あなたの街のシマノサービスセンター〜茨城県・バイシクルパークO2 日立本店
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は茨城県日立市にある「バイシクルパークO2(オーツー) 日立本店」だ。
“健康にも環境にも良い自転車を広めたい!”初心者にもフレンドリーな自転車専門店
茨城県日立市にあるJR常磐線大甕(おおみか)駅から徒歩10分、住宅街の景色になじむログハウス調の建物が現れる。バイシクルパークO2 日立本店の創業は1996年。創業者で代表取締役の品田 斉(しなだひとし)さんは他業種のサラリーマン時代に環境問題に関心を持ち、自転車が問題解決の一助となるのではとの思いから、自転車店での修行を経て日立市内に自身の自転車店を開いた。2004年に今の店舗へ移転し、スポーツ自転車専門店に業態を変更した。
O2(オーツー)はその名のとおり元素記号の“酸素”を表す。「健康にも環境にも良い自転車を広めたい」という願いが、この02という店名に込められている。なお、本店の他に1店舗を展開する。
店内ではロードバイクを中心に、トライアスロン用バイク、クロスバイク、MTB、ミニベロと幅広く扱っている。
店舗から数km東へ行けば太平洋が見え、大洗・ひたち海浜シーサイドルートにアクセスできる。さらに上りごたえのあるヒルクライムが楽しめる八溝山(やみぞさん)も近く、海も山も近い恵まれた環境にあるため、お客さんが求める自転車の楽しみ方も多様だという。
またバイシクルパークO2が目指している健康と環境に寄与するという目標に向け、サイクリストの裾野を広げるべく初心者向けのイベントを積極的に行っている。毎週日曜日に開催しているイベントやショップライドは内容がバラエティに富んでいて、スタッフが分担しMTB、グラベルバイク、ロードバイクでのライドに対応。また、月に1回は初心者や短距離をゆっくり走りたい人向けのライドも開催する。
バイシクルパークO2 日立本店のここがポイント!〜できるだけ自転車店への敷居を低くする〜
お店がシマノサービスセンターになった理由と、普段から心がけていることについて、スタッフの萩庭さんに聞いてみた。
「自転車の販売チャネルが増えているなか、自転車店の良さを分かってもらいたいという気持ちがあり、シマノサービスセンターになりました。よそ者が入ってきたらがんこ親父がギロっとにらむ、という昔ながらの自転車店のイメージ…それはなくしたいなと思っています(笑)」と萩庭さん。
「実は僕を含め、若いスタッフは全員もともとバイシクルパークO2にお客さんとして通っていたのですが、それがきっかけでスタッフになったんです。僕は、代表の品田からフィッティングサービスを受けて感動したことで入社を決意したんですよ。そういった経験から、接客をする際もお客さんの気持ちに寄り添えるところがあるのではないかと思います。
自転車は一定以上のスピードが出る危険な一面もあるので、安全に乗っていただけるよう確実なメンテナンスを心がけています。また、当店は購入していただいた自転車に関しては“生涯安全点検無料”ということで、点検はずっと無料で行っています。安全・安心であることが全ての第一歩であり、そこからはじめて楽しいという気持ちににつながっていくものだと我々は考えています。
自転車に乗ることでお客様が健康になり、生きがいややりがいを見つけて幸せになる。その一助となることが我々の存在意義です。そこにつながる活動を地道にやっていきたい。そのためにも、できるだけ敷居の低い店でありたいですね」。
ほほえみながらインタビューに答える萩庭さんをはじめ、スタッフ全員の柔和な雰囲気、温かい接客が印象的だった。ぜひ近隣エリアに住む人は、バイシクルパークO2 日立本店を訪れてみてほしい。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。