ティレーノ～アドリアティコ2023 第４ステージはログリッチが優勝
イタリアで開催中の第58回ティレーノ～アドリアティコ（ＵＣＩワールドツアー）は、3月9日にグレッチョからトルトレートまでの218kmで、アップヒルゴールの第４ステージを競い、スロベニアのプリモシュ・ログリッチ（ユンボ・ヴィスマ）が区間優勝した。
■昨シーズンのケガから復帰したログリッチが早々と勝利を収めた (photo : LaPresse)
区間2位はフランスのジュリアン・アラフィリップ（スーダル・クイックステップ）、3位は英国のアダム・イェーツ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）だった。
総合リーダーのマリア・アッズーラを着ていたイタリアのフィリッポ・ガンナ（イネオス・グレナディアズ）は、最後の上りで集団から脱落し、5分以上遅れてゴール。前日まで28秒遅れの総合2位に付けていたドイツのレナート・ケムナ（ボーラ・ハンスグローエ）が総合首位になった。しかし、総合２位のログリッチとのタイム差はたった６秒だ。
■ケムナが総合首位になり、マリア・アッズーラを獲得した (photo : LaPresse)
第4ステージは最後の上りのが始まる前のゴールまで残り4.4kmで、集団の前方を走っていた英国のトーマス・ピドコック（イネオス・グレナディアズ）がバランスを崩し、前を走っていたベルギーのウァウト・ヴァンアールト（ユンボ・ヴィスマ）を巻き込んで落車する事故が発生した。幸い２人とも大したケガはなく、レースを続ける事ができた。
■ログリッチがヴァンアールトに代わってアップヒルゴールを制した (photo : LaPresse)
■区間優勝したログリッチのコメント
「我々の計画は、今日結果を出す事だったが、ボクは一番の計画ではなかった。それはヴァンアールトのための計画だったが、彼が落車した後、我々は計画を変更し、ボクが勝った。勝つのはいつも素晴らしく、自分のケガからどれだけ早く回復したかを見るのは印象的だよ」
■表彰台の上で得意のポーズを決めたログリッチ (photo : LaPresse)
■第4ステージ結果
［3月9日／グレッチョ〜トルトレート／218km］
1. ROGLIC Primoz (JUMBO-VISMA / SLO) 5:00:04
2. ALAPHILIPPE Julian (SOUDAL QUICK-STEP / FRA)
3. YATES Adam Richard (UAE TEAM EMIRATES / GBR)
4. KELDERMAN Wilco (JUMBO-VISMA / NED)
5. GEOGHEGAN HART Tao (INEOS GRENADIERS / GBR)
6. MAS NICOLAU Enric (MOVISTAR TEAM / ESP)
7. LAFAY Victor (COFIDIS / FRA)
8. GONCALVES ALMEIDA Joao Pedro (UAE TEAM EMIRATES / POR)
9. VLASOV Aleksandr (BORA – HANSGROHE / RUS)
10. CARTHY Hugh John (EF EDUCATION – EASYPOST / GBR)
17. KAMNA Lennard (BORA – HANSGROHE / GER) 0:05
65. GANNA Filippo (INEOS GRENADIERS / ITA) 5:21
■第4ステージ後の総合成績
1. KAMNA Lennard (BORA – HANSGROHE / GER) 15:38:46
2. ROGLIC Primoz (JUMBO-VISMA / SLO) 0:06
3. GONCALVES ALMEIDA Joao Pedro (UAE TEAM EMIRATES / POR) 0:08
4. MCNULTY Brandon (UAE TEAM EMIRATES / USA) 0:13
5. KELDERMAN Wilco (JUMBO-VISMA / NED) 0:15
6. VLASOV Aleksandr (BORA – HANSGROHE / RUS) 0:17
7. HINDLEY Jai (INEOS GRENADIERS / AUS) 0:18
8. GEOGHEGAN HART Tao (INEOS GRENADIERS / GBR) 0:19
9. CICCONE Giulio (TREK – SEGAFREDO / ITA) 0:26
10. MAS NICOLAU Enric (MOVISTAR TEAM / ESP) 0:27
(photo : LaPresse)
