あなたの街のシマノサービスセンター〜北海道・ノースバイシクル北海道
目次
シマノ製品のサービス拠点となる自転車専門店が「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は北海道札幌市にある「ノースバイシクル北海道」だ。
レースメカニックの経験がサービスに活きる
札幌の中心市街地にある「豊水すすきの駅」から徒歩1分、大通りに面したところにノースバイシクル北海道がある。代表の中村力男さんが北海道でのスポーツ自転車普及を目指し、1999年に開業した。中村さんは大手スポーツ自転車専門店に在籍し、経験を積んだ経歴を持つ。
開業後、中村さんは海外チームから請われて「ツール・ド・北海道」のメカニックを務めた。それ以後は「ジャパンカップ」「ツール・ド・コリア」、「ツール・ド・おきなわ」「ツアー・オブ・福州」などのレースに招集され、ロードレースメカニックとして豊富な経験を積んでいる。また、現在は外国人向けの北海道サイクリングツアーにおけるメカニックサポートも行っており、これには注力をしている。
お店ではピナレロ、ジャイアントを中心に取り扱い、ロードバイク、MTB、クロスバイクを得意とする。またカーボンホイールをはじめ、ウェア、シューズなどのアクセサリーも充実している。
ノースバイシクル北海道のここがポイント!〜ただ“普通”の整備することを大切にする
代表の中村さんに、SSCになった理由とお店のこだわりを聞いてみた。
「15年ほど前にシマノヨーロッパをはじめ、アムステルダム近郊ならびにドイツのスポーツ自転車専門店を視察する機会がありました。その当時から現地ではシマノサービスセンターが稼働していました。そこではシマノのスモールパーツをねじ1本からストックしていたり、メカニカルな相談には即座に対応している姿を目の当たりにして、感銘を受けました。それがSSCになった理由です。
それから10年以上経った今、それに近い感じを実現できたと思います。ようやく自分のお店でSSCをスタートできた気持ちでいますね。
お店のこだわりというものは特になくて……。“普通”の整備をするということ、当たり前のことのように思われるかもしれませんが、これを当店では大切にしています。
ともすれば、壊れている箇所があればそれを修理して終わり、ということが多いかもしれません。しかし当店では、なぜ壊れたのかを追求し、さらにお客様が不具合に気付いてない箇所もあれば提案して修理します。そこまでやってはじめて、“普通”の整備・修理だと考えています。かつて、とあるモーターサイクルのメカニックに“新車の状況に近づけるのがメンテナンスだ”と言われたことがあり、それで影響を受けましたね」と中村さん。
レースでのメカニック経験豊富なノースバイシクル北海道。札幌エリアに住む人は、ぜひ訪れてみよう。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。