山岳TTでカルーゾ4位、新城「キツイ上りだった」ジロ・デ・イタリア2023 第20ステージ

ジロ・デ・イタリア2023 第20ステージは、今大会3度目の個人タイムトライアル。序盤約10kmの平坦区間を走り、そこからはチームカーも通ることができない細い道をひたすら駆け上がる激坂での個人タイムトライアルはまさに個々の力のぶつかり合いで、マリア・ローザが決まるカギとなるステージだった。

バーレーン・ヴィクトリアスのエース、ダミアーノ・カルーゾは中間タイムからトップタイムを更新し、フィニッシュタイムでも暫定1位につけたが、その後スタートした総合上位3選手に更新されステージ4位となり、総合上位もこのステージと同じ結果となった。カルーゾは総合4位で第20ステージを終えている。上りのタイムトライアルを苦手としている新城は116位でフィニッシュした。

翌日はいよいよローマでの最終日。選手たちはチャーター機でレースの朝、ローマへ飛ぶ。バーレーン・ヴィクトリアスはチーム総合1位をキープしたまま最終日を迎え、ローマ市内に設定された周回コース126kmのショートステージを走る。新城は日本チャンピオンジャージでグランツールの最終日の表彰台に上るまで王手がかかった。

ジロ・デ・イタリア2023 第20ステージ 新城幸也

大観衆の声援を背にフィニッシュしてくる新城。タイムトライアルは日本チャンピオンではないので、ノーマルジャージでの出走となる Photo:Miwa IIJIMA

ジロ・デ・イタリア2023 第20ステージ 新城幸也

フィニッシュ後、スタッフに支えられる新城の頬は3週間前と比べて別人のようにコケている Photo:Miwa IIJIMA

 

新城幸也のコメント:
「かなりキツイ勾配の上りだったね、、、最初の平坦10kmはタイムトライアルバイクで走り、バイク交換をして上りパートは走った(フロントギヤは52×36、リヤ11-34)。ヘルメットはスタートからノーマル。できるだけ軽い装備で挑んだ。しかし、上りタイムトライアルに向いてないことを改めて感じた(苦笑)

それよりも、総合争いが面白かった。走り終えて、ホテルのテレビでレースを観てたんだけど、ダミアーノ(カルーゾ)がもしかしたらステージ優勝か!?というところから、次々と塗り替えられる総合上位勢のフィニッシュを皆さんと同じように楽しんだよ(笑)

チームメイトのおかげでチーム総合首位も守った!! 明日はみんなで表彰台に立てる。もちろん、ジョナタン(ミラン)のスプリントジャージも!さらに明日もステージ優勝目指して、頑張るよ~」

 

 

ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)

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