ツール・ド・フランス2023 第16ステージ個人TTはマイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴーが圧勝

  • photo A.S.O. /Pauline BALLET/Charly Lopez

第110回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)は、休養日明けの7月18日に、パシーからコンブルーまでの22.4kmで個人タイムトライアルの第16ステージを競い、マイヨ・ジョーヌを着たデンマークのヨーナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)が、区間2位のタデイ・ポガチャル(UAEチーム・エミレーツ/スロベニア)に1分38秒の大差を付けて圧勝した。
 

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■マイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴーが今大会唯一の個人TTで圧勝した (photo : A.S.O. /Charly Lopez)

 
これでヴィンゲゴーは総合2位のポガチャルに1分48秒差を付けて最終週の山岳ステージに挑む事になった。区間3位は2分51秒差でベルギーTTチャンピオンのウァウト・ヴァンアールト(ユンボ・ヴィスマ)だった。
 

マイヨ・ジョーヌが圧勝

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(photo : A.S.O. /Charly Lopez)

 

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● 第16ステージのコースプロフィール (MAP : ASO)

 
今大会唯一の個人タイムトライアルだった第16ステージは157選手が出走。米国のマッテーオ・ヨーゲンソン(モビスターチーム)がスタートしなかった。最初の20人で最も速いタイムを出したのは、最終日前日に誕生日を迎えて40歳になるベルギーのドリース・デヴェニンス(スーダル・クイックステップ)だった。彼は休養日に今季で引退すると表明したばかりだった。

その後、デヴェニンスのチームメイトであり、フランスTTチャンピオンのレミ・カヴァニャ(スーダル・クイックステップ)が暫定1位で2時間12分間(!)ホットシートに座っていた。しかし、ベルギーTTチャンピオンのヴァンアールトが彼のタイムを35秒上回った。

そのタイムも、マイヨ・ブランを着たスロベニアTTチャンピオンのポガチャルとマイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴーが走り出すと、すぐに色褪せてしまった。2分前にスタートしたポガチャルが7.1kmの第1計測ポイントで最速タイムを出した後、ヴィンゲゴーが16秒速いタイムで通過したのだ。
 

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(photo : A.S.O. /Charly Lopez)

 
カテゴリー2のドマンシーの丘のふもとでは、タイム差は31秒に広がっていた。ここでポガチャルはバイク交換を行ったが、ヴィンゲゴーはそのまま走り続け、頂上の計測ポイントでタイム差は1分5秒になっていた。ポガチャルは先にスタートしていたスペインのカルロス・ロドリゲス(イネオス・グレナディアズ)の後方でゴールして暫定1位になったが、ヴィンゲゴーはすぐゴールに飛び込み、1分38秒の大差を付けていた。
 

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■個人TTで大差を付けられてしまった総合2位のポガチャル (photo : A.S.O. /Pauline BALLET)

 
ヴィンゲゴーの区間優勝は、ユンボ・ヴィスマにとって今年のツールで最初の区間優勝になった。3分36秒差の区間12位でゴールしたロドリゲスは、総合3位の座を英国のアダム・イェーツ(UAEチーム・エミレーツ)に明け渡す事になってしまった。しかし、2人のタイム差はたった5秒だ。最終週の山岳ステージでは、パリの表彰台争いにも注目だ。

■区間優勝したヴィンゲゴーのコメント
「今日はとても調子が良いと感じていた。今まで走った中で最高の個人タイムトライアルだった。今日自分が成し遂げた事を誇りに思うし、この優勝はとても嬉しい。正直言って、自分がやってのけたタイムトライアルに自分で驚いている。こんなにうまくいくとは思わなかった。

まだこのツール・ド・フランスで勝った訳ではない。厳しい日々はこれから来るから、レースはまだ終わっていないと思う。マイヨ・ジョーヌを守るために、まだ出来うる全ての事をやらなければならない」
 

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■総合でのタイム差を1分48秒に広げて最終週をスタートしたマイヨ・ジョーヌのヴィンゲゴー (photo : A.S.O. /Charly Lopez)


■第16ステージ結果

[7月18日/パシー~コンブルー/22.4km]
1. J. VINGEGAARD (JUMBO-VISMA / DEN) 32′ 36”
2. T. POGAČAR (UAE TEAM EMIRATES /SLO) + 01′ 38”
3. W. VAN AERT (JUMBO-VISMA / BEL) + 02′ 51”
4. P. BILBAO LOPEZ (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) + 02′ 55”
5. S. YATES (TEAM JAYCO ALULA / GBR) + 02′ 58”
6. R. CAVAGNA (SOUDAL QUICK-STEP / FRA) + 03′ 06”
7. A. YATES (UAE TEAM EMIRATES / GBR) + 03′ 12”
8. S. JENSEN (LIDL – TREK / DEN) + 03′ 21”
9. M. PEDERSEN (LIDL – TREK / DEN) + 03′ 31”
10. D. GAUDU (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 03′ 31”
12. C. RODRIGUEZ CANO (INEOS GRENADIERS / ESP) + 03′ 36”

■第16ステージ後の総合成績(マイヨ・ジョーヌ)
1. J. VINGEGAARD (JUMBO-VISMA / DEN) 63h 06′ 53”
2. T. POGAČAR (UAE TEAM EMIRATES /SLO) + 01′ 48”
3. A. YATES (UAE TEAM EMIRATES / GBR) + 08′ 52”
4. C. RODRIGUEZ CANO (INEOS GRENADIERS / ESP) + 08′ 57”
5. J. HINDLEY (BORA – HANSGROHE / AUS) + 11′ 15”
6. S. KUSS (JUMBO-VISMA / USA) + 12′ 56”
7. P. BILBAO LOPEZ (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) + 13′ 06”
8. S. YATES (TEAM JAYCO ALULA / GBR) + 13′ 46”
9. D. GAUDU (GROUPAMA – FDJ / FRA) + 17′ 38”
10. F. GALL (AG2R CITROEN TEAM / AUT) + 18′ 19”

[各賞]
■ポイント賞:J. PHILIPSEN (ALPECIN-DECEUNINCK / BEL)
■山岳賞 : G. CICCONE (LIDL – TREK / ITA)
■新人賞 :T. POGAČAR (UAE TEAM EMIRATES /SLO)
■チーム成績:JUMBO-VISMA (NED)
 

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■カテゴリー2のドマンシーの丘でポイントを稼いだチッコーネが山岳賞1位を守った (photo : A.S.O. /Charly Lopez)


第17ステージはアルプスのクイーンステージ

 

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● 第17ステージのコースプロフィール (MAP : ASO)

 
7月19日はサン・ジェルヴェ・モン・ブランをスタートし、クールシュヴェルでゴールする166kmで、アルプス山岳クイーンステージの第17ステージが行われる。

コースはカテゴリー1の峠を2カ所、カテゴリー2の峠を1カ所越えた後、今大会最高峰の2304mでアンリ・デグランジュ賞がかけられたカテゴリー超級のローズ峠に挑む。ゴールは頂上ではなく、6.6km下ったクールシュヴェルになっている。
 

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(photo : A.S.O. /Charly Lopez)

 

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