ＵＡＥ・ツアー2023 第3ステージはルビオがプロ初優勝し、エヴェネプールが総合首位
中東のアラブ首長国連邦で開催中の第5回ＵＡＥ・ツアー（ＵＣＩワールドツアー）は、2月22日にアンブレラビーチ・アル・フジャイラをスタートし、ジェベル・ジャイス頂上にゴールする185kmの第３ステージを競い、コロンビアのエイネル・ルビオ（モビスターチーム）が独走で区間優勝した。
■誕生日だったルビオがプロ初優勝を果たした(photo : LaPresse)
2位は14秒遅れで世界チャンピオンのレムコ・エヴェネプール（スーダル・クイックステップ／ベルギー）、3位は15秒遅れで英国のアダム・イェーツ（ＵＡＥチーム・エミレーツ）だった。真紅の総合リーダージャージを着ていたオーストラリアのルーカス・プラップ（イネオス・グレナディアズ）は、15秒遅れの集団でゴールし、エヴェネプールが総合首位に立った。
この日が25歳の誕生日だったルビオは、全長21kmのジェベル・ジャイスの坂の、残り10kmで単独アタックを試み、そのまま独走で逃げ切ってプロ初優勝をＵＣＩワールドツアーで成し遂げた。
後続集団では残り200mでエヴェネプールがアタックし、わずかに先行してゴール。その1秒差と区間2位のボーナスタイムで、プラップに7秒差を付けて真紅の総合リーダージャージを獲得した。
■プロ初優勝したルビオのコメント
「これは信じられない。自分の誕生日にプロ初優勝で、プロになってから多くの身体的問題を経験した後だった。ボクは今、非常に調子がよく、チームはボクを王様のように扱ってくれた。ただ付いて行く計画だったが、あまりにも強いと感じたから、アタックする事にした。今日はボクのスポーツのキャリアでとても特別な日だ」
■総合首位に立ったエヴェネプールのコメント
「最後に良いスプリントができたから、区間優勝にとても近かったのは残念だった。でも、レッドジャージは非常に素晴らしい報酬だ。何人か脱落したので、我々は上りでちょっと不運だった。だから望むようには実行できず、ルビオを捕まえられなかった。でも、チームは今日とても強かった」
■エヴェネプールが真紅の総合リーダージャージを獲得した(photo : LaPresse)
■第３ステージ結果
［2月22日／アンブレラビーチ・アル・フジャイラ～ジェベル・ジャイス／185km］
1. RUBIO REYES Einer Augusto (MOVISTAR TEAM / COL) 4:51:24
2. EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 0:14
3. YATES Adam Richard (UAE TEAM EMIRATES / GBR) 0:15
4. LUTSENKO Alexey (ASTANA QAZAQSTAN TEAM / KAZ) 0:15
5. PLAPP Lucas (INEOS GRENADIERS / AUS) 0:15
6. VANHOUCKE Harm (TEAM DSM / BEL) 0:15
7. GLOAG Thomas (JUMBO-VISMA / GBR) 0:15
8. LEKNESSUND Andreas (TEAM DSM / NOR) 0:15
9. KUSS Sepp (JUMBO-VISMA / NED) 0:15
10. ZWIEHOFF Ben (BORA – HANSGROHE / GER) 0:15
■第３ステージ後の総合成績
1. EVENEPOEL Remco (SOUDAL QUICK-STEP / BEL) 8:27:22
2. PLAPP Lucas (INEOS GRENADIERS / AUS) 0:07
3. BILBAO LOPEZ Pello (BAHRAIN VICTORIOUS / ESP) 0:11
4. DE BOD Stefan (EF EDUCATION – EASYPOST / RSA) 1:01
5. POELS Wouter (BAHRAIN VICTORIOUS / NED) 1:04
6. VANHOUCKE Harm (TEAM DSM / BEL) 1:10
7. LEKNESSUND Andreas (TEAM DSM / NOR) 1:10
8. RUBIO REYES Einer Augusto (MOVISTAR TEAM / COL) 1:11
9. STEINHAUSER Georg (EF EDUCATION – EASYPOST / GER) 1:11
10. YATES Adam Richard (UAE TEAM EMIRATES / GBR) 1:12
(photo : LaPresse)
