ミランをアシストする新城 距離短縮のジロ・デ・イタリア2023 第13ステージ
ジロ・デ・イタリアの第13ステージは、このジロにおいて最難関、最高難易度の山岳ステージとなるはずでした。しかし、イタリアを襲う記録的な連日の大雨で大会最標高地点のグラン・サンベルナール峠の走行は危険と判断され、74.6kmの短縮コースで行われました。コースが本来のスタート地点でスタートサインとパレード走行を行った後、選手たちはチームバスでコース終盤に設定されていた1級山岳の麓まで移動し、スタートを切りました。
距離が207kmから74.6kmに短縮されたとはいえ、新たなスタート地点からいきなり急こう配の1級山岳クロワ・ド・クールと、その後長い下りの途中でスイスに入国し、フィニッシュまで再び1級山岳のクラン・モンタナ山頂へ13km上るショート山岳ステージとなりました。
新城はこの日も、スプリントリーダージャージをキープするジョナタン・ミラン(イタリア)をサポートしながら2度の1級山岳を超え、105位でフィニッシュしている。
第12ステージでの落車が心配されたジャック・ヘイグ(オーストラリア)ですが、今日もレースを続行できており、ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)の総合5位もキープ。そして、マリアチクラミーノ(スプリントリーダージャージ)もジョナタン・ミランが守っている。バーレーン・ヴィクトリアスは、現在チームランキングでも総合3位につけている。
新城幸也のコメント:
『今日も無事に1日が終わった。朝から色々な事がありすぎて、話題が多い1日だったね。ひとまずず時間制限内にゴールできて、ホッとしたよ。距離が短いとタイムアウトの時間も制限時間も短いので……。
スタートからジョナタンと一緒に上って、下りで大きなグルペットに合流できて、任務完了。最後の上り口ではメイン集団から2分しか遅れてなかったので、グルペットもかなりペースを上げたということ。
今日の制限時間はおおよそ30分だったし、ゆっくりしていられないんだよね。明日はスプリントの大事なステージ。呆れるぐらい、また雨の予報だけど(苦笑)。スプリントリーダージャージのジョナタンのために頑張る、やりがいがあるステージだ!』
ジロ・デ・イタリア公式サイト
Giro d’Italia 2023 | Official site (giroditalia.it)