フランスのコフィディスが来季UCIワールドチームに昇格
国際自転車競技連合(UCI)は10月24日に、2020年から2022年までの期間のUCIワールドツアー・ライセンスを与えられる資格がある19チームのリストを発表した。
10月1日までの期限に、ファースト・ディビジョンのUCIワールドチームへの登録申請を行ったチームは20チームで、今シーズンのUCIワールドチームは、18チーム全てがUCIワールドツアー・ライセンスを更新することができた。その中には、来季イスラエル・サイクリングアカデミーがチーム運営を引き継ぐチームカチューシャ・アルペシンも含まれていた。
UCIプロコンチネンタルチームからの昇格を目指していたのはフランスのコフィディス・ソリュシオンクレディとチームアルケア・サムシックの2チームだったが、24日にUCIワールドツアー・ライセンスの授与資格を与えられたのはコフィディスだけだった。
コフィディスはUCIワールドツアーの前身であるUCIプロツアーの時代にファースト・ディビジョンのUCIチームとして活動していたが、2010年以降はずっとセカンド・ディビジョンのUCIプロコンチネンタルチームで走っていた。
UCIワールドチーム昇格を果たせなかったチームアルケア・サムシックには、来季コロンビアのナイロ・キンタナが移籍する予定だが、ツール・ド・フランスの参加には主催者の招待状を待たなければならなくなった。
2020-2022シーズンのUCIワールドツアー・ライセンスを
授与した19チーム(2019年シーズンのチーム名称)
AG2R LA MONDIALE
ASTANA PRO TEAM
BAHRAIN – MERIDA
BORA – HANSGROHE
CCC TEAM
COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS (※新規昇格)
DECEUNINCK – QUICK – STEP
EF EDUCATION FIRST
GROUPAMA – FDJ
LOTTO SOUDAL
MITCHELTON – SCOTT
MOVISTAR TEAM
TEAM DIMENSION DATA
TEAM INEOS
TEAM JUMBO – VISMA
TEAM KATUSHA ALPECIN
TEAM SUNWEB
TREK – SEGAFREDO
UAE TEAM EMIRATES
トタル・ディレクトエネルジーは
来季全てのUCIワールドツアーに招待される
UCIは同時に、新しいUCI規則に基づいて今季最終のUCIワールドランキングのチームランキングでトップのUCIプロコンチネンタルチーム(来季からUCIプロチームに名称が変更する)が、2020年シーズンのUCIワールドツアー参加資格を取得したと発表した。
2019年シーズン最終のUCIワールドランキングで最も上位だったのはフランスのトタル・ディレクトエネルジーで、全てのUCIワールドツアーの招待を受けることになり、ツール・ド・フランスの参加資格も獲得した。一方、この新ルールにより来年のグランツールの主催者招待枠はたった2チームになった。
2番目に上位だったベルギーのワンティ・ゴベールサイクリングチームには、UCIワールドツアーの中で来季新設される全てのUCIクラシックシリーズに招待されることになった。
この2チームには招待されたUCIワールドツアーのレースに参加しなければならない義務はなく、彼らが辞退した場合、その招待枠は主催者に戻されることになる。
(UCI公式サイト)