラーがある

オプションパーツとしてマッドガードやキックスタンドなどが豊富に用意されている。乗り方や目的によってカスタムしやすいのも魅力だ
この「エスケープ R3」は発売から20年以上の歴史を持つ、日本におけるクロスバイクの代表的モデルだ。Vブレーキ(リムブレーキ)仕様のシンプルな構造で、6万円台とより手に入れやすい価格となっている。それでいてカラーは5種類&サイズ展開も4種類と多いのがうれしい。別モデルに、光が当たると反射するロゴなどが配されたスペシャルデザイン仕様で、国内限定3500台の「エスケープ R3 SE」もあり、こちらも見逃せない。

ジャイアント・エスケープ R3 SE ●価格:6万9300円 ●カラー:マットシルバー ●サイズ:XXS、XS、S、M ●参考重量:11.1kg(Sサイズ) ●変速段数:3×8段
こちらもおすすめ② GIANT Ecape RX 2 Disc / ジャイアント・エスケープ RX 2 ディスク→クロスバイクで本格的なスポーツ走行を!

ジャイアント・エスケープ RX 2 ディスク ●価格:11万8800円 ●カラー:3種類(写真のカラー/グリーン) ●サイズ:XS、S、M、L ●参考重量:11.2kg(XSサイズ) ●変速段数:2×9段

他にブルー(左)とマットブラック(右)のカラーがある
ロードバイクに引けを取らない本格的なスポーツ走行を可能にする、高級クロスバイク。車体は最新ロードバイクを踏襲したアルミフレームで、フォークと呼ばれる前輪を支える部分は何とフルカーボン製だ。これによって軽く・剛性の高い乗り味を演出。そしてサドルを支えるシートポストの部分は前後方向にしなりやすいD型断面形状で快適性も高い。さらに、コンポーネントと呼ばれる変速やブレーキを司る部分にはシマノ製の注目最新モデル「キューズ」を搭載し、死角なし。例えば、平日は“快速通勤ライド”を、そして休日は本格的なサイクリングを楽しみたい、といった人には頼もしい相棒となるだろう。
Brand Info〜GIANT(ジャイアント)について
世界最大規模のスポーツ自転車ブランド。台湾を拠点にし、自社工場の生産能力と高い品質で成長を遂げ、自社ブランドのみならず他ブランドのOEMまであらゆるジャンルのスポーツ自転車を手がける。日本国内では「ジャイアントストア」も含めて取扱店が多く、全国どこでも安心して長く乗り続けられるのも魅力の一つだ。
編集部おすすめクロスバイク FORCE Moravia 100D LTD / フォース・モラヴィア 100D LTD→この仕様で驚きの6万円強!

フォース・モラヴィア 100D LTD ●価格:6万280円 ●カラー:ブラック、ホワイト、ブルー、グレー(写真のカラー) ●サイズ:S(430)、M(465)、L(500) ●変速段数:3×8速
トレンドを押さえた王道的クロスバイクのモデルが、今年リニューアル! 何と価格が1万円以上安くなったうえ、キックスタンドが標準付属に。カラーもクールな「グレー」が追加されている。この内容で6万円強とは、他ブランドの同様スペックモデルと比較しても十分すぎるコスパだ。乗り味は非常にオーソドックスで癖がなく、一言で表せば「乗りやすい」。そして転がりも軽くて乗り心地が良く、誰が乗っても安心して楽しめるだろう。

キックスタンドが標準装備に。車体に直接ボルトで固定するタイプなので安心感が高い。また、調整ボルトを回すことで長さの細かい調節ができるようになっている

ハンドルバーのグリップはエルゴノミックタイプと呼ばれる、手のひらによくなじむ形状をしている。握りやすいうえ、長時間乗っていても手のひらが痛くなりにくい

ワイヤー式(機械式)のディスクブレーキを搭載。メンテナンス性に優れるうえ、天候にかかわらず安定した制動力を発揮してくれる。特に通勤で雨の日でも乗る人には強い味方だ

ワイヤ類はフレームと呼ばれる車体に当たる部分に内装される。すっきりとした外観を実現するとともに、振動によるワイヤの音なりを防いでくれる
こちらもおすすめ FORCE Moravia 100V LTD / フォース・モラヴィア 100V LTD→Vブレーキバージョンも驚きのコスパ!

