あなたの街のシマノサービスセンター〜香川県・シナノ

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Presented by SHIMANO

シマノ製品のサービス拠点となる自転車専門店が「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は香川県高松市にある「シナノ」だ。

シマノサービスセンター シナノ

 

高松駅近くの商店街にある老舗ショップ

シナノの外観

商店街を歩いていてもガラス越しに自転車が並んでいる様子がうかがえ、初めての人でも入りやすい。外階段は直接2階につながっている

シナノの内観

2階のロードバイク展示スペースは、ゆとりのあるレイアウト。各ブランドのカタログをゆっくり見ながら、自転車購入を検討できる

シナノ店内のディスプレイ

クリス・フルームや新城幸也のほかに、ヨーロッパの工房視察の際に手に入れたウーゴ・デローザのサイン入りジャージが飾られていた

シナノのスタッフ

創業者から数えて5代目にあたる、店長の信濃勇介さん。メンテナンスも全て担当。もともと、学生時代は野球やテニスをしていたスポーツマンで、自転車のことは仕事をしながら身につけていった経歴の持ち主

 

高松駅から歩くこと10分、高松兵庫町商店街の一画に目指すショップがある。創業は明治36年(1903年)。その年は第1回ツール・ド・フランスが開催された年にあたり、2023年で創業120周年を迎える。現在、店を取り仕切るのは先代の女将さんと、当代の信濃勇介さん。

信濃さんによると「当店のお客さんの層は幅広いです。まず通勤・通学で買われて、スポーツバイクが面白くなって、ロードバイクに乗り始める方が多いですね」とのこと。人通りの多いアーケード街にあるため、ふらっと何気なしに入りやすい店構えだ。

店内のボードには、各地のイベントにクラブチーム員で参加している写真が貼ってあった。「コロナ禍前はツール・ド・おきなわとシマノ鈴鹿ロードは毎年参加していました。今でも毎週日曜に集まれるメンバーで走行会はしています。香川県は日本で一番小さい県なので、海沿いを通って徳島ラーメンを食べに行って戻っても日帰り130kmくらい。走り出せば、すぐ海と山があるので、他県の人には羨ましがられます。ガチでレースを走るというよりは、旅行気分でサイクルイベントに参加しています」。

ハードだけでなく、ソフトも大切にしていることが、ショップの雰囲気からも伝わってくる。

 

シナノのここがポイント!〜スポーツ自転車初心者の気持ちに寄り添う

信濃さんに、SSCとしての心構え、そしてショップとして大切にしていることについて聞いた。

SSCとなっても、やることはこれまでと変わりません。以前から修理のお客さんが来られたときは、パーツ在庫があれば車種問わずどなたでも対応してきました。特にクロスバイクやグラベルバイクは通勤・通学で使われている人が多いため、早く直せるようにパーツを多くそろえています」。

もともと、家業を継ぐまでは自転車には乗っていなかったという勇介さん。仕事で関わるようになってから、ロードバイクに乗り始めた。「初心者あるあるなんですけれども、私自身ロードバイクは簡単に乗れるものだと思っていたら意外と難しく、最初は全然うまくこげなかったんです。しかし、お客さんたちと走るうちに自転車の楽しさが分かり、その奥深さを知りました。

自分もそうだったので、スポーツ自転車を始めたお客さんがどんなところでつまづくか、そうした気持ちが分かるんです。その初心者目線をずっと失わずにお客さんと接していくことは、とても大切にしています。そこが弱くなってしまうと、入り口にいる人たちがどんどん自転車趣味に入りづらくなってしまいます」。

“自転車文化をつなげていく橋渡しを”、そんな理想を具現化しているのが、シナノだ。

 

シマノサービスセンターとは?

シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。

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