あなたの街のシマノサービスセンター〜山形・じてんしゃ蔵 守三

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Presented by SHIMANO

シマノ製品のサービス拠点となる自転車専門店が「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は山形県山形市にある「じてんしゃ蔵 守三」だ。

 

蔵のような外観が印象的な自転車専門店

じてんしゃ蔵守三の外観

じてんしゃ蔵 守三の外観。卸売業をしていた際にシティサイクルを保管していた倉庫を蔵のような外観にリフォームした

じてんしゃ蔵守三の店内の様子

倉庫の広さを活かした店内。スペースに余裕をもって陳列されておりショールームのようだ。小物やウエア類も充実している

 

山形駅から約2km。住宅地を抜け、田んぼが広がり山々が青く見渡せる山形盆地の中に「じてんしゃ蔵 守三」はある。

「山田守三商店」という名で経営を始めたのは今から101年前。当時は砂糖や、車やバイクのタイヤを販売していた。その後タイヤ販売専業になり70年ほど前から自転車の卸売業に転向した。仕入れたシティサイクルを組み上げ山形県内のホームセンターへ卸していたという。

先代で現会長を務める父、山田守幸さんが1989年から「じてんしゃ蔵 守三」という名でシティサイクルの小売業へと事業を転換した。そして五代目社長の剛司さんが5年前に店舗を改装しスポーツバイク専門店へとリニューアルした。ちなみに今も隣の建物では守幸さんがシティサイクルの販売とメンテナンス、一部卸売業を行なっている。

取り扱いのメインはロードバイクとクロスバイク。MTBや折りたたみ自転車、ミニベロなども取り扱っている。

お客さんは山形市内をメインに山形県内全域からやってくる。この辺りはヒルクライムをしたい人には最適の場所だという。蔵王連峰の麓まで自走で20分。東は奥羽山脈、南西部は丘陵が続く。日本海と太平洋、どちらへも車で1時間から1時間半で行けるため車載移動も可能なら走行環境には事欠かない。なお、宮城や福島の会津方面から来るお客さんもいるそうだ。

蔵感のある2階

2階にはマウンテンバイクやミニベロ、クロスバイクなどがずらりと並ぶ。窓があり開放的な空間だ

店内にある黒板

店内の黒板は店長の妹、紀子さんが手書きしている。ここを見ればキャンペーンやショップライドの情報などがわかる。SNSからも確認可能

じてんしゃ蔵守三のスタッフ

じてんしゃ蔵守三のメインスタッフは4人。左上が店長の山田剛司さん、右上がメカニックの沼沢博正さん、左下が会長の山田守幸さん、右下がSNS発信を手がける店長の妹の吉田紀子さん

 

じてんしゃ蔵守三のここがポイント!〜情報発信力と入念なダブルチェック

もともと、じてんしゃ蔵 守三では、他店で購入した自転車のメンテナンスやオーバーホールを積極的に受け入れてきた。「シマノサービスセンターの自転車ユーザーを支えようという考え方に共感しました。困っている人を助けるというのは自転車屋としては当たり前のことだと思っています。メンテナンスをするときは、乗っている間にトラブルが起きないよう念入りに作業しています。お客さんに渡す前にもう一人のメカニックがネジ締めを再度チェックし、万全な状態でお渡ししています」と店長の山田さんは語る。

5月から11月までは毎月1〜2回ショップの走行イベントがある。山田さんも毎月のイベントのために試走をしたり、アテンドするために体力をつける目的で年間3000kmは走っているという。「自転車はある程度走れないと楽しさをわかってもらいづらい。そのためお客さんにも体は少し作ってもらいます。そして私自身も、お客さん達についていけるだけの体力を維持するよう心がけていますね」と山田さん。

また、SNS発信も活発だ。Instagramではお店からのお知らせなどを掲載しており、冬はオーバーホール中のフレームの写真が掲載されている。これが守三のSNSの冬の風物詩となっているお客さんからも自分の自転車の進捗状況が見られると好評だそうだ。

歴史を守りつつ積極的なイベント活動と確かな技術、発信力が光るじてんしゃ蔵 守三。近くの方はぜひ訪ねてみてはいかがだろうか。

 

シマノサービスセンターとは?

シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。

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