あなたの街のシマノサービスセンター~岐阜・サイクルショップ エルモ
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は岐阜県瑞穂市にある「cycle shop ELMO(サイクルショップ エルモ)」だ。
若い夫婦が営むハイセンスなスポーツ自転車専門店
サイクルショップ エルモは、店主の後藤辰徳さんが2014年に立ち上げたスポーツ自転車専門店で、2020年に現在の店舗に移転した。“父の代から続く老舗を、若き2代目が現在は切り盛りして”というお店は多いが、サイクルショップ エルモはまだ30代と若い後藤さんが、全て自分で立ち上げたお店である。
後藤さんは学生時代に日本代表で活躍した元ロードレーサーで、大学を卒業後に他のスポーツ自転車専門店で経験を積んだのち、このお店を創業したのだ。
特徴的なのは、若い夫婦2人で運営している、ということだ。妻の直美さんは“経理だけ担当”といったことではなく、接客からメンテナンス作業までこなし、自身もロードバイクにしっかり乗って楽しんでいる。オフの日には夫婦2人で本格的なライドへも出かけている。何とも素敵な夫婦像だ。
「カフェのようなお店にしたいと、設計からこだわって建てました」という店舗は、たしかにセンスあふれるたたずまいで、店内も落ち着いてくつろげる、まるで自転車店らしからぬ雰囲気だ。
毎週末に開催される「ツーリング会」と名付けられた、いわゆるショップライドに大勢の客が集まるのも特徴の一つだ。平均で30人が集まり、多いときでは50人近くは集まるという。全国的にもそこまでの規模はなかなかないだろう。「きちんと細かくレベルごとにチーム分けと安全対策をしており、私が必ず最後尾のグループについて走り方やルール・マナーを教えています。そこからお客様が徐々にステップアップしていった結果ではないかと思っています」と後藤さん。ショップチーム活動も重視しており、さまざまな自転車レースへ大勢の客とともに参加している。
サイクルショップ エルモのここがポイント!〜全て客の立場に立って考え行動する
店主の後藤辰徳さんに、SSCになった理由と、お店として大切にしていることについて聞いてみた。
「SSCになったのは、岐阜県内にはスポーツ自転車専門店が少ないんですが、当店がSSCになることで県内のスポーツ自転車全体を盛り上げていこう! という思いからですね。数年前までは、県内のスポーツ自転車ユーザーは遠くなるけど名古屋方面のお店まで通っている人が多かったんですよ。しかし、現在のこの店舗を立ち上げてからはその流れが変わってきていて、わざわざ名古屋方面まで行かなくても、サイクルショップエルモがあるじゃないかと、集まってくれるお客様が増えてきていると思います。
お店として何よりも大切にしているのは、全てお客様の立場に立って考え行動するということです。例えば来店されたお客様にお声かけするタイミングまで気をつけていますよ。来店時に話しかけてほしくないタイミングと逆に話しかけてほしいタイミングというものがあるじゃないですか。また例えば何度もご来店されているお客様なら、その方がどういう好みでどんなライディングスタイルなのかがよく分かってきているので、その方のニーズを汲み取った提案ができます。
そのお客様はどうしたら喜んでくださるか、何をしてほしいのか、といったことを常に汲み取るよう心がけています。ここで買って良かったなと、満足していただけることを第一にしていますね」と辰徳さん。
それに対し直美さんは「夫はもともとスポーツマンだったからか、お客様に対する気持ちは強いですね。ふだん、お客様への接客で夫に叱られることも多々ありますよ」と笑って答える。
若い夫婦2人が運営するこの素敵なお店に、ぜひ岐阜県エリアにお住まいの人は訪れてみてほしい。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。