チームランキング1位に。新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023 第14ステージ

ジロ・デ・イタリア第14ステージは、昨日フィニッシュしたスイスからスタートし、1級山岳を超えてイタリアに戻る194km。56㎞地点の1級山岳シンプロンパス峠以外は平坦基調なコース設定だったが、今日も冷たい雨が選手たちを苦しめた。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023 第14ステージ

雨の1級山岳からの下りでの新城 Photo Sprint Cycling

スイスでのスタート地点では久々に太陽の日差しを感じられたが、イタリアに近づくにつれて、雨が降り始め、選手がシンプロンパス峠を通過する頃には強い風、激しい雨、気温も低いという厳しい気象条件に。

チームからはアンドレア・パスクァロン(イタリア)とヤッシャ・ズッタリン(ドイツ)が逃げ集団に入り、後続集団は21分ものタイムギャップを許します。

ステージ優勝は逃しましたが、このステージを終えてバーレーン・ヴィクトリアスはチーム総合1位にジャンプアップし、エースのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)は個人総合6位につけています。新城はメイン集団の中、81位でフィニッシュしています。

新城幸也 ジロ・デ・イタリア2023 第14ステージ

無事にフィニッシュした新城  Photo Sprint Cycling

新城幸也のコメント:

『今日も寒かった。スタートのスイスは20℃近くまで気温が上がったんだが……。今日のステージで通過する山岳は朝から雨が降っていて、気温も4℃となっていたので、下りの寒さ対策で毎日、うんざりする。チームカーに積んでる、レインバックをこんなに使った事は今までで一番だね。

しっかりと、着込んだけれど、雨で濡れた身体で30km以上の下りは、寒さしかない。トンネルの電気は付いてないし、トンネルの中を片側通行で工事してるし、トンネルの中で右車線から左車線へ左から右へ移動するし……ただただ、危険極まりない下りだった。

下りで凍え、平坦になっても身体は温まらずに、耐える時間はとても長く感じた。チームからは2人、逃げに乗ったが、ステージ優勝するには至らなかった。

明日はミニロンバルディアのようなステージ。4つの山岳はどれも破壊力満点な上りだが休息日を楽しむ為にも、明日は頑張らないとね!』

ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)

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