クリテリウム・デュ・ドーフィネ2023 第2ステージはアラフィリップが優勝

  • photo A.S.O. /Billy Ceusters / ©Soudal Quick-Step / ©Dario Belingheri / Getty Images

フランスで開催中の第75回クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)は、6月5日にブラサック・レ・ミーヌからラ・シェーズ・デュまでの167.5kmで第2ステージを競い、地元フランスのジュリアン・アラフィリップ(スーダル・クイックステップ)が、アップヒルのゴールスプリントを制して区間優勝した。
 

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■地元フランスのアラフィリップがアップヒルのゴールスプリントを制した (photo : ©Soudal Quick-Step / ©Dario Belingheri / Getty Images )

 
区間2位はエクアドルのリチャル・カラパス(EFエデュケーション・イージーポスト)、3位はエリトリアのナトナエル・テスファスィオン(トレック・セガフレード)だった。

総合リーダーのマイヨ・ジョーヌを着たフランスのクリストフ・ラポルト(ユンボ・ヴィスマ)は区間4位でゴール。区間1位で10秒のボーナスタイムを獲得したアラフィリップとはタイム差がなくなったが、ラポルトが総合首位の座を守った。
 

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■地元フランスのラポルトがマイヨ・ジョーヌを守った (photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 
第2ステージは144選手が出走したが、8km地点で発生した落車事故でスティーフェン・クラウスウェイク(ユンボ・ヴィスマ)を含めた3選手がレースを棄権した。

ユンボ・ヴィスマとスーダル・クイックステップが集団をコントロールし、ゴールまで残り10kmの最後のカテゴリー4の丘で逃げは全員吸収された。そこからカウンターでアタックがかかり続けたが、失敗に終わった。終盤はユンボ・ヴィスマが引き続け、前日に続いてこのステージもヨーナス・ヴィンゲゴー(ユンボ・ヴィスマ)がラポルトのために集団を引いた。

しかし、最後のゴールスプリントでは、最初にスパートしたカラパスをうまく発射台に利用したアラフィリップが飛び出し、大差を付けてフィニッシュラインを通過した。彼は2018年と2019年にもドーフィネで区間優勝していて、これが区間通算3勝目となった。アラフィリップがUCIワールドツアーで勝ったのは、昨年4月のイツリア・バスク・カントリーの第2ステージ以来だった。

■区間優勝したアラフィリップのコメント
「得るのが難しい勝利だった。しかし、それは素晴らしい気分だ。この数カ月は長く、勝利の味を取り戻すために懸命に働いた。これをとりわけドーフィネで得られてホッとしている。我々はヴァーノン、もしくはセネシャルかバジョーリのスプリントを目指してスタートした。自分は長い事、この状況になっていなかった。

ヴァーノンは最後にダメになり、セネシャルは残り2kmで限界だと言った。バジョーリの姿はなかった。ボクは良い脚があり、皆が少し苦労しているのを見ていた。そして適切なタイミングで努力した。これ以上の夢はなかった。区間優勝したいと言っていたが、それが2日目で達成された。今はずっとリラックスできるが、とてもモチベーションが高いからベストを尽くすよ」
 

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■アラフィリップがUCIワールドツアーのレースで勝ったのは、昨年4月以来だった (photo : ©Soudal Quick-Step / ©Dario Belingheri / Getty Images )


■第2ステージ結果

[6月5日/ブラサック・レ・ミーヌ~ラ・シェーズ・デュ/167.5km]
1. JULIAN ALAPHILIPPE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA) 03h 54′ 53”
2. RICHARD CARAPAZ (EF EDUCATION – EASYPOST / ECU)
3. NATNAEL TESFATSION (TREK – SEGAFREDO / ERI)
4. CHRISTOPHE LAPORTE (JUMBO-VISMA / FRA)
5. MAXIM VAN GILS (LOTTO DSTNY / BEL)
6. ROBERT STANNARD (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS)
7. FRED WRIGHT (BAHRAIN VICTORIOUS / GBR)
8. EDGAR OSCAR ONLEY (TEAM DSM / GBR)
9. MARCO BRENNER (TEAM DSM / GER)
10. CLÉMENT CHAMPOUSSIN (TEAM ARKEA – SAMSIC / FRA)

■第2ステージ後の総合成績
1. CHRISTOPHE LAPORTE (JUMBO-VISMA / FRA) 07h 38′ 13”
2. JULIAN ALAPHILIPPE (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
3. RICHARD CARAPAZ (EF EDUCATION – EASYPOST / ECU) + 00′ 04”
4. RUNE HERREGODTS (INTERMARCHÉ – CIRCUS – WANTY / BEL) + 00′ 06”
5. MAXIM VAN GILS (LOTTO DSTNY / BEL) + 00′ 10’’
6. ROBERT STANNARD (ALPECIN-DECEUNINCK / AUS) + 00′ 10’’
7. FRED WRIGHT (BAHRAIN VICTORIOUS / GBR) + 00′ 10’’
8. MARCO BRENNER (TEAM DSM / GER) + 00′ 10’’
9. CLÉMENT CHAMPOUSSIN (TEAM ARKEA – SAMSIC / FRA) + 00′ 10’’
10. EDVALD BOASSON-HAGEN (TOTALENERGIES / FRA) + 00′ 10’’
 

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(photo : A.S.O. /Billy Ceusters)

 

クリテリウム・デュ・ドーフィネ 公式サイト

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