フォース・モラヴィア 100V LTD ●価格:5万4780円 ●カラー:ブラック、ホワイト(写真のカラー) ●サイズ:S(430)、M(465)、L(500) ●変速段数:3×8速 ※写真にはキックスタンドが付属していませんが、実際には付属します photo:FORCE
先に紹介した「モラヴィア100D LTD」のVブレーキ(リムブレーキ)バージョン。こちらも今年から約8000円のプライスダウン&キックスタンドが標準装備となり、非常にお値打ちとなった。これだけの条件をそろえて5万円台で購入できるクロスバイクは貴重な存在なので、初めての一台としてぜひ候補に入れたい一台だ。
Brand Info〜FORCE(フォース)について
チェコの総合自転車アクセサリブランド。その展開アイテム数は約3000に達し、ヘルメット、ライト、スタンド、サイクリングウェア、ポンプ、工具類など、ほぼワンブランドで必要なものを網羅できる。「Be Force」(“全てのサイクリストの力になる”)をコンセプトとし、高品質で手頃な価格を実現していることが特徴だ。
編集部おすすめクロスバイク YAMAHA PAS CRAIG PLUS / ヤマハ・パス クレイグ プラス→電動アシストでらくらく♪

ヤマハ・パス クレイグ プラス ●価格:14万2000円 ●カラー:カーキジェイド2(写真のカラー)、マットジェットブラック ●サイズ:700C(適応身長:156cm〜) ●バッテリー容量:15.8Ah ●定格出力:240W ●アシストモードと1充電あたりの走行距離:強モード(64km)、スマートパワーモード(71km)、オートエコモードプラス(124km) ●参考重量:22.6kg ●変速段数:内装3段
都市部での使用に最適な、シティサイクルに性格が近い、電動アシストタイプのクロスバイク。細身でスタイリッシュなデザインでさまざまな服装にマッチするはず。
タイヤを大きく覆ったマッドガードで雨の日の水跳ねはばっちり防いでくれる。タイヤは700×38Cと太めで安定感があるが同時に転がりも良いタイプで、電動アシストなのでこぎ出しや坂道も軽やかに進め、鬼に金棒。
日々の通勤・通学から週末のサイクリングまで楽しめる、万能な相棒となるだろう。

バッテリーは取り外して充電が可能なので、自宅の駐輪場に自転車を停めたまま室内で充電が可能だ。15.8Ahと大容量で、「強モード」でも最大64kmも持つ。約4.5時間でフル充電可能だ

すっきりとした細身のデザインでハンドルバーの形状になじみ、操作しやすい「スマートクロックスイッチ」が搭載。バッテリー残量低下を知らせるブザー機能もある

タイヤを大きく覆うタイプのマッドガードを装着。ともするとこの手のものはスポーティ感を損ないがちなのだが、細身でスタイリッシュなシルエットなので見た目にもクールだ
こちらもおすすめ① YAMAHA CROSSCORE RC / ヤマハ・クロスコア アールシー→サスペンション搭載の本格派eバイク

ヤマハ・クロスコア アールシー ●価格:34万1000円 ●カラー:カーキジェイド(写真のカラー)、スペースグラファイト、マットブロンズ ●サイズ:S(適応身長:約150〜165cm)、M(適応身長:約165〜178cm)、L(適応身長:約178〜192cm) ●バッテリー容量:500Wh ●定格出力と最大トルク:250W/75Nm ●アシストモードと1充電あたりの走行距離:ハイモード(約85km)、スタンダードモード(99km)、エコモード(128km)、プラスエコモード(188km)、オートマチックアシストモード(94km) ●参考重量:23.5kg(Mサイズ) ●変速段数:1×9
フロントサスペンションを装備した、快適性の高い電動アシストクロスバイク(eクロスバイク)。街中の段差や荒れた路面を気にすることなく走れ、油圧式ディスクブレーキ搭載で制動力も高い。一方でヘッドライトとキックスタンドを装備しており、実用性もグッド。日々の移動から休日のサイクリングまでを、もっとアクティブに楽しみたい人におすすめだ。
こちらもおすすめ③ YAMAHA PAS CRAIG / ヤマハ・パス クレイグ→シンプルな構成で手に入れやすい価格

