あなたの街のシマノサービスセンター〜神奈川県・中島サイクル
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シマノ製品のサービス拠点となる自転車ショップが「シマノサービスセンター(SSC)」だ。その、全国各地のSSCをシリーズとして紹介していこう。今回は神奈川県相模原市にある「中島サイクル」だ。
「街の自転車屋で日本一になりたい!」 地元で愛され続ける自転車ショップ
中島サイクルは1953年創業で、71年の歴史を持つ自転車専門店だ。JR/京王橋本駅から徒歩3分で、3階建ての青いビルに木製の看板が目を引く。
元々はモーターサイクルも取り扱っていたが、30年ほど前からスポーツ自転車を積極的に取り扱うようになった。しかし、地域の人々の足を支える自転車専門店として「街の自転車屋の姿を崩したくない」という思いから、現在も一般自転車とスポーツ自転車を両方とも取り扱っている。「街の自転車屋で日本一になりたい!」というのが、お店の目指す姿だ。
中島サイクルではロードバイク、MTB、クロスバイク、eバイク、トライアスリート向けにTTバイクと主要なジャンル全てをカバーしている。お客さんの層も幅広く、日常の足として一般自転車を使う人から、通勤・通学でクロスバイクに乗る人、ロードバイクやMTBで本格的なライドをする人まで、あらゆる人が集まる。また、社長と店長がトライアスリートということもあり、トライアスロンを趣味とするお客さんも多いそうだ。
毎週日曜日にショップ主催のライドイベントも開催している。サンデーライドと呼ばれ、参加者の脚力によってコースを設定。何と74歳の常連の参加者もいるそうだ。
中島サイクルのここがポイント!〜お客さんをよく見る〜
お店がシマノサービスセンターになった理由と、ふだんから心がけていることについて店長の増井さんに聞いてみた。
「元々、他店購入の自転車もパーツなどの取り扱いがあれば修理を受けていました。相模原市近辺は転勤などで転居してくる方も多くいます。前の居住地で通っていたショップから転居先に近いショップへスムーズに移れたらいいですよね。そういう、どんな人も受け入れるという姿勢から、シマノサービスセンターになりました。日本各地につながりのあるスポーツ自転車専門店がいくつもあり、その中にはシマノサービスセンターになっているお店もあります。今後はシマノサービスセンター同士の横のつながりも広げていけたらいいな、と思っています」と増井さん。
「ふだんから心がけていること? そうですね……。“お客さんのことをよく見る”ようにしています。例えばお客さんの自転車をメンテナンスするとき、ブラケットの角度やサドル位置もこちらで勝手に修正するとむしろお客さんが困る場合があります。ですので、まずは乗り手をよく見て、乗りにくそうにしていないかよくチェックしたり、その方のセッティングには理由があるのかお話をよく聞いてから提案するようにしています。
自転車を預けていただいたとき、何か1つでもいいから“びっくりしてほしい”という気持ちがあるんです。いい意味での驚き、という意味ですよ。そのためにも、すぐには見えないようなところもしっかりとメンテナンスの手を加えています。“中島サイクルで自転車を買うと長持ちするんだよね”と思ってもらえるよう、日々作業をしています」。
中島サイクルのスタッフはみな自転車乗りであり、ロードバイクをはじめトライアスロンやMTBにも精通している。スポーツ自転車の楽しみ方を相談し、経験談を聞ける貴重なショップだ。相模原近隣の方はぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。
シマノサービスセンターとは?
シマノ製品のサービス拠点としての役割を果たす自転車ショップ。専門技術・知識を持つプロが常駐し、バイク購入の相談から購入後のメンテナンスまで安心して任せられる。他店購入の自転車の持ち込みがOKなのも特徴だ。詳しくは、『シマノユーザー必見! シマノサービスセンターって知ってる!?』の記事をチェックしよう。