女子500mTTで杉浦佳子が金メダル獲得！2023UCI世界選トラックパラサイクリング

2023.08.08
レース

photo Japan Cycling Federation

川本翔大は男子オムニアムで銀メダル獲得

『2023UCI自転車世界選手権大会』イギリス・グラスゴー大会５日目（DAY-5）の2023年8月7日（月）、トラックパラサイクリングの女子C3 500mタイムトライアル、男子C2 1kmタイムトライアルが行われ、日本代表選手がそれぞれメダルを獲得した。

女子C3 500mタイムトライアル

杉浦佳子は、ただ一人40秒を切るタイムを叩き出し優勝、金メダルを獲得。

今大会、個人パシュートに次ぐ2つ目の金メダル獲得となった。

2023UCI世界選　パラ　トラック女子500mTT

【女子C3 500mタイムトライアル決勝】
1位杉浦佳子（日本）39.184
2位 van den AARSSEN Aniek（オランダ）40.086
3位 PEMBLE Mel（カナダ）41.404

【杉浦選手のコメント】
「今大会のバンクは少し苦手なタイプでしたので、伊豆ベロドロームでの自己ベストをターゲットに、目標を39秒5としていました。自分としては最高に結果になったと思います。自分はトラックには向いていないと思っていましたので、こういう結果になったのは最初から丁寧に教えてくれたコーチ陣に恵まれたからだと思います。」

男子C2 1kmタイムトライアル

川本翔大は予選を2位で通過して、決勝ではその予選のタイムを上回る快走を見せたが、僅かに届かずこの種目2位で銀メダル獲得。

この結果、4種目の合計ポイントで争われるオムニアムでは、総合ポイントを132ポイントと伸ばして、こちらも総合2位で銀メダル獲得となった。

2023UCI世界選　パラ　トラック男子C2 1kmTT

【男子C2 1kmタイムトライアル決勝】
1位 LEAUTE Alexandre（フランス）1:09.947
2位川本翔大（日本）1:10.700
3位 ALLAN Gordon（オーストリア）1:11.445

【川本選手のコメント】
「銀メダルは率直に嬉しいです。ですが、個人パシュートで銅メダルでしたので、また新たに課題が見つかったと思います。この後、ロードが控えていますので、しっかり狙えるところは狙って、トラックでメダルを獲れた良い流れをロードにもつなげて行きたいと思います。」

【沼部コーチのコメント】
「川本選手の走り（タイム）は、世界では絶賛されています。今日も22～4ラップのタイムは1番速かったです。ですが、川本選手は片脚ですので、どうしても1ラップ目のタイムが両脚の選手より劣ってしまいます。片脚しかない選手では、川本選手が世界で一番速いのです。日本のみなさんにも、川本選手の凄さを知って頂けたらと思います。」