ヤマハ・パス クレイグ ●価格:12万9000円 ●カラー:マットラベンダー(写真のカラー)、マットジェットブラック、マットニュアンスグレー ●サイズ:700C(適応身長/156cm〜) ●バッテリー容量:8.9Ah ●定格出力:240W ●アシストモードと1充電あたりの走行距離:強モード(36km)、スマートパワーモード(40km)、オートエコモードプラス(70km) ●参考重量:21.6kg ●変速段数:内装3段
シンプルな構成で電動アシストクロスバイクとしては手に入れやすい価格帯の一台。マッドガードが後輪側で水跳ねしやすい部分にのみ配されるにくい仕様で、その分スポーティな外観でかっこいい。日々の移動をスタイリッシュにこなしたい人に。
Brand Info〜YAMAHAについて
言わずと知れた乗り物メーカーのヤマハ。そのヤマハが手がける電動アシスト自転車ブランドが「PAS(パス)」だ。スポーツ自転車(eバイク)については「YPJ」のシリーズ名で展開する
編集部おすすめクロスバイク RITEWAY SHEPHERD DISC / ライトウェイ・シェファード ディスク→デザインと機能を高バランス

ライトウェイ・シェファード ディスク ●価格:8万4370円 ●カラー:3種類(写真のカラー/マットブラック) ●サイズ:26″(適応身長/160〜170cm)、700C(適応身長/170〜180cm) ●参考重量:12.1kg(700C) ●変速段数:2×8速
車体部分が丸く細身で、上部のパイプが水平に近い。そんなクラシックな雰囲気を醸し出しつつも、モダンにまとめられたデザインのクロスバイク。
設計にこだわっており、乗車時無理な姿勢にならない一方、自然と適度な前傾姿勢になる。こうすることで、どっかりとサドルに座って体重がかかりすぎ、お尻が痛くなってしまうことを軽減している。
油圧式ディスクブレーキ搭載のため天候にかかわらず安定したブレーキ性能を発揮するうえ、センタースタンドが付属してくるので、駐輪時の利便性も高い。
デザインも機能性も、どちらも高バランスされたイチオシのクロスバイクだ。

前輪を支えるフロントフォークと呼ばれる部分には、キャリヤ類を取り付けるためのマウント穴が6つも設けられており、拡張性が高い。また、ボルトは色がフォークと同色と凝っていて、デザイン的な統一感もとれている

35mm幅と太めながらスリックタイプのタイヤを採用。これによって乗り心地の良さ・安定性の高さと転がりの軽さを両立しており、極上のライドフィールを実現

コンポーネントと呼ばれる、変速やブレーキを司る部品群は全て信頼性の高いシマノ製パーツを採用している。性能が良いことはもちろん、補修部品が手に入りやすいなどメンテナンス性も良い
こちらもおすすめ② RITEWAY SHEPHERD / ライトウェイ・シェファード→身長の低い人でも乗れるサイズあり

ライトウェイ・シェファード ●価格:7万5900円〜8万300円 ※カラーによって価格が異なる ●カラー:13種類(写真のカラー/グロスチタンシルバー ※8万300円) ●サイズ:24″(適応身長/150〜165cm)、26″(適応身長/160〜175cm)、700C(適応身長/173〜185cm) ●参考重量:10.7kg(700C) ●変速段数:1×8速
先に紹介したシェファード ディスクのリムブレーキ(Vブレーキ)バージョン。シンプルな構造のためスポーツ自転車に不慣れな人でも扱いやすいし、より手頃な価格となっている。圧巻なのはカラーバリエーションで、何と13種類! また、身長の低い人でも無理なく乗れるサイズがあるのがうれしい。
こちらもおすすめ③ RITEWAY STYLES / ライトウェイ・スタイルス→“美しさ”を求める人にぜひ

ライトウェイ・スタイルス ●価格:8万6900円〜8万9100円 ※カラーによって価格が異なる ●カラー:7種類(写真のカラー/グロスサンドベージュ ※8万9100円) ●サイズ:24″(適応身長/145〜165cm)、26″(適応身長/160〜175cm)、700C(適応身長/170〜185cm) ●参考重量:11.4kg(700C) ●変速段数:1×8速
1960年代のフランスビンテージバイクを、現代の解釈で甦らせたネオクラシックスタイルのクロスバイク。フレーム&フォークには細身のクロモリ(スチール)を採用し、全体的にシルバーパーツで統一。タイヤサイドはブラウンカラーでサドルまでビンテージ風と、かなりのこだわり。どんな服装にも合わせやすく飽きのこないデザインなので、長く付き合える一台だろう。
Brand Info〜RITEWAY(ライトウェイ)について
日本のライフスタイル系自転車ブランド。街に溶け込むシンプルで洗練されたデザインの自転車を、キッズ用からアドベンチャー系バイク、カーゴ系eバイクにわたるまで取りそろえている。












