あなたの街のシマノサービスセンター～大阪・カワハラダ
目次
シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター（SSC）」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は大阪府堺市の「カワハラダ」だ。
自転車は何でもウェルカム。洗車サービスも開始
カワハラダの外観
カワハラダ店内の様子
カワハラダは大阪府堺市にあるスポーツ自転車専門店だ。すぐ近くにあの有名な「仁徳さん（仁徳天皇陵古墳）」がある。また、堺といえばシマノの本社がある街だ。
カワハラダの創業年ははっきりとしないそうだが、現在の店主で、三代目に当たる川原田 剛さんの祖父が戦後すぐに始めた“なんでも屋”が始まりだったという。先代、つまり剛さんの父の代でスポーツ自転車専門店に方針転換し、現在に至っている。つまりは、歴史のあるお店ということだ。
店内にはロードバイクのラインナップがそろうが、パンク修理はMTBや一般車も対応できるように部品を用意しているという。
顧客の来店範囲は広い。西は広島、北は京都宮津、東は岐阜から来店する。近所の店でメンテナンスをしてもらったけれど納得がいかず、カワハラダの評判を聞いてやってくるそうだ。
カワハラダの洗車サービスの様子
近年には洗車サービスをスタートした。堺エリアでは他に行っているお店はあまりないのではないだろうか。洗車している時間が顧客と話すきっかけになり、作業しつつ自転車の悩みを聞き出せるんだとか。
カワハラダのここがポイント！〜できることは何でもやる
カワハラダのSSCコーナーに立つ店主の川原田 剛さん。サイクリングはもちろん、ロードレースやブルべ、シクロクロスなどさまざまな自転車遊びを経験
店主の川原田さんに、シマノサービスセンターになった理由と、お店として大切にしていることを聞いてみた。
「お客さんを安心させて、信頼してもらって、修理を任せてもらえるようにしたかったからやねん」と川原田さん。「お客さんとの信頼関係が大切だと思ってて。シマノサービスセンターになることで、スムーズな作業をして、お客さんにどこをどう修理したのか、その理由は何なのかをちゃんと説明して、納得して帰ってもらえることを目指してます。
お店によっては、車種によってパンク修理を断るところもありますけど、当店では断りません。そのパンク修理を断ったことでその人が自転車を嫌いになって、自転車を降りちゃうことになったら悲しいやん。そういうのいややねん。
当店ではマニュアル以上のことをやります。できることは何でもやってますよ。どんな自転車も一台として同じ状態のものはないんです。使われ方が違うから、状態もそれぞれ。車種ごとに弱いところも違うしね。一台一台気合入れてます。一球入魂やね！」
取材中、ご近所さんだろうか、一般自転車の購入相談に対応するシーンもあった。その言葉に偽りなしだ。自転車に乗り続けられるようにするにはどうしたらいいのか、常に考えている。そんな心意気を感じ取ることができた。
こちらのエリアに住む人は、ぜひカワハラダを訪ねてみてほしい。
シマノサービスセンターとは？
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見！ シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。
