あなたの街のシマノサービスセンター〜名古屋市・ニコー製作所
目次
シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は愛知県名古屋市にあるショップ、「ニコー製作所」だ。
親子3代にわたって続く有名サイクルショップ
ニコー製作所は名古屋市北区にあるサイクルショップだ。名ショップの多い愛知県内の中でも特に有名であり、全国的にも名前が知られている。
そして、その歴史も古い。現在店長を務めるのは吉田幸司さんで、3代目に当たる。ショップが開かれたのは1948年で、吉田さんの祖父が店長を務め、フレームビルダーとしても活躍していた。さらに言うと、吉田さんの曽祖父はワタキ商工という会社を1921年に創業し、自転車部品の卸業などを行っていた(ニコー製作所は会社名としてはこのワタキ商工となる)。それも含めるとすると、何と100年の歴史を持つのだ。
ニコー製作所ではスポーツバイク全般を扱っており、店内の展示在庫は驚きの200台〜250台。“ただ全般的に扱っている”というのでなく、例えばロードバイクとMTBのどちらも得意としている。
駐車場の台数がかなり多いのも魅力。鉄道でのアクセスもしやすい。
ニコー製作所のここがポイント!〜困っているユーザーを助けたい
ニコー製作所がSSCになった理由や、お店としてのこだわりポイントなどを店長の吉田さんに聞いた。
「SSCとしての役割は、もともと当店ではずっと取り組んでいたことと一緒です。他店購入のバイクの持ち込みは歓迎でしたし、困っているユーザーさんを助けてあげる、というのはお店のモットーでしたから。それを“見える化した”というのが、SSCになった理由ですね。
当店としてのこだわりというか、全国のスポーツバイクユーザーの皆さんにぜひおすすめしたいのは、“こまめにきちんとバイクを持ち込める距離のお店を選ぶこと”です。
自転車は買って終わりじゃないんです。その後定期的にきちんと整備していかないと、性能を発揮できないものなんです。それは、シマノパーツもしかりです。だから、きちんとお店にバイクを持ち込んで日々のメンテナンスを任せるようにしてほしいんですよね。そのためには、距離的に持ち込みやすい、信頼のおけるお店を選ぶことが大事だと思います。きちんとしたお店で購入し、持ち込んでメンテナンスしてもらっていると、愛車の性能維持やパーツの持ち具合は全然違ってきますから」。
「なお、当店ではお客様に納車するときの大前提として、必ずメンテナンスに定期的に持ち込むよう説明しています。まずは1か月後、次は2〜3か月おきという具合です。
バイクを整備するうえで心がけているのは、そのメーカーが求める100%の状態にすること、ですね。例えばブレーキのタッチやシフトのフィーリング。初心者の方や適切に整備された状態のバイクに乗っていない方だと、何が快適か、正解なのかがわかりません。それを体感していただき、理解していただけるよう、日々努力しています」。
吉田さんは物腰やわらかく、そしてイケメンという言葉がぴったりの店長だった。他にも魅力的なスタッフがそろっているお店だ。ぜひ訪れてみてほしい。